新源氏物語

  • 新潮社 (1993年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1182ページ) / ISBN・EAN: 9784103134244

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

平安時代の雅な世界観が描かれた作品は、古典に対する先入観を覆すほどの読み応えがあります。物語は、光源氏という多情で魅力的な主人公を中心に展開し、彼の人間味溢れる性格が読者を惹きつけます。取り巻く女性た...

感想・レビュー・書評

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  • 『源氏物語』は好きなのです。
    でも、光源氏は、好きになれない。
    そんな私ももういい年になりました。
    今なら光源氏の行いも物言いも許せそうな、大人のおおらかさで読むことができそうな気がいたしました。

    が、無理でした。
    「三つ子の魂百まで」と申します。
    やっぱりダメだ、こいつの言動。

    光源氏は母親がいないだけで、あとの大抵のものは持っているではないか。
    美貌、才能、帝という後ろ盾。
    なのになぜ、いや、だからなのか、望んではいけないものばかりを欲しがる。
    幼いときにきちんと教わらなかったのか、「身の程を知れ」。
    たいていのものは許されても、帝のものに手を出したらいかんのだ。
    パパだとて、許しはしないだろう。
    兄帝は許したが。

    そして、相当な「かまってちゃん」。
    気になる人からは気にしてもらえないと、あの手この手で篭絡にかかる。
    思い通りに行かないと、恨み言まで言う。
    たいていの光源氏の不幸は、身から出た錆じゃないか。

    そして現代の女性の目から見たら、光源氏は好きな女性を不幸にはするけれど、幸せにはあまりしていない。
    常に目の前の人を一番愛していると思い込んで、誰にでもそう言う。
    不実と表裏一体の本気の愛。
    めんどくさっ。
    結局、空蝉が一番賢いのだと思うわ。

    光源氏に対してぷんすか怒りながら、結局は面白く読んでしまうのはなぜだろう。
    脳内映像は『あさきゆめみし』で。

  • 物凄く読み応えがあり、最初は古典でどうかと
    思っていたがどんどん源氏物語の世界観に
    魅せられて、いつしか雅な平安時代にタイムトリップ
    した様に感じた。
    光源氏は、美男で多情だが人間味溢れる人柄で
    中々憎めない人物だ。
    取り巻く女性達のその時代の生きにくさや、
    男女の情を通して女性の生き方が現代にも通ずる
    物があり、勉強になった。

  • 『源氏物語』の雅な世界観そのままに、現代語で楽しめる小説です。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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