人生、成り行き―談志一代記

著者 :
  • 新潮社
3.69
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本棚登録 : 100
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103069416

作品紹介・あらすじ

「百年に一人」と賞される現代落語界の至宝、立川談志はその挿話と騒動の多彩さもまた国宝級である。戦時中の少年時代から真打昇進をめぐるごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱退と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで。立川志の輔もゲストに招いた、言い遺しておきたいことのすべて。

感想・レビュー・書評

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  • 特典

  • 「この人」はと思う人を
    しっかり語り継ぐ
    ただ、もうそれだけで
    大切な「一つの芸」だと思う

    吉川潮さん
    お見事!

  •  本書、全編これ立川談志。
     なので、談志ファンは読むだろうし、落語ファンだっていままでの東京の落語界、そしてこの先どうなるといったところで読むんでしょう。とすれば、アタクシなんぞがこれ以上書くこともなくて、最後にいいもの読んだァ、と感嘆してお仕舞いでいいんです。小さん師匠との間柄についても、相手が吉川さんだから、そしてこの年になったからはじめて書けることもあったりして、企画としてもこれ以上無く、よかったんじゃないかなぁ……と。

  • 奥さんに関する話がほんわかしていて良かった。また、師匠が奥さんのことをちっとも悪く言わないどころか、良い所を挙げてストレートに褒めているのは素晴らしいと思う。

  • オレ的気になる人ランキング上位に位置していた立川談志。

    その談志がこの前死んだ。

    別にファンでもないし、落語は好きでちょこちょこ聞くが談志の落語は聞いたことがない。

    自分の中で談志の落語を聞くということは、音楽で言ったらマイルスデイビスを聞くことに等しい畏怖があった。

    自分が想像するにおそらく落語界の最高峰。

    談志の事は全く知らないので勝手な想像なのだが、談志以前と以後で世界が変わったような、そんな巨人をイメージしている。

    圧倒的な本物に対峙するためにはその深みにはまる覚悟が必要だ。好きになるにせよ、ならないにせよ、自分が持てる感性を最大限に引き延ばして本気で挑まなければわからないんだろうなという巨人攻略のための重たい覚悟が必要。

    そんな事を考えてしまうとどうも腰が重くなり、いつまでたってもマイルスは聞かないし、談志の存在にもいつまでも目をつぶっていた。たまに片目だけ開けてこっそり見たりもしてはいたが、まだ手を出すには早すぎると考えていた。

    この前、談志が死んだニュースを見て、いつか、聞いたことのない彼の落語を聞いた時、永遠に埋まることのない欲求不満を自分が持つことになってしまう可能性がうまれてしまった事実がショックで、なんだか取り返しがつかないことをしてしまった気分になった。

    ジェームスブラウンが死んだときの感覚に似てるのかな。

    なんでも生きてるうちが華で、その華を出来るだけ最高にキレイなうちに、もったいぶらずに見ておくべきだと思う。

    自分も他人も生きてるうちが華なのだ。

    そんな事を考えてしまった読書でした。

  • とにかく凄い人という印象。

  • 談志、ここに在りって感じが、もうあちこちから湧いてくる。
    衆議院落選後の参議院選での街宣車からのアピールはすごい。
    政策なんていらない。
    誰を信じるかだ。
    ぽんぽんと速射砲のように繰り広げられるアピール。
    これはなかなかいまの政治家にはできない。
    やったところで、嫌がられるだけ。
    テレビに出ている人であり、談志だからできるのだろう。

    人間の業の肯定からイリュージョンへ。

    第9回そして最後の志の輔との対談は、立川流家元の真髄である。

  • 3/4読了。

  • 20/10/20 100
    現実は事実

    ポリティカリー・コレクト・・・正しいことしか言ってはいけない社会になったアメリカでひどい犯罪が多発する。

    熱心に取り組んでも結果がでなけりゃ仕方ないけれども

  • 『赤めだか』を読んで談志その人に興味がわいたので、読んでみた。

    小さんと袂を分かつ辺りの事情がよくわかった。
    弟子としては志の輔が登場。

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著者プロフィール

立川談志

一九三六年東京生まれ。五二年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、六三年に真打昇進、七代目立川談志を襲名。七一年、参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。八三年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。著書に『現代落語論』『談志楽屋噺』『新釈落語咄』など多数。二〇一一年没。

「2021年 『作家と家元』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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