女子的生活

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 999
レビュー : 178
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

感想・レビュー・書評

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  • 坂木司さんの本ってだけでなんの予備知識もなく借りて読み始めた本でね、
    図書館で受け取った途端「もしか若い子向けの青春小説か!?」と一瞬躊躇したり。
    読み始めて数ページの間は『和菓子のアン』的なお仕事小説かもなぁなんて思って読んでた…ん だ け ど。
    主人公みきちゃんの基本設定ったら。
    そっか、そうなんだ。
    だから、それも含んでの「女子“的”生活」なのかな。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    私が送ってきたチャランでポランな20代の頃と、
    軽いようでいて冷徹なみきちゃんの日々は、もちろん相違点もたくさんあるものの
    合コンでの合戦模様や、何かが違う!感満載のひとへのもやもやや、洋服のチョイスに悩む日常や。
    そんなところは「女子的」生活においては普遍なのだなぁ(笑)
    私には私なりのコンプレックスやモチベーションがあったように、みきちゃん達にもそういうものがある。
    かおりちゃんも仲村さんもゆいさんもケイコさんもマナミにも、なんらかの「あるある!」もしくは「おるおる!」な親近感。
    それぞれのファイティングポーズが魅力的。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    対して男のひと達は、後藤を含めてあんまり惹かれなかったなぁ。
    敢えて言うならイタリアンな上司にちょっと惹かれる。
    ダメンズ好きって不治なのか?(笑)

    シリーズ化が予想されるんで、これから魅力的殿方も登場することを期待。

  • 女性の格好をすることが好きだけど、心は「男子」のミキの日常を描く。かなり早い段階から、カミングアウトしちゃってるけど、ミキの周辺はなぜか、理解のある人ばかり・・・トランスジェンダーで悩むどころか、自由奔放で、逆に女性特有のマウンティングとかをざっくり切り捨てたりして、痛快な作品。何より、自分に正直に生きているミキにとても共感が持てる。ただ、せっかくの坂木司の作品。もう少し、「謎」が欲しかった。

  • 女性として女性を愛したい、戸籍と体は現在男性のミキ。
    彼女と周囲のあれこれを描いた作品なのだけど、ミキちゃんが聖人のようないい人で偏見を持ってた人が心を入れ替える、みたいな話が全然なくて良かった。
    優しさも意地悪さも持った普通の人のミキちゃんの、特に何が解決するわけでもなく、戦ったり休んだりしている普通の日々(トランスジェンダーが理由で戦わざるを得ないのは別、それは普通であっちゃいけない。でもそれ以外は)。
    そこが良かったと思う。
    ドラマも見たいなー!

  • 女子的生活を楽しむため東京に出てきたみきはアパレルで働きながら念願のお洒落生活を満喫中。
    おバカさんもたまにはいるけど、いちいち傷ついてなんていられない。
    そっちがその気なら、いつだって受けて立ってやる!彼女は、自由。
    だから最高の生活を知っている。
    読めば胸がスッとする、痛快ガールズストーリー!?

  • 仕事ものが多い坂木さんですが、今回は、色が濃いですなあ。タイトル通り女子的な意見満載。読み手によって好き嫌い、わかるわからない、がくっきりなのではないかな。
    しかし、前を向を向こうとする人、戦う人、しつこくなく書かれてて、サクッと読めました。爽快。

  • 読み始めて数ページ。

    主人公に対してなんか落ち着かない、妙な感じがするなーと思ってたけど。

    うん。
    だから、「女子的生活」、ね!
    なるほどっ!!

    初読みの作家さんだったけど、おもしろかったな。
    有名な『和菓子のアン』も読んでみようかな。

    そして、同居することになった後藤さんのこまごました気遣いの成長っぷりに思わず笑えた。

  • 題名と1ページ目から違和感がすごかったのであまり驚きはなかったのですけど、女子的ってすげえなあって思いました。
    女子的ってなんだろな。
    ああ、ファッション誌に出てくるみたいな人たちのことね。っていう。

    ところで男が女にモテたいなら、男性ファッション誌に載ってるような服でなくて、女性ファッション誌に出てくる男の服装を真似ろっていう話がありましたけど、あれ、男女逆にしても言えますよね。
    ああ、どうでも良くなってきた。ファッション誌って重いですよね。

  • 女子って複雑。

  • ところどころ感じた違和感ってそういうことか。装丁もかわいい女子的生活。私は意外と嫌いじゃない1冊。ちょっと軽いけどね。

  • いやはやしょっぱなから予想を裏切ってくれました。個性的なキャラクターたちと、坂木ワールドの中で楽しく最後まで読ませていただきました。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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