不良老人の文学論

  • 新潮社 (2018年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784103145332

作品紹介・あらすじ

好々爺よりも、頑固爺になる方を断然選ぶ。憎みたい人はどうぞ憎んでください! 老人よ、すべからく不良たるべし――。筒井康隆84歳、大江健三郎、ウンベルト・エーコ、蓮實重彥など世界文学最前線から現代日本の気鋭作家までを縦横に論じ来り、小松左京や井上ひさしや丸谷才一を追悼し、自作の創作裏話を打ち明け、宗教や老いをも論じ去る。巻末にロング・インタビューも附す、巨匠14年ぶりのエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館借り出し。
    筒井康隆の随筆集。
    たまらない。
    この歳になると周りの方々で亡くなることが多く寂しそう。

  • 読みたくなったのは森博嗣「実験的経験」。読み返したくなったのは「モナドの領域」。関係ないが、伸輔氏のことが書かれているとちょっと胸が苦しい。関係ない×2としては、表紙見てると「ベティ・ブープ伝」読み返してえ。

  • 大江健三郎・井上ひさしとの交友。
    様々な文学賞の選者をする中で、いい悪いをはっきりと説明している。何冊か読みたくなる候補を発見。その前に「最後の長編」モナドの領域を読もうとは思う。
    好きな作家が勧める本を読むのが一番はずれが少ない。
    葬儀でジャズなどギャグなど繰り広げられるだろうことを楽しみにしている。

  •  様々な書評というものも、こういう風に纏めて読むとなかなか興味深い「文学論」として成り立つのだと、たいそう感心した。
     筒井ファンなら、筒井康隆という作家の視座を掴むことができるので、読む楽しみは倍増するだろう。

  • 筒井康隆氏の書評のまとめ。
    文学賞の書評など、かなり辛口。
    辛口な感想を書かれた作家たちにたいしてたまに気の毒になりました。

    氏の昔観た映画や、どんなものから影響を受けてきたかの話が随所に散りばめられ筒井康隆がどのように出来上がったかの要素が少しわかりました。

  • 久々に筒井節を堪能
    ただ「不良老人」と題するほどには不良感ないじゃん

  • ほんの3、4行の腰巻文から文庫の解説文まで文体や自らの呼称を選んで書ける技量に唯々頭が下がります。更に必ずと言っていいほど自身の過去の経験や作品が語られるのが筒井さんらしいのです。

  • 僕は「ツツイスト」と呼ばれる程には筒井康隆に心酔している訳ではない。
    それでもかなり若い頃から、筒井作品は読んできているし、新刊が出版されるたびに気になる存在でもあった。
    本書は筒井康隆のエッセイや、文学賞審査時の評論、書籍の帯や新聞等に書いてきた文章などをまとめたもの。
    それなりに面白く読めるのだけれど、実は僕は筒井康隆推薦本とはあまり相性が良くない。
    彼が推薦している本を今までに結構読んできているのだけれど、「これは面白い!」と思える本は意外と少なかったのだ。
    それでも「筒井康隆推薦本」となると、読みたくなってしまうのだけれど。
    いずれにしろ、本書や「筒井康隆推薦本」よりも「筒井康隆作品」が一番面白いことに変わりはない。

  • 筒井先生が様々なところで書いた、作家や本や演劇やらの批評や推薦文を纏めたもの。文学論とは聊か大げさだが。
    特に山田風太朗賞は第一回から審査員をしており、この選評が面白い。伊坂・誉田・柚月・雫井・辻村・万城目・真山・貴志・綾辻等々、私も結構読み高評価であった売れ筋作家の作品もバッサリと論評しており、納得したり首を傾げたりして楽しく読んだ。
    他の人ではなかなかここまで言えないのではないか。
    なかでも先生がここまで言うのだから、これは読まなければという作品が何冊かあったのも収穫。

  • 筒井康隆のエッセイや選評などをまとめた雑文集。
    うーん、正直あまり面白く無かったかなあ。ファン向けという感じ。内容が雑多すぎてどうにもね。

  • 大先生の傍若無人な快文書。読めば読むほどに読まねばならない作品が増えてしまうのです。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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