子どもの心の処方箋: 精神科児童思春期外来の現場から

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103151517

作品紹介・あらすじ

「親に心配かけない子」「いつも前向きな子」「落ち着きのない子」「勉強の苦手な子」…、はたしてそれは、その子の「個性」ですか?調査によれば「精神病的症状」を体験したことのある中学生、およそ15%-。心の不調を上手に訴えられない子どもからの緊急サインは、どう見分ければよいのだろうか。発症したその時には、親は教師はどう対処するべきか。見過ごされがちだった児童思春期の「心の病」について、大人が知っておくべきこととは?児童を専門に治療してきた精神科医が、具体的に解説。

感想・レビュー・書評

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  • ココロがかなり、厳しい状況下にある子らの対処法など。
    いろんな意味で、参考になった。
    だが、精神薬を子らに使うことについて、いたしかたない状況とはいえ、そのリスクにおいて、もっと配慮なり迷いの記述があるとなおいいのに、と思った。
    しかしこの本を読むまで、子の精神状態がくずれるそのメカニズムや程度がわからなかったので、どこらへんで専門家の助けが必要で、どこいらまでは家庭で対処しうるのか、その見極めに非常に、助かった一冊ではある。
    子と精神薬、基本的には反対だ。だけど絶対に、必要ではないとはいいがたい症例もある。そうなるまで、追い込まれてしまった子がを思うと、ただただせつない。

  • 児童思春期外来というものが特別視されなくなればいいな。
    みんな悩んで苦しんで成長していくんだ。
    少し休んだっていいんだ。
    でも、それが上手く出来ないから苦しくなってしまうんだよね。

    二回目

    僕の板の切れ端はなんなのだろう……なんてね。同じ本をじっくり二回読むのは久々だったな

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著者プロフィール

1968年生まれ。精神科医。長崎大学医学部卒業。現在、医療法人カメリア大村共立病院副院長と大村椿の森学園主任医師を兼務。主に児童思春期の子どもたちの治療に携わる。著書に『やっかいな子どもや大人との接し方マニュアル』『「生存者」と呼ばれる子どもたち』などがある。

「2018年 『子どもの人権をまもるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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