秘録 島原の乱

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  • 新潮社 (2018年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103110378

作品紹介・あらすじ

島原の乱は豊臣秀頼の悲願を果たす復讐戦だった!? 遺作となった長編時代小説。炎上する大坂城を脱出した秀頼は、遥か薩摩で捲土重来を期していた。各大名が配下の剣士を競わせる寛永御前試合の生んだ一瞬の政治的空白。そこを衝いて登場したのが天草四郎だった。仕掛人は秀頼の遺志を継ぐ旧豊臣政権下の忍び達。そして四郎の風貌はあの貴人と瓜二つ……。伝説から加藤史観を花開かせた空前の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 天草島原の乱が舞台で加藤廣ファンとしては読むしかない一冊でしたが、過去の作品と比較すると引き込まれ感は少なかったです。
    忍者はあまり出てきて欲しくなかったのですが、ストーリーの整合性上仕方なかったのかとも思いました。
    秀頼と天草四郎の関係の説としては面白かったのですが、このような小説は、歴史的事実をどの程度取り入れるかによって面白みが変わってくるのであくまで一つの説と割り切って読む感じでした。

  • 著者の遺作となった本書。
    いつもながら著者の細かい描写はたくさんの文献から調査されたものなんだと感じる。
    ストーリー展開も秀吉の子、そして秀頼の子と時代描写も納得でき読み進めるのが早かった。

    この本を通して島原の乱とはなんだったのか勉強し直したり、島原の土地への旅行など考えたり余韻を楽しめた。

    著者の新作を読めないのは残念ですが、まだ読めていない作品をゆっくり読んでいこうかと。

  • 豊臣秀頼が大坂城を抜け出して薩摩に逗留する話から始まり、天草四郎の島原の乱へなだれ込むストーリーが楽しめた.島津義久と将軍徳川家光の腹の探りあり、小笛や小猿ら忍びのものの活躍、柳生刑部友矩らの暗躍、長野主馬らのロジスティックスへの配慮などなど、楽しめた.家光の衆道が全体の話の底流であったように感じた.有名な剣豪が数多く登場してくるが、試合などの場面の記述が素晴らしい.

  • 『信長の棺』『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』、本能寺三部作で有名な加藤廣氏の遺作。
    その他の著作も楽しく読んでいたため期待値が高かったからかもしれないが、物語全体に唐突な流れが多く、登場人物の関係性も分かり辛く、例えば島原で一揆を起こすに至る、本来重要なポイントが浅く描かれていたりと、残念ながらあまり楽しめなかった。
    ただ、87歳で急逝された直前まで執筆されていたであろう事を考えると、執筆自体が驚異的であり、時代小説に新しい視点を持ち込まれた加藤さんに感謝し、ご冥福をお祈りいたします。

  • 登場人物が多すぎて疲れる。
    歌仙兼定と同田貫と三池典太が出てきてびっくりした。ご丁寧に現在の所蔵先まで明記して。しかも忠興は物語に直接関係ない。

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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