女子的生活

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 178
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

感想・レビュー・書評

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  • 主人公・幹生(通称・ミキ)は、女の子になって女の子とつきあいたい───

    この本を読むまで、「性同一障害」と「トランスジェンダー」の違いを知りませんでした。
    テーマとしては、重いものなのかもしれないけれど、
    登場人物が魅力的で楽しめました。

    女の子としての身だしなみは常に完璧!
    結構鋭い毒を吐きつつ、いつも前向きで、生きづらさにつながる部分をマイナスにとらえないミキ。

    最初はなんて軽い!と思ったけど、意外と男気があっていいヤツだった後藤。
    この二人の同居生活が、とても面白かったです♪。

    女子だから、男子だからなんて関係なく、一生懸命な人はみんなカッコいいです!

    あとがきの、
    「闘う人が好きです。たとえ力が弱くても、心が弱くても、前を向こうとする人が好きです。
    生きることは困難で、でもその中で下らない冗談を言える人が好きです。」
    そんな坂木司さんの作品がとても好きです。

    突っ込まれていた「夕食は、ディナーよ♪」
    私、言ってるかも(笑)

    • まっきーさん
      杜のうさこさん

      こんばんはー。お久しぶりです。気温が高い日が続きますが体調はいかがですか?

      この小説、確かドラマになっていました...
      杜のうさこさん

      こんばんはー。お久しぶりです。気温が高い日が続きますが体調はいかがですか?

      この小説、確かドラマになっていましたよね。少し気になっていたのです。

      >女子だから、男子だからなんて関係なく、一生懸命な人はみんなカッコいいです!
      が、気になってカッコいいなぁ…と思いました。
      あとがきも素敵です♪チェックしてみようかな。

      読みたい本だらけなのに目がつらくて読書もPCも進みませんー。
      そうそう。キラキラクリスタル色々と新展開だったので、よければ遊びに来てくださいね。

      暑い夏ですので、脱水など気をつけないといけませんね。
      OS-1常備で夏を乗り切りましょう(^^)では、また。


      2018/07/04
    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんばんは~♪

      コメントありがとうございます!

      この本、ドラマ化されていたの知らなかったんです。
      読了後、他の...
      まっき~♪さん、こんばんは~♪

      コメントありがとうございます!

      この本、ドラマ化されていたの知らなかったんです。
      読了後、他の方のレビューで知って、残念でした。
      評判良かったらしいんですよね。

      坂木司さん、大好きなんです!
      「あとがき」を読んで、あぁ、こういうところがグッとくるのかなぁって思いました。
      たしか性別を発表されてないんですよね。
      なんとな~くですが、女性?のような気が…
      でも、それこそどちらでもいいですよね^^

      それにしても気温、高すぎますよね…
      あっという間の梅雨明けで、ほんと異常気象!
      夏が苦手なので、この先が思いやられます。
      夏バテしないようにお互いガンバですね!
      OS-1、もう少し美味しいといいのに(*^-^*)
      2018/07/05
  • 女子的生活を楽しむために、東京に出てきたみき。
    タイトルからの予想とは、ぜんぜん違う話でした。

    小川みきは、アパレルの会社員。
    今流行りの安くて可愛い服を売る仕事は、オシャレが大好きなみきに合っているけど、残業の多い職場はややブラック。
    ある日、高校のクラスメートが転がり込んできて‥?

    自分の居場所を見つけて、さっそうと生きているみきは、カッコイイ。
    ただし、家族とはほぼ絶縁状態で帰る気はない。
    合コンやら何やらで出会う人と微妙なバトルを繰り広げるところまでは、女同士によくあることかも。
    いるいる、こういう人!って~苦笑、微苦笑してしまいますね。

    ただ、時には女の子らしからぬ冷徹さでバッサリ切る。
    ビターな味わいで、ほのぼのはしませんが~
    無理解はしょっちゅう、時には大いに傷つけられることもある立場だから。
    批評眼が育つのは、トランスジェンダーがタレントに多いことからも証明されていることかも。

    大して親しくなかった級友とたまたま同居しているうちに、意外な認められ方をするあたりで、何やら少しホッとしました。
    テレビドラマ化されて今日放映されるようなので、新年最初のレビューはこちらにしてみました☆

  • すっごく面白かった!
    小川(みき)と後藤の掛け合いが痛快。読みながらクスッと笑っちゃう。

    みきはトランスジェンダー。
    みきの口調や行動はスカッとするくらい気持ちいい。だから同僚や突然転がり込んだ後藤もすんなり受け入れられたのかな。

    とにかく女子力高めだよ。みきみたいにおしゃれを楽しめたら本当に楽しそう。

    読後もとても気持ち良くて、やっぱり坂木さんの本は面白いな。

  • 図書館で借りたもの。

    ものすごく女子力高い主人公だなぁと思ってたら男の子だった。
    思いがけずトランスジェンダーの話でした。
    「みき」こと幹生は、体は男性だけど女性になりたくて、恋愛対象も女性。でも体は積極的に手術したいとは思っていない。
    高校の同級生の後藤(男性)が、ひょんなことから居候になる。

    仕事や日常など。
    合コンでの女同士のバトルが面白かった。あんな心理戦が繰り広げられてるのね…!笑
    みきの兄はクソだけど、両親は素晴らしい人だなぁ。
    「私たち家族が幸せになるための作戦会議よ。欠席は、認めません」
    こんなことを言える親になりたい。

  • タイトルから連想されるものとは違ってなかなかビターな小説だった。でも、「女子」が持つ言語化しづらい違和感をきっちり炙り出しててなかなか面白い。

  • タイトルと装丁からしてゆるゆる*ふわふわ*かわいい内容かと思いきや、そんなこと全然なかった。
    さすが、坂木さん。心理描写が面白い。
    女同士の闘い。頭の回転が速くないと、こんなの切り抜けられるわけがない。
    「性別でわけられるとはっきり決められているわけではないのに、性別での男の世界・女の世界があって、その中で男的思想・女的思想が存在している。特に、女の世界は見た目や言葉という武器を装備して、日々様々な敵と闘っているのだ。」
    そんなメッセージ性があるのだろうかと受け取った。
    この物語は、ヒヤヒヤしながらも楽しませてもらえた。だけど、合コンのシーンなんか、自分が当事者だったらなんて考えるとぞっとする。
    めんどくさいし、疲れるし、最悪の気分になる。
    やっぱり、男を落とすには胃袋なのかなあ。
    男って・・・女って・・・と考えさせられました。
    ただこれ、文章の書き方が10代の若者向けというか、いわゆる現代の若者に焦点を合わせたノリなので、人によっては内容というより文章についていけないヒトがいるかも。とも思いました。

  • なんと言っても主人公 みきちゃんが
    女子の格好をするのが
    大好きな男子だけど
    恋愛対象は 女子
    勿論 ついてるものはついてる

    ここら辺で 最初やや悩むのですが
    単純に 女子として生きるのが好き
    な人だと思うと 割と理解できる

    女子の裏表をすべて愛してくれてる
    みきちゃんの戦い方が 非常にスカッとします

  • あくまで女子「的」生活なんですね。
    坂木さんの小説なのでただでは済まないとは思ってました。
    半面やっぱりそう来たかとも思いました。
    しかし、主人公は女子にも男子に対しても厳しい。
    そして女性はいろいろと考えてるんだと感心しました。
    ここまで女性?が描けるってことは
    やっぱり作者は女性なんだろうか?

  • 女性として女性を愛したい、戸籍と体は現在男性のミキ。
    彼女と周囲のあれこれを描いた作品なのだけど、ミキちゃんが聖人のようないい人で偏見を持ってた人が心を入れ替える、みたいな話が全然なくて良かった。
    優しさも意地悪さも持った普通の人のミキちゃんの、特に何が解決するわけでもなく、戦ったり休んだりしている普通の日々(トランスジェンダーが理由で戦わざるを得ないのは別、それは普通であっちゃいけない。でもそれ以外は)。
    そこが良かったと思う。
    ドラマも見たいなー!

  • 女子的生活を楽しむため東京に出てきたみきはアパレルで働きながら念願のお洒落生活を満喫中。
    おバカさんもたまにはいるけど、いちいち傷ついてなんていられない。
    そっちがその気なら、いつだって受けて立ってやる!彼女は、自由。
    だから最高の生活を知っている。
    読めば胸がスッとする、痛快ガールズストーリー!?

  • 仕事ものが多い坂木さんですが、今回は、色が濃いですなあ。タイトル通り女子的な意見満載。読み手によって好き嫌い、わかるわからない、がくっきりなのではないかな。
    しかし、前を向を向こうとする人、戦う人、しつこくなく書かれてて、サクッと読めました。爽快。

  • 女子って複雑。

  • ところどころ感じた違和感ってそういうことか。装丁もかわいい女子的生活。私は意外と嫌いじゃない1冊。ちょっと軽いけどね。

  • 「女子的」ってそういうことか・・・!!!
    日々こんな胃の痛くなるようなバトルしたくないです。笑

  • ンンンンンンンン!!!!
    良かった!!

    傷ついてもなかったことにできないもんね。
    めんどいし認めたくないけど、傷ついたことを受け止めないと始まらないんだな。

    エアポケットにはいった1節があった。
    「私はね、不自由を感じてみたかったよ。」




    青空の卵、和菓子のアンの著者だったのね。
    読むっきゃだな。楽しみ!(≧∇≦)

  • 読んでてドキドキしたし、ワクワクした。
    可愛くてカッコ良くてチャレンジャー。

    泣いても笑っても、明日はくるのだ!

  • 女性よりも女性らしい主人公の行動と前向きなところが、とても面白く感じました。
    人間観察が深く、主人公の考えることがおもしろい。
    周りに出てくる女性も、あぁ、こんな人いるって思える。
    続編希望の内容です。

  • おそらく、以前アンソロジーに含まれた作品だと思う。
    その時から、そして今回読み始めは、みきのキャラクターがちょっと苦手だった。

    そして、あるシーンを読んで、苦手意識が増えて、好きな作家さんの作品だけれど、挫折してしまうかもと思ってました。

    みきの学生時代のエピソードが出てくるが、みきが自分の気持ちに正直に生きようとした、その結果、たくましく成長していったのだということに気づいてから、ページをめくるたびにみきを応援するようになりました。

    自分の気持ちに正直に努力してがんばる。たくましくなる、そんな生き方、素敵だなと思うし、自分もたくましくなりたいなと思う1冊でした。

    後藤がいい味出してた
    そして、かおりのプロファイリングもみきの観察力もゆいの本音も的を得ていてすごい。
    同性だけれど、世の中の女子の努力を見て、見習わねばと思ったのも事実かな。

    あとがきの著者の言葉が素敵でした。

  • ドラマの台本を読んでいるかのような、スラスラと読める感じ。志尊くんは本当に適役なんだなと実感した。後藤の自然で天然の"いい奴感"に救われる。自分らしくまっすぐ生きるみきがとても魅力的。

  • なんの困難にも当たらないで生きていくなんて、ファンタジー。もちろんその困難は人それぞれだし。その生きづらさや理不尽さを人や社会のせいにして投げてしまうのは楽な逃げ方。
    逃げるわけではなく、受け流すものは流し、協調はしないまでも認めるものは認め。
    自分の居場所を少しでも居心地よくするために戦って。笑って。
    「人として」キリッと正しければ、細かいことはどうでもいい。
    女子的生活、最高じゃん。

  • 読み始めてすぐ、あれ? 知ってる、と気づいた。前に読んだアンソロジーの1編に続きがあったとは知らなかった。変なやつとか嫌なやつがいっぱい出てくるけど、気持ちよく解決、後腐れなくて面白かった。ミニーさんのあたりは、まるでBL小説読んでるみたいだなと思ってたら作中でも突っ込まれてた。女装系が攻めなのはありがちですよね(?)

  • 既にNHKでドラマ化されたものを見ているので、ノベライズされたものを読んだ気分。登場人物の顔にドラマの顔が浮かんでくるのは毒されてる証拠?主人公のみきが、他人の評価を気にせず自分の道を歩いているのが憧れる。脇役の後藤がいい味出してるのがまた良い。あっという間に読み切った。

  • 女子としての生活をめいいっぱい楽しむ、可愛くて賢くて強いヒロイン・みきの日常を描いた小説。個人的には、こういう「女子的」なものはそれほど好きじゃないけど(女子力低いんですねえ私)。それでもとっても楽しそうでいいなあ、と思えてしまいました。たしかにこういう生活を楽しめる期間は限られていると言えるかもしれません。だからこそめいいっぱい今を楽しむ彼女の姿がきらきらしていてとっても素敵。
    見下す人、差別する人、敵意を持つ人、と敵も多いのが世の中だけれど。それすらも平気そうに受け流して蹴散らしちゃうみきの姿が良いなあ。まともに相手をするのも腹が立つけれど、なるほどこういう対処しちゃうのもありか(笑)。ミニーさんが案外と憎めないぞ。

  • トランスジェンダーの主人公の
    鋭い女子目線と鋭い女子批判と
    それでも
    女という存在への愛情をしっかり感じる。

    女子でいること自体はそんなに大変じゃないと思うけど
    戦って理想的な女子でいようと思ったら
    敵は多いんだな。
    同じ女子だって敵のうち。
    マウントし合う女子の恐ろしさよ。

  • アパレル系会社に勤めるトランスジェンダーの女性(?)が同郷の同級生となし崩し的に同居することになったお話

    性自認は女性のトランスジェンダーで、工事してなくて、恋愛対象は女性のレズって… そのままの戸籍で結婚して子供まで持てる不思議
    捩れが重なることで一周回って正位置になるとか不思議な感じがするな
    汚い女装したおっさんが「俺は女でレズなんだ」とか言う話を目にしたことがあるが、それって結局女装趣味のおっさんじゃね?と思う
    今回のお話は、一見してそうわからないけど、それでも人から「もしかして…?」と聞かれるレベルのようだ

    ドラマを見てたけど、原作と主要なエピソードは変わらない
    志尊淳の化ける能力が凄すぎるなと再認識した程度か?
    ただ、やはり実写だとフィクション感を感じてしまったかな
    本で読むと、ファンタジーな話でもリアルに感じる事ができるので、その補正が入るからかも

    やはり個人的に面白いのはマナミ(笑)
    一昔前の授業参観のお母さんの格好がウケる
    いや、まぁでも本当にお金持ちってそんな格好してるものね 一歩間違えれば…というね
    そしておにぎり(笑)
    でも料理の腕前は本当にちゃんとしているってのもある意味ギャップ


    最近、ネットではトランスの人の扱いで色々と賑わっているようだけど
    LGBTsの方々は実生活でも大変だろうねぇ

    例えば自分の子供がカミングアウトしてきたとしたら、僕はどんな反応するだろ?
    最初は「まじで?」ってなって
    「へぇ~、そうだったんだ…」ってなって
    「今まで僕は不用意な発言してなかった?」って聞いて
    「言い出せなくて辛かったね」「まぁ、世間的にはこれからも辛い思いをするんだろうけど…」ってなって
    「僕ができることなら協力するよ」って感じになるかな?
    と、想像している分にはこんな対応になるかと
    実際どうかはわからないけどね

  • 2019/1/9
    トランスジェンダーもの。
    女子の探り合いとかマウントの取り合いとかはまああるある。
    それを言語化するのが難しいの。
    後藤がいい。
    読み終わってなんか元気になっちゃって寝れなくなった。

  • 可愛い女の子の話かと思ったら
    え〜〜〜
    一気に引き込まれてしまった。
    女子力を上げる考え方
    何故か友情
    ドラマ化されたと聞いて 納得の楽しく 面白い1冊でした。

  • 最初はバリバリ女子のお話かと思ったら、女の子の恰好をして、女の子といちゃいちゃしたい男の人のお話。というと何だけど、やっぱこういう人って大変だろうなぁと思う。都会の方が生きやすいんだろうな。連作短編みたいな感じで読みやすい。しかしこれを坂木司が書いたとは。ファッションとかメイクとか勉強したんだろうか。作家さんてすごいな。でもひきこもり探偵だったり、最初からマイノリティの味方だもんな。いやでもサクサク読めて面白かった。読書初心者にもぴったりだと思う。

  • 軽いけど
    共感もないけど

    スカッと
    軽妙で
    楽しかった

  • ひきこもり探偵シリーズとかホリデーシリーズみたいな読後感。久々『坂木司』読んだなーー!!!!ってなった。みきやゆい、かおりたち『女の子たち』のスタンスがとても好き。

著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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