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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103133643
作品紹介・あらすじ
「金持ちですが、何か?」身近な小金持ちの悲喜交々を笑い飛ばす痛快短編集。親の介護にペットの世話、面倒はすべてお金で解決。自己中心的でも他力本願。そして根拠のない楽観主義……私たちの周りの、いわゆる「セレブ」な人たちを、ユーモアと皮肉たっぷりに描く全五篇。大人の恋愛あり、近未来SFあり、官能サスペンスあり、さらにはカーチェイスまで。欲望のままに突き進む現代人の解体新書。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
現代のセレブたちの欲望と人間関係をユーモアと皮肉で描いた短編集は、全五篇から成り立っています。各ストーリーは、金持ちであるがゆえの複雑な感情や状況を浮き彫りにし、特に「蒼猫のいる家」では猫嫌いの主婦が...
感想・レビュー・書評
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なんとなく少しグロテスクな印象の短編集。
セレブの話ばっかりでもない。SFっぽい作品もある。
特に「吹き流し」と「アフガンハウンド」の話がちょっと怖い。でも怖いもの見たさで読み進めてしまった。やっぱり怖い。 -
短編5作品
「トマトマジック」
彼女たちの本当の欲望
「蒼猫のいる家」
ネコが大嫌いだった主婦が最後に一緒にいるものは…
「ヒーラー」
癒される事で弛緩していく世界、満足した人間の行末は?
「人格再編」
世代交代は自然の摂理
「クラウディア」
犬と人の上下関係
細切れに読むなら良いと思いますが、全編なんだか人の欲が…うーん、、って感じです。 -
セレブな人たちを描いた短編集。
ということだが、「セレブ」をイメージする話は最初の話「トマトマジック」のみで、全編通じてブラックな短編集。
なかなか強烈だった。
猫嫌いのキャリアウーマンを描いた「蒼猫のいる家」、ひんやりしたような淡々とした読後感、一番良かった。
評価があまり良くないのは、タイトルから連想する内容と異なるからと思う。
本書自体はとても面白かった。
トマトマジック / 蒼猫のいる家 / ヒーラー / 人格再編 / クラウディア -
かなりブラックな5つのストーリーからなる短編集。
セレブ感のある話は、最初の一つだけだったかなと。
猫嫌いの、自分家に疎外感を感じていた働く主婦の話「蒼猫のいる家」
借金取りに追われて山に紛れ込み、そこで彼女の飼っていた犬と暮らすことになった「クラウディア」が面白かった。
どの話も、どこか不気味で、嫌な感じが漂います。
著者の作品は初ですが、どれもこんな感じなのかな? -
Amazonで見た本の内容紹介には、
『「金持ちですが、何か?」身近な小金持ちの悲喜交々を笑い飛ばす痛快短編集』・・・と。
(なぜ編集者はこの本にこんなミスマッチなタイトルと紹介文を
つけてしまったのかしら?!)
タイトルの是非はともかく5つの短編はとても面白く読めました。
そこに登場してくるのは、
・食べると本心をさらけ出してしまう不思議な植物。
・人間を破滅に追い込む謎の深海生物。
・性格の悪くなった老人に施される、人格矯正手術。。。
などなど、どのお話もちょっと不気味でかなりシニカル。
『セレブを笑い飛ばす痛快なお話』だと思って読まなければ
バラエティに富んだ面白い本だと思われます♪ -
短編集。
『トマトマジック』よく確認してから調理しないとね。しかし、素晴らしい夢がみられるのか。自分ならどんな夢かな?
『蒼猫のいる家』猫が嫌いなのを家族は知っているはずなのに娘の誕生日プレゼントで家に猫がやってくる。これじゃ、家の中に居場所がない。猫を使って家族にいいように追い出されたような気分になっていたのに、心のなかを見透かしていたのは猫だった。猫に対する考えが変わるかも。
『ヒーラー』お肌プリプリ、気分も良くなる。それが、不気味な生物の粘液であっても、それ以上に魅力的に思えて試してみそう。生物と一緒に入浴するのはお断りしたいけれど。
『人格再編』元の人物に戻るならまだしも、他人のいいところを埋め込むなんてね。できすぎ、やり過ぎは禁物。
実現可能な技術で自分の腕を自慢できるとなると人間って極端なことをやってしまうものかもしれないけれど。
『クラウディア』犬は、ここまで理合できる動物なのだろうか。順位は認識しているのだと思うけれど、このような環境下に置かれるとそりゃ自分がトップだわな。犬に助けられたとなったら、犬の言いなりになるか…なるな、それしか生き延びられそうにないもの。 -
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どれも面白かった。人格再編を読んで、結局人は年をとって個性が強くなり、子や孫に迷惑をかけ、死んでからホッとされるような生き方でいいんだと思い、納得した。
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篠田節子さんは、初読みかと思ったが、以前、『セカンドチャンス』という中年主婦が介護問題や・子供の事などを悩みながら、人生を謳歌していくような小説を読んでいた。ジャケ買いです。産業革命時代の貴族の表紙とセレブたちという、言葉に魅かれて、読んでみたいと思いました。短編5編。気持ちがゾクゾクさせられ、心臓をぎゅっとつかまれたかのような怖さがありました。特に恐怖を感じたのは『クラウディア』という忠実で賢い黄金毛をした犬と人間の話です。犬に支配されていく様子がしばらく頭から離れなかったです。
秋の夜長にちょっぴり恐怖ミステリーとして楽しめるかと思います。ぜひ! -
おっと思ったよりアダルトだぞ
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短編小説5作
一番面白かったのは「人格再編」
長寿世界になった近未来。能力ある若者は世界へ流出し、残ったやる気のない人々で構成される日本。
道徳的には素晴らしいが、歴史的社会的教養の欠如した若者が老親を診る。
…年齢とともにネガティブに、頑固に、知的能力が衰えた割には狡猾に、すべてに鈍感なくせに、自分のプライドを傷つける表現だけには異常に鋭敏に…
さすがに上手く表現したものである。
高齢者に足を踏み込んだ者として気をつけます。 -
結構ブラックだったり、ホラー風味あり、SFありと多様に楽しめる短編集。日常に潜む不思議さの描き方が上手い。表題と装丁で想像していたものと全然違ってたけど、とても面白く読んだ。
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トマトマジックが一番、セレブ感があって後味も悪く、本の紹介文と合っていたかなと思います。
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2023.07.22 朝活読書サロンで紹介を受ける。
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クラウディアが、圧倒的に面白かったな。ほかの短編もここから他の作品への素地を感じられたが、とにかくクラウディアは無条件にも面白かった。
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2021.04.03
初めての著者。う〜ん、現在の心境には合わない感じでやめとく。 -
タイトル「となりのセレブたち」から想像していた内容とは異なり一風変わった趣のブラックな短編集になっています。
不穏な空気感の中で描かれる「トマトマジック」では最後の意外なオチに驚かされリアリティー溢れる生活感を描いた「蒼猫のいる家」では主人公エ リカと敵対していたはずの蒼猫との関係性に惹かれいつまでも余韻が残り又「ヒーラー」では架空の生き物の官能とその不気味さに引き込まれ、各短編それぞ れに強烈なインパクトがありました。
イメージとは異なりましたが、今まで読んだ作品とは違う面白さがあり楽しめました。
著者プロフィール
篠田節子の作品
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