求天記 宮本武蔵正伝

  • 新潮社 (2010年5月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784103110347

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

宮本武蔵の生涯を深く掘り下げた本作は、彼の人生を新たな視点から描いています。著者は、巌流島の決闘だけでなく、その後の流転に焦点を当てることで、武蔵の人間味や成長を鮮やかに表現しています。明快な文章で、...

感想・レビュー・書評

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  • 記録を見ると著者の本の10冊目だった.宮本武蔵の生涯を丹念に記述した486ページの大冊だが、明快な文章なので3日ほどで読破できた.彼に係わった多くの人物が登場するが、古宗紹琨、愚堂東提、水野勝成の3名が最も影響を与えたと感じた.佐々木小次郎との闘い、大坂城での戦闘など合戦の描写も楽しめた.義父の無二斎や最初の養子の三木之助とのやりとりも面白かった.

  • 星5つ

  • あれだけ話題になった人だからどんだけのものを書くンだろうと楽しみにしていたが、幼稚極まりない文章でびっくりした/ 物語性皆無/ 口語な教科書

  • 巌流島の決闘までがすべてのように語られる武蔵の人生において、その後の流転に重きをおいた本書は少し異色な武蔵伝でした。放浪者と題する井上雄彦氏のバガボンド(モーニングKC)とはまた切り口の異なる武蔵像が見れて良かったです。吉川英治に縛られない様々な武蔵があっても良いと思います。

    加藤廣氏の裏読みの歴史観にはいつも驚かされますが、もう少し時代の下ったものも読んでみたいです。

  • 「信長の棺」でハマった加藤廣の作品!
    「求天記」は宮本武蔵の物語。思ったより武蔵が普通の人でびっくり(笑)。武蔵って、もっと天才的奇人だと思っていたので。それから、巌流島の対決は、武蔵の人生の中では早い時期だったんだなぁ、とこれまた驚く。武蔵のことは全然知らない私でした。
    佐々木小次郎の素性や、巌流島の対決の背景を面白く読んだ。
    それから、さらりと徳川家光が家康と春日の局の子と書いてあったのだけど、それってほんと?先日に読んだ「家康、死す」も面白かったし、家康の物語もこれからは読まないと!

  • 宮本武蔵 正伝

    巌流島の小次郎との対決も興味深かった。
    武蔵がいかに慎重に対策を検討していたのか、

    大阪冬の陣では豊臣方、夏の陣では徳川方・・・・

  • 夫の上司からの借り本。前半は巌流島での決闘まで、後半はそれ以降各地を放浪しながら仕官の道を求める武蔵を描く。“巌流島“が切支丹排斥と小次郎暗殺を狙った細川家の陰謀というのは面白かった。ただ今までに持っていた武蔵のイメージと微妙な感じにずれているのが心地悪い。
    新鮮な切り口の新たな武蔵像、というほどでもないのが原因だろう。
    魅力的な人物は何人も登場するがどれも中途半端。

  • 有名な巌流島の決闘から始まり逝去まで語られた宮本武蔵伝。一般的な剣豪武蔵を期待するとあまりの人間臭い人間宮本武蔵に裏切られた気分になる可能性あり。個人的にはその後の武蔵を知る事が出来てよかった。文章の流れはスムーズで読みやすかったのは評価したい。

  • 初めての宮本武蔵モノ。僕には面白かったです。巌流島の戦いの背景は僕の無知無学もあり、面白かった。吉川英治さんの「宮本武蔵」も読んでみたいです。

  • 初の武蔵もの。今までの抱いていたイメージと大きく違ったが、加藤氏は独特の解釈だからな…。でも小次郎との戦い一点張りでないのがいい。

  • 従来の武蔵ぞうとは異なる視点。そのせいか、キャラおよび主役としての武蔵が活きておらず、狂言廻しのような役どころで焦点がぼけているのが、ざんねん。

  • 剣豪宮本武蔵ではなく、人間宮本武蔵にフォーカスを絞ったお話でした。
    なので、戦いより生き方が重く描かれています。
    やはり、宮本武蔵といえば剣豪、名勝負を期待してしまいますので戦いの場面では物足りなさもあります。
    しかししかし、いろんな人との出会いや、剣と個人の戦闘より、火器、集団での戦闘へ推移し、生まれるのが遅すぎたと感じながらも武将としての活路を見出そうとあがいている人間宮本武蔵は、剣豪宮本武蔵より魅力的にも感じられます。
    加藤さんの独特な視点でのお話の進め方も自分は好きです。

  • 「バガボンド」や吉川英治の「宮本武蔵」とは別物として読んでみました。長生きをした剣豪なので、大阪冬の陣や夏の陣など様々な歴史的事件と関わっているというのに驚きました。剣豪というより、歴史に翻弄される一人の男性としての生き方に興味を覚えました。

  • あの世紀の大決闘、宮本武蔵VS佐々木小次郎の巌流島の闘いが、実は当の本人たちも後世の私たちも気づかないうちに仕組まれたもので、九州は細川藩の筆頭家老によるキリスト教信者である佐々木小次郎の抹殺計画だったとは。なんだ、武蔵も利用されただけか、なんてね、そう言っちゃあ身も蓋もありませんが。当時のキリスト教信者に対する弾圧の激しさを考えれば、さもありなんと、スッキリ納得できます。

  • 小次郎との巌流島の戦い以降の武蔵の後半生を描いた作品。
    大体は史実をベースにしているようですが、かなり創作部分も盛り込まれていましたね。
    評価としては普通ですが、武蔵の後半生を興味深く読ませてもらいました。
    蛇足ですが、「信長の棺」から首尾一貫して信長殺害の首謀者は秀吉説を貫いてますね。
    作品の為なのか、本当に信じているのか、どっちなんでしょうね?

  • 読了2010/06/25

  • 巌流島の決闘は意外にもあっさり終わってしまう。
    佐々木小次郎がなんとも哀れである。
    その背景は確かに意外といえば、意外。

    ただ、『信長の棺』で描いていた説はそのまま織り込まれていて、
    大阪の冬の陣や夏の陣を描いていたのは、
    ひょっとすると、信長から家康までの天下獲りを完結させたかったのかなあ、と。

    武蔵像については『バガボンド』の印象があるせいか、
    ちょっと違和感を抱いてしまう。

  • 表紙の水墨画は宮本武蔵の作と云われる『枯木鳴鵙図』。“宮本武蔵 正伝”というくらいで、そのままズバリな装画チョイスですが、この水墨画が本当に武蔵本人が描いたとすると、人の才能について熟考してしまいそうです。刀を振るうが如く一瞬の筆さばきで描きあげているそうですが、剣術と画才とはどこか底辺で基を同じくするものなんでしょうかねぇ・・・

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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