女子的生活

著者 :
  • 新潮社
3.54
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本棚登録 : 996
レビュー : 177
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

作品紹介・あらすじ

都会に巣食う、理不尽なモヤモヤをぶっとばせ! 読めば胸がスッとする、痛快ガールズストーリー。ガールズライフを楽しむため、東京に出てきたみきは、アパレルで働きながらお洒落生活を満喫中。マウンティング、セクハラ、モラハラ、毒親……おバカさんもたまにはいるけど、傷ついてなんかいられない。そっちがその気なら、応戦させてもらいます! 大人気『和菓子のアン』シリーズの著者が贈る、最強デトックス小説。

感想・レビュー・書評

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  • 20190906
    女の子の格好が好きだけど、恋の対象も女の子なミキの女子的生活。冷静な面も持ちながら、自分を持って突き進むミキはとっても格好いい。
    周囲の理解がありすぎて、うまくいきすぎているような気もするけど、こういう社会になったらいいなぁと思う。しかし、女の子になりたいというより、女の子の格好が好きというだけのような気もするので、トランスジェンダーとは少し違うのかも。短編の連載だったからか、どの話も少し物足りない感じがする。

  • ドラマの台本を読んでいるかのような、スラスラと読める感じ。志尊くんは本当に適役なんだなと実感した。後藤の自然で天然の"いい奴感"に救われる。自分らしくまっすぐ生きるみきがとても魅力的。

  • なんの困難にも当たらないで生きていくなんて、ファンタジー。もちろんその困難は人それぞれだし。その生きづらさや理不尽さを人や社会のせいにして投げてしまうのは楽な逃げ方。
    逃げるわけではなく、受け流すものは流し、協調はしないまでも認めるものは認め。
    自分の居場所を少しでも居心地よくするために戦って。笑って。
    「人として」キリッと正しければ、細かいことはどうでもいい。
    女子的生活、最高じゃん。

  • 読み始めてすぐ、あれ? 知ってる、と気づいた。前に読んだアンソロジーの1編に続きがあったとは知らなかった。変なやつとか嫌なやつがいっぱい出てくるけど、気持ちよく解決、後腐れなくて面白かった。ミニーさんのあたりは、まるでBL小説読んでるみたいだなと思ってたら作中でも突っ込まれてた。女装系が攻めなのはありがちですよね(?)

  • 既にNHKでドラマ化されたものを見ているので、ノベライズされたものを読んだ気分。登場人物の顔にドラマの顔が浮かんでくるのは毒されてる証拠?主人公のみきが、他人の評価を気にせず自分の道を歩いているのが憧れる。脇役の後藤がいい味出してるのがまた良い。あっという間に読み切った。

  • 坂木司さんの本はハズレなし!!

  • 女子としての生活をめいいっぱい楽しむ、可愛くて賢くて強いヒロイン・みきの日常を描いた小説。個人的には、こういう「女子的」なものはそれほど好きじゃないけど(女子力低いんですねえ私)。それでもとっても楽しそうでいいなあ、と思えてしまいました。たしかにこういう生活を楽しめる期間は限られていると言えるかもしれません。だからこそめいいっぱい今を楽しむ彼女の姿がきらきらしていてとっても素敵。
    見下す人、差別する人、敵意を持つ人、と敵も多いのが世の中だけれど。それすらも平気そうに受け流して蹴散らしちゃうみきの姿が良いなあ。まともに相手をするのも腹が立つけれど、なるほどこういう対処しちゃうのもありか(笑)。ミニーさんが案外と憎めないぞ。

  • あー、こう来たか。うまい。そして、おもしろい。

  • トランスジェンダーの主人公の
    鋭い女子目線と鋭い女子批判と
    それでも
    女という存在への愛情をしっかり感じる。

    女子でいること自体はそんなに大変じゃないと思うけど
    戦って理想的な女子でいようと思ったら
    敵は多いんだな。
    同じ女子だって敵のうち。
    マウントし合う女子の恐ろしさよ。

  • アパレル系会社に勤めるトランスジェンダーの女性(?)が同郷の同級生となし崩し的に同居することになったお話

    性自認は女性のトランスジェンダーで、工事してなくて、恋愛対象は女性のレズって… そのままの戸籍で結婚して子供まで持てる不思議
    捩れが重なることで一周回って正位置になるとか不思議な感じがするな
    汚い女装したおっさんが「俺は女でレズなんだ」とか言う話を目にしたことがあるが、それって結局女装趣味のおっさんじゃね?と思う
    今回のお話は、一見してそうわからないけど、それでも人から「もしかして…?」と聞かれるレベルのようだ

    ドラマを見てたけど、原作と主要なエピソードは変わらない
    志尊淳の化ける能力が凄すぎるなと再認識した程度か?
    ただ、やはり実写だとフィクション感を感じてしまったかな
    本で読むと、ファンタジーな話でもリアルに感じる事ができるので、その補正が入るからかも

    やはり個人的に面白いのはマナミ(笑)
    一昔前の授業参観のお母さんの格好がウケる
    いや、まぁでも本当にお金持ちってそんな格好してるものね 一歩間違えれば…というね
    そしておにぎり(笑)
    でも料理の腕前は本当にちゃんとしているってのもある意味ギャップ


    最近、ネットではトランスの人の扱いで色々と賑わっているようだけど
    LGBTsの方々は実生活でも大変だろうねぇ

    例えば自分の子供がカミングアウトしてきたとしたら、僕はどんな反応するだろ?
    最初は「まじで?」ってなって
    「へぇ~、そうだったんだ…」ってなって
    「今まで僕は不用意な発言してなかった?」って聞いて
    「言い出せなくて辛かったね」「まぁ、世間的にはこれからも辛い思いをするんだろうけど…」ってなって
    「僕ができることなら協力するよ」って感じになるかな?
    と、想像している分にはこんな対応になるかと
    実際どうかはわからないけどね

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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