兄よ、蒼き海に眠れ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 17
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103090182

作品紹介・あらすじ

瀬戸内の基地で「回天」特攻隊員として出撃を待つ兄善一郎は、たぎる想いと葛藤の日々を、日記と弟への手紙に綴った。学童疎開先から返事を書き続ける弟昭二。だが東京大空襲の戦火で父と母を亡くし妹をも失ってしまう-。戦争に引き裂かれ、生と死の極限に生きた兄弟の魂の交流が照らし出す戦争の悲劇。書下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 戦時下の話ですが、その悲惨さにやるせない気持ちになってきますね。
    米軍の空襲を避けるために、家族離れ離れになり、それぞれが過酷な暮らしを要求される。
    一般市民を皆殺しにするような綿密な計画のもとに行われた東京大空襲。
    その焼け野原で、絶望に打ちのめされる人々。
    死ぬことを前提に、敵に一矢報いるためだけに訓練する特攻隊員。

    本で読んでいるだけで辛いのですから、実際に体験した方の苦労や思いというものは、想像を絶するものでしょうね。
    決して、読んでいて楽しい本ではありませんが、こういう本を通して戦争は絶対起こしてはいけないものであると学ぶことは重要なことなんだろうと思わされました。

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