ローマ人の物語 (5) ユリウス・カエサル-ルビコン以後

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  • 新潮社
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レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103096146

感想・レビュー・書評

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  • クレオパトラの死、シーザーの暗殺あたりまで。
    だいたい面白いところはカバーしている。

    ファッジ→ファシズム
    ローマ式敬礼→ムッソリーニ→ナチス

    小カトーとかキケロも死ぬ
    カエサルの「寛容」の度合い
    ちょっと大久保利通を思わせる

    スッラ式で行けば暗殺もなかっただろうに

    包囲殲滅とか海戦
    クレオパトラに厳しい見方

    カエサルの政治力と武力
    さすが歴史に足跡を残す人だなあ

    法の人、ローマ人
    哲学の人、ギリシャ人
    日本人は情の人?空気に流される人?大衆迎合の人?

    HBOのTV映画ROMEを見始める

  • 歴史ドキュメンタリー。

  • カエサルってすごい人やったんやねえ…。そして、クレオパトラって歴史にこう絡んでたのねー。次はいよいよ帝政か。

  • ローマ人の物語は、塩野ファンのみならず、どなたにもお勧めしたいシリーズ。この巻は、このシリーズで、最も面白い。もしかしてクライマックスかも。

  • ルビコン以後は カエサルとポンペイウスの内乱、元老院との政治闘争が中心。外国だけでなく、自国をも デザインしようとしたのが、ハンニバルやポンペイウスとの違い

    カエサル50歳以後の 数々の改革は 驚く。ローマの安定成長の基礎を カエサル一人で 築いている

  • 紀元前49年,カエサルがルビコン川を渡りポンペイウスとの対決,ファルサルスの会戦で勝利した.ポンペイウスはエジプトに逃避するも命運尽きる.追ってきたカエサルはエジプト王家の内紛アレキサンドリア戦役に介入しクレオパトラと出会った.その後ポンペイウスの残党を討つと,紀元前45年,ローマに帰還して帝国化への施策を次々と実行に移した.しかし,帝国建設を目前にして暗殺されてしまう.ブルータスは二人いた.オクタヴィアヌスが登場.13年の歳月をかけてアントニウス,クレオパトラとの闘争を勝ち抜き,紀元前30年,オクタヴィアヌスはローマに凱旋する.

  • カエサルは、歴史上の人物の中でも最も好きな人物である。

    以下は、この巻と前巻に記述された「カエサルの思考、行動」について。

    ・生涯を通じて彼を特徴づけたことの一つは、絶望的な状態になっても、機嫌の良さを失わなかった点である。

      → 楽天的でいられたのも、ゆるぎない自信があったからだ。

    ・カエサルは、自分の考えに忠実に生きることを自らに課した。
     それは、ローマの国体の改造であり、ローマ世界の新秩序の樹立であった。

    ・失敗の挽回には、二つの方法があるが、カエサルは後者の代表格であった。

     1)失敗に帰した事態の改善に努めることで、不利を挽回する人。

     2)それはそのままで、ひとまず置いておき、別のことを成功させることによって、情勢の一挙挽回を図る人。

    ・人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。
     多くの人は見たいと欲する現実しか見ない。  (カエサルの言葉)

    失敗の挽回法は参考になる。

  • 壮年後期から、死後のアントニウス・クレオパトラ対オクタヴィアヌスまで。

    カエサルの描写は絶対著者の贔屓目が入っているんだろうと思う。
    思いはするけどマリウス、スッラの粛清の凄惨さを見て育ち、40歳にして立って寛容路線を貫いた生き方。それから彼の死後のアントニウスとオクタヴィアヌスによる復讐とそれに続く戦争を考えると、やっぱりカエサルは特異な得難い人物だったんだろうなあ。
    同時代人のキケロも面白い人物だなあと思うんだけど、当時の当事者にとってはなかなかそう思えないだろうし、実際カエサル暗殺後には粛清されている。
    そんな厄介な人物を最後まで遇したカエサルについて、やっぱりもう一度考えずにはいられないのだった。

  • いよいよ、ルビコン渡河以降のカエサル(シーザー)。ポンペイウスとの戦い、ローマ掌握、暗殺、クレオパトラとアントニウスまで。
    ローマの版図が拡大し元老院による共和制の限界が見えた状況の打破としての専制政治、帝政への移行。ローマが辿った政治制度の分析に納得。塩野七生のシーザー大好き感もたっぷり。プロヴィンスはそもそも属州のこと、等、イタリア愛、フランスへの対抗意識も見えて面白い。

  • 塩野氏が紀元前に生まれたカエサルに惚れてしまっていることが感じられて面白い。そのためカエサルびいきになっている部分があると思われるが、カエサルの内面へのアプローチはこれ以上にないというくらい深いのではないか。彼女が推測しているカエサルの意思や意図というのは赤裸々ではあるが本当にそうであったとしてもおかしくないと思ってしまう。

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