草祭

著者 :
  • 新潮社
3.73
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本棚登録 : 883
レビュー : 166
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103130413

感想・レビュー・書評

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  • 幻想的な恒川ワールドの短編集。中では「天化の宿」が一番面白かった。以下に詳しい感想が有ります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou17003.html

  • 続いて読んでいる。短編小説集。
    作品ごとにゆるくつながりのある世界。
    がっつり伏線にまみれたつじつま合わせではなく
    固有名詞や風景の中に時間を隔ててつながっていく感じ。
    凄惨な描写はなく全体に淡々とした空気。
    「天下の宿」の疾走する感じが好きだなあ。
    最後の「朝の朧町」はさすがに設定が都合よすぎるような。

  • 同じ本を引き当てた・。
    なんでまた・・・・・・

    同じように途中で挫折。。。。
    なんでまた・・・・

  • さすが恒川氏!
    この作品はホラーというよりファンタジーだと思う。
    読み終わって、思わず『ブラボー!』と叫びたくなりました。(←そういう話ではないですが。)
    やっぱり、恒川氏の描く世界観が好きです。
    短編集とも言えるストーリーで、1つ1つの話がそれぞれ微妙に重なっていたり、リンクしていたりします。
    これはもう一度読みたい!
    おすすめです。

  • 2014/7/28。2014年21冊目。
    美奥という、不思議な土地をめぐる短編集。

    友人がけものになってしまう「けものがはら」

    趣味で詩でも小説でもないハウトゥ本(バカトラ。馬鹿な男子に一生消えないトラウマを与える100の方法)を書いてしまう藤岡美和さんが屋根神様になるまでの話「屋根猩々」

    美奥の由来「くさのゆめがたり」

    森の奥の廃屋のような不思議な家で、天化という、始めたら最後まで終わらせなければならないというゲームを始めたゆうかの話「天化の宿」は、ラストが痛快。

    これまた不可思議な街の物語「朝の朧町」

    どれもいいけど、淡々とした藤岡さんやゆうかちゃんの話がお気に入り。
    というか、物語だけじゃなく登場人物も好きなんだな。

  • 美奥という街が舞台の5編の短編集。
    時系列はバラバラだけど、それぞれが何となくつながっていて、もう一度読んでみると「あっ」と気づかされるところがある。
    どの話も時間がゆったり過ぎていき、独特な(表紙絵の影響を私が受けているからか)夕暮れを感じさせる雰囲気がいい感じ。
    特に好きだったのは朝の朧町。自分と向き合わなくてはならないけど、この町に私も行ってみたいと思った。

  • 美奥、オロチバナ、クサナギ、苦解き、双子と親分。

    魅力的なファクターが現れては隠れ、そしてまた現れる。
    胸が詰まるような郷愁と畏れに似た思い。
    どの作品も恒川さん独自の世界観で構成されているが、
    この作品は特に良い。


    一番好きなのは「くさのゆめものがたり」。
    あっという間に物語に引きずり込まれ、最後の一文ではっと目が覚める感じ。
    「屋根猩猩」を読んだ時点で世界観がつながっていることは分かっていた筈なのに、それまでの伏線の描き方が巧み過ぎて短編のひとつであるということも忘れていた。
    主人公が自身の信条を最後まで通して理想郷を作ろうとしたことに胸うたれる。

    「天化の宿」は、少女の華麗な逃げ切りが小気味よい。


    読後は、心地よいがどこか怖い夢を見て、
    目が醒めたらすべて忘れてしまった時のような気分。
    何度も読み返したい。

  • 14.02.27読了。途中、間隔があいてしまい中途半端になった。今度じっくり読めば評価は上がるかも。

  • すぐそばにあるようで、遠い町「美奥」。
    そこに暮らす人々、風習、歴史が個々の短編を通じて拡がって深まって全部読み終えた後には「美奥」という町の虜になっていた。恒川ワールドすごい。

    「屋根猩猩」と「くさのゆめがたり」が好きだな。
    あとはショウちゃんと双子!

    そうしてできた町だから、住人さえも夢ごこち。
    路傍の花よ、その通りだ。
    やがては忘れたことすら忘れる。

    わたしも獅子舞の予約待ち。
    まだかなまだかな。

  • 恒川作品3冊目。美奥という架空の場所が舞台の連作短編集。彼の作品は日常に隣接する非日常の異空間、日常の裏側に連れていってくれる。幻想的でいてどこかにありそうで。ただ連続で読むと個々の作品の良さが失われてしまうなと思った。2011/633

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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