女子的生活

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 996
レビュー : 177
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

感想・レビュー・書評

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  • 主人公・幹生(通称・ミキ)は、女の子になって女の子とつきあいたい───

    この本を読むまで、「性同一障害」と「トランスジェンダー」の違いを知りませんでした。
    テーマとしては、重いものなのかもしれないけれど、
    登場人物が魅力的で楽しめました。

    女の子としての身だしなみは常に完璧!
    結構鋭い毒を吐きつつ、いつも前向きで、生きづらさにつながる部分をマイナスにとらえないミキ。

    最初はなんて軽い!と思ったけど、意外と男気があっていいヤツだった後藤。
    この二人の同居生活が、とても面白かったです♪。

    女子だから、男子だからなんて関係なく、一生懸命な人はみんなカッコいいです!

    あとがきの、
    「闘う人が好きです。たとえ力が弱くても、心が弱くても、前を向こうとする人が好きです。
    生きることは困難で、でもその中で下らない冗談を言える人が好きです。」
    そんな坂木司さんの作品がとても好きです。

    突っ込まれていた「夕食は、ディナーよ♪」
    私、言ってるかも(笑)

    • まっきーさん
      杜のうさこさん

      こんばんはー。お久しぶりです。気温が高い日が続きますが体調はいかがですか?

      この小説、確かドラマになっていました...
      杜のうさこさん

      こんばんはー。お久しぶりです。気温が高い日が続きますが体調はいかがですか?

      この小説、確かドラマになっていましたよね。少し気になっていたのです。

      >女子だから、男子だからなんて関係なく、一生懸命な人はみんなカッコいいです!
      が、気になってカッコいいなぁ…と思いました。
      あとがきも素敵です♪チェックしてみようかな。

      読みたい本だらけなのに目がつらくて読書もPCも進みませんー。
      そうそう。キラキラクリスタル色々と新展開だったので、よければ遊びに来てくださいね。

      暑い夏ですので、脱水など気をつけないといけませんね。
      OS-1常備で夏を乗り切りましょう(^^)では、また。


      2018/07/04
    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんばんは~♪

      コメントありがとうございます!

      この本、ドラマ化されていたの知らなかったんです。
      読了後、他の...
      まっき~♪さん、こんばんは~♪

      コメントありがとうございます!

      この本、ドラマ化されていたの知らなかったんです。
      読了後、他の方のレビューで知って、残念でした。
      評判良かったらしいんですよね。

      坂木司さん、大好きなんです!
      「あとがき」を読んで、あぁ、こういうところがグッとくるのかなぁって思いました。
      たしか性別を発表されてないんですよね。
      なんとな~くですが、女性?のような気が…
      でも、それこそどちらでもいいですよね^^

      それにしても気温、高すぎますよね…
      あっという間の梅雨明けで、ほんと異常気象!
      夏が苦手なので、この先が思いやられます。
      夏バテしないようにお互いガンバですね!
      OS-1、もう少し美味しいといいのに(*^-^*)
      2018/07/05
  • 女子的生活を楽しむために、東京に出てきたみき。
    タイトルからの予想とは、ぜんぜん違う話でした。

    小川みきは、アパレルの会社員。
    今流行りの安くて可愛い服を売る仕事は、オシャレが大好きなみきに合っているけど、残業の多い職場はややブラック。
    ある日、高校のクラスメートが転がり込んできて‥?

    自分の居場所を見つけて、さっそうと生きているみきは、カッコイイ。
    ただし、家族とはほぼ絶縁状態で帰る気はない。
    合コンやら何やらで出会う人と微妙なバトルを繰り広げるところまでは、女同士によくあることかも。
    いるいる、こういう人!って~苦笑、微苦笑してしまいますね。

    ただ、時には女の子らしからぬ冷徹さでバッサリ切る。
    ビターな味わいで、ほのぼのはしませんが~
    無理解はしょっちゅう、時には大いに傷つけられることもある立場だから。
    批評眼が育つのは、トランスジェンダーがタレントに多いことからも証明されていることかも。

    大して親しくなかった級友とたまたま同居しているうちに、意外な認められ方をするあたりで、何やら少しホッとしました。
    テレビドラマ化されて今日放映されるようなので、新年最初のレビューはこちらにしてみました☆

  • 図書館で借りたもの。

    ものすごく女子力高い主人公だなぁと思ってたら男の子だった。
    思いがけずトランスジェンダーの話でした。
    「みき」こと幹生は、体は男性だけど女性になりたくて、恋愛対象も女性。でも体は積極的に手術したいとは思っていない。
    高校の同級生の後藤(男性)が、ひょんなことから居候になる。

    仕事や日常など。
    合コンでの女同士のバトルが面白かった。あんな心理戦が繰り広げられてるのね…!笑
    みきの兄はクソだけど、両親は素晴らしい人だなぁ。
    「私たち家族が幸せになるための作戦会議よ。欠席は、認めません」
    こんなことを言える親になりたい。

  • タイトルから連想されるものとは違ってなかなかビターな小説だった。でも、「女子」が持つ言語化しづらい違和感をきっちり炙り出しててなかなか面白い。

  • タイトルと装丁からしてゆるゆる*ふわふわ*かわいい内容かと思いきや、そんなこと全然なかった。
    さすが、坂木さん。心理描写が面白い。
    女同士の闘い。頭の回転が速くないと、こんなの切り抜けられるわけがない。
    「性別でわけられるとはっきり決められているわけではないのに、性別での男の世界・女の世界があって、その中で男的思想・女的思想が存在している。特に、女の世界は見た目や言葉という武器を装備して、日々様々な敵と闘っているのだ。」
    そんなメッセージ性があるのだろうかと受け取った。
    この物語は、ヒヤヒヤしながらも楽しませてもらえた。だけど、合コンのシーンなんか、自分が当事者だったらなんて考えるとぞっとする。
    めんどくさいし、疲れるし、最悪の気分になる。
    やっぱり、男を落とすには胃袋なのかなあ。
    男って・・・女って・・・と考えさせられました。
    ただこれ、文章の書き方が10代の若者向けというか、いわゆる現代の若者に焦点を合わせたノリなので、人によっては内容というより文章についていけないヒトがいるかも。とも思いました。

  • なんと言っても主人公 みきちゃんが
    女子の格好をするのが
    大好きな男子だけど
    恋愛対象は 女子
    勿論 ついてるものはついてる

    ここら辺で 最初やや悩むのですが
    単純に 女子として生きるのが好き
    な人だと思うと 割と理解できる

    女子の裏表をすべて愛してくれてる
    みきちゃんの戦い方が 非常にスカッとします

  • あくまで女子「的」生活なんですね。
    坂木さんの小説なのでただでは済まないとは思ってました。
    半面やっぱりそう来たかとも思いました。
    しかし、主人公は女子にも男子に対しても厳しい。
    そして女性はいろいろと考えてるんだと感心しました。
    ここまで女性?が描けるってことは
    やっぱり作者は女性なんだろうか?

  • 女性として女性を愛したい、戸籍と体は現在男性のミキ。
    彼女と周囲のあれこれを描いた作品なのだけど、ミキちゃんが聖人のようないい人で偏見を持ってた人が心を入れ替える、みたいな話が全然なくて良かった。
    優しさも意地悪さも持った普通の人のミキちゃんの、特に何が解決するわけでもなく、戦ったり休んだりしている普通の日々(トランスジェンダーが理由で戦わざるを得ないのは別、それは普通であっちゃいけない。でもそれ以外は)。
    そこが良かったと思う。
    ドラマも見たいなー!

  • 女子的生活を楽しむため東京に出てきたみきはアパレルで働きながら念願のお洒落生活を満喫中。
    おバカさんもたまにはいるけど、いちいち傷ついてなんていられない。
    そっちがその気なら、いつだって受けて立ってやる!彼女は、自由。
    だから最高の生活を知っている。
    読めば胸がスッとする、痛快ガールズストーリー!?

  • 仕事ものが多い坂木さんですが、今回は、色が濃いですなあ。タイトル通り女子的な意見満載。読み手によって好き嫌い、わかるわからない、がくっきりなのではないかな。
    しかし、前を向を向こうとする人、戦う人、しつこくなく書かれてて、サクッと読めました。爽快。

著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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