薬屋のタバサ

著者 :
  • 新潮社
2.93
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本棚登録 : 330
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103150312

作品紹介・あらすじ

自分を消そうとしていた女が、一軒の古めかしい薬屋にたどり着いた。つかみどころのない、独身の薬屋店主、平山タバサと町の住人との不思議な日々。身を任せる安らぎと不安。リリカルな長篇。ややこしくなった、心と身体がほぐれる魔術的な恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 寝覚めの悪い夢を見た後のような。

  • 不思議 難解
    他人の見た夢をのぞいているような
    ホラーなのかファンタジーなのかも
    作品を通して過去の追憶と死が漂い続ける
    ラストの妊娠という展開も希望なのか逃れられない絶望に繋がるのか解釈しきれない
    怖くて淡い

  • 読み終わった後、自分が何処かに行っちゃってる感じになりました(^^;;不思議な感覚の本だった!これは、ファンタジー?軽いホラー?私の読みが浅いのか・・・結局、訳分からないまま読了。みんな、幻?嫌いじゃないけどワカラナイ(笑)そんな不思議な本でした。

  • 好きな人は好きなのだろうなっていうのは分かる。

    こういうのは自分の中に何かしら抱えてる人や抱えてる時期に読むと
    それを投影してなんか響いた気になってしまうけど
    純粋に文章を読み解き理解しようとするとただただ支離滅裂。

    人の夢の話のよう、というのは良い言い方だね。

  • 私にはなんだかよくわからないお話しだった。

    こういう系が好きな人には好きなんだろうけど、私には終始?だった。

    2018.4.13 読了

  • 霞みたい

  • 『わたしは、ほんとうはとても、こわいのです。こわくてこわくて、ならないのです。なにもかもなかったことになればいいと、ふと思えてならないのです。そして、そんなふうに思ってしまうこと自体が、こわいのです』

    夢の中にあるような街にたどり着き、成り行きを自然に受け入れてタバサと同棲、出産をする主人公。
    母親の影に縛られているようにも見える薬屋のタバサ。
    そして、主人公の前に度々存在を現す母親、ルリは何を伝えようとしているのか。

    ラストには自身の存在が何か別のものに変わってしまうようなめまぐるしい転換が起こる。

    人間は他人との関わりの中で生きているが、それは時として移ろってしまうものなのか。
    全篇通して死のにおいのようなものが漂っている、不思議な小説でした。

  • 配置場所:広呉図書1F
    資料ID:93096799
    請求記号:913.6||H

  • この作者のお話は、いつもすこし怖い。読みやすいのだけれど、後味の悪いものばかりなので、一度、気持ちのいい話も読んでみたいなと。

  • 夢の中の街をさまようような不思議な世界。タバサの調剤する薬と登場人物の死。そして赤ん坊。「命を産むということは、死を産むということでもある。」謎が多い。

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著者プロフィール

1963年広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。歌集に『十階』、小説に『水銀灯が消えるまで』『とりつくしま』『さようなら窓』『薬屋のタバサ』『晴れ女の耳』、エッセイ集に『短歌の不思議』など。穂村弘との共著に『回転ドアは、順番に』がある。

「2019年 『しびれる短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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