窓の魚

著者 : 西加奈子
  • 新潮社 (2008年6月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103070412

窓の魚の感想・レビュー・書評

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  • 内湯に面している池が印象深い。内湯に入っていると、内湯に面するガラス張りの向こうが池で、池の鯉がパクパクとこちらに向かって口を開く様子や、緑の藻や白い何かが、内湯にも入ってきそうな気持ち悪い様子・・・・。このような気分が悪くなる温泉宿の描写も珍しい。ダークサイド西加奈子さん。今まで読んだ中だと、重い設定ながらも、明るさや暖かさがあった作品ばかりだった。こんな、冷たくて、暗くて、どんよりしている西加奈子さんの作品を読むのは初めてだった。温泉宿を訪れた4人の人生の一部分しか読者がわからないように、4人もお互いの一部分しか知らない。わからないことが多いのが当たり前である、というようなお話だった。

  • 何かおかしいと感じた。
    ところどころの描写がよくわからなかった。それもそのはず。

    よく掴めなくて読むのをやめようかとも思っていたらいつの間にか止まらなくなっていた。

    狂ってる。

    しんどい。しんどいけど奇妙でなぜか魅力があった。

    きっとあの窓の魚(鯉)もそんなだったのだと思う。

    幸せな一日の終わりに読むことはお勧めしません。

  • 1つの時を、4人がばらばらの視点で語る。

    同じ時を共有していても、考えること、感じること、そもそも意識する観点が全く違うことがよくわかる。

    描かれていない背景も多くて、気になるところが残ります。

  • 人に対して何かを期待したり、
    自分のイメージを創造したり、
    他人を評価したりする。

    登場人物達の心のバランス感覚が儚くって切ない。
    ストーリーが一方向に向かわないリアリティがあるかなと思った。

  • ううう。
    なぜだか薄い。希薄。

  • すごく不思議。わたしにはハテナしか残らなかった。でもその不思議さが想像を掻き立てられ惹かれた。

  • 最後の結末に、なぜかモヤモヤ。しかも読了感は、ちょっと暗い影を感じる。

  • 温泉旅行にきた四名のそれぞれの視点から構成された話。 四人それぞれ心に闇があるようで、けだるさが漂う。合間合間の証言から、殺人事件が絡んできて、犯人は最後のアキオ?と思ったら、曖昧なまま終了。
    普通はムカつくけど、なぜだかこの小説はこの終わり方がベストだと思った。さすが、西さん…

  • 風変わりな(気が狂っている、問題を抱えていると言った方が正確かもしれない)二組のカップルの、温泉旅行の話なのだが、ある日旅館で死体が見つかる。
    しかし、死体についてはあまり触れられず、四人の視点で話が語られる。
    何も解決しないため後味はスッキリしないのだが、四人が互いに抱える感情の語りに何故か引き込まれてしまう。

  • 誰だかが新聞でおすすめの本として紹介していて、わざわざ図書館で予約して読んだ。
    タイトルも装丁も好み。文章も構成も嫌いじゃない。
    でも、どうしてもこの不健全さが心地悪い。
    不健全なの全般ダメかっていうと、そんなことないのに、これは嫌だ。
    嫌だけど、全部読んじゃう文章の魅力はある。
    でも、細かな設定やなんかが好きにはどうしてもなれない。
    フクザツだ…

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