女子的生活

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1000
レビュー : 178
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

感想・レビュー・書評

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  • 坂木司さんは大好きな作家さんのひとり。
    プロフィールを非公開にされているので、勝手に想像するだけですが…

    この『女子的生活』は14冊目。
    坂木司さんの本だからと手にして読み始めたら…
    驚いた!
    私の読んできた坂木さんの本とはテイストが違う…
    タイトルから想像していた内容とも違う…

    でも、そこはやっぱり坂木さん。
    一気読みでした。

  • 体は男の子、心は女の子、オシャレをするのが大好き。でも好きなのは女の子、そんなトランスジェンダーのミキ。ガールズライフを楽しむため、東京に出てきたみきは、アパレルで働きながらお洒落生活を満喫中。マウンティング、セクハラ、モラハラ、毒親……おバカさんもたまにはいるけど、傷ついてなんかいられない。そっちがその気なら、応戦させてもらいます!(あらすじより)

    何の気なしに借りたけど、「この部屋で君と」に収録されていた話の続きだった。かわいくて明るくてスカッとする、軽やかな話。出てくる男共が嫌なやつばっかりだけどどこかおかしくて、ミキがばっさばっさと(常識的に)斬ってくれるので楽しかった。かなり毒が効いてて投げっぱなし感もあるけど、踏み込みすぎるよりは良かった。続編が読みたいな。

  • 坂木司さんの本ってだけでなんの予備知識もなく借りて読み始めた本でね、
    図書館で受け取った途端「もしか若い子向けの青春小説か!?」と一瞬躊躇したり。
    読み始めて数ページの間は『和菓子のアン』的なお仕事小説かもなぁなんて思って読んでた…ん だ け ど。
    主人公みきちゃんの基本設定ったら。
    そっか、そうなんだ。
    だから、それも含んでの「女子“的”生活」なのかな。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    私が送ってきたチャランでポランな20代の頃と、
    軽いようでいて冷徹なみきちゃんの日々は、もちろん相違点もたくさんあるものの
    合コンでの合戦模様や、何かが違う!感満載のひとへのもやもやや、洋服のチョイスに悩む日常や。
    そんなところは「女子的」生活においては普遍なのだなぁ(笑)
    私には私なりのコンプレックスやモチベーションがあったように、みきちゃん達にもそういうものがある。
    かおりちゃんも仲村さんもゆいさんもケイコさんもマナミにも、なんらかの「あるある!」もしくは「おるおる!」な親近感。
    それぞれのファイティングポーズが魅力的。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    対して男のひと達は、後藤を含めてあんまり惹かれなかったなぁ。
    敢えて言うならイタリアンな上司にちょっと惹かれる。
    ダメンズ好きって不治なのか?(笑)

    シリーズ化が予想されるんで、これから魅力的殿方も登場することを期待。

  • 女性の格好をすることが好きだけど、心は「男子」のミキの日常を描く。かなり早い段階から、カミングアウトしちゃってるけど、ミキの周辺はなぜか、理解のある人ばかり・・・トランスジェンダーで悩むどころか、自由奔放で、逆に女性特有のマウンティングとかをざっくり切り捨てたりして、痛快な作品。何より、自分に正直に生きているミキにとても共感が持てる。ただ、せっかくの坂木司の作品。もう少し、「謎」が欲しかった。

  • なんか、ぽんぽんテンポよく
    会話や気持ちが綴られてるのが歯ごたえいい
    ぬか漬けのキュウリみたい

    みきちゃんに対して思うこともないけど
    歯ごたえよくて、気持ちいいなぁと思います

  • アンソロジー『この部屋できみと』掲載の短編の続きでした。特殊な事情を持つミキが、周囲とポジティブに戦いながら女子らしい生活を獲得しているお話し。これが単なる女子の話だったら当たり前すぎる内容ですが、ミキが語る意義はあると思います。諸々の女子的『格言』があるあるでした。ただ少し意地悪キャラが多いのは年頃で尖がっているからか。もっと優しい女子的強さを描いて欲しかったと思います。後藤くんが唯一の正統派ないい人。ミキの近くに後藤くんのような人がいて良かった。読者的にも。

  • 毒親、マウンティング、意識高い系バトル…。
    アパレルで働きながら、都会で女子的生活を
    楽しむみきが日々のモヤモヤを痛快に
    ぶっとばす、超デトックス小説!

  • 20190906
    女の子の格好が好きだけど、恋の対象も女の子なミキの女子的生活。冷静な面も持ちながら、自分を持って突き進むミキはとっても格好いい。
    周囲の理解がありすぎて、うまくいきすぎているような気もするけど、こういう社会になったらいいなぁと思う。しかし、女の子になりたいというより、女の子の格好が好きというだけのような気もするので、トランスジェンダーとは少し違うのかも。短編の連載だったからか、どの話も少し物足りない感じがする。

  • やっぱり坂木司好きだ。
    みきと後藤、時々かおりの続編があったらいいのに。
    色んな人がいて、色んな考え方がある。
    ジェンダーだけじゃなく、国籍や肌の色や育った環境や。
    それで相手をディスるのではなく、お互い認めたっていけたら、もっともっと平和な世の中になるんだろうな。

  • 毒親、マウンティング、意識高い系バトル…。アパレルで働きながら、都会で女子的生活を楽しむみきが日々のモヤモヤを痛快にぶっとばす、超デトックス小説! 『yom yom』掲載を単行本化。

    超デトックス小説!
    とは何ぞや?って感じ。

著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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