緋色からくり

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 99
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103157311

作品紹介・あらすじ

姉と慕ったお志麻が殺されて四年。猫の大福と暮らす緋名の家に、用心棒になりたいという侍、康三郎が現れた。その直後に、賊の襲撃。この男が、殺しのかぎを握っているのか、それとも-。疑心が渦巻くなか、謀略のからくりが、黒幕へと緋名を導きはじめる。仇討ちの果てにあるのは-。心が折れそうなときは、助けておくれ、大福-天才女錠前師お緋名、命懸けの仇討ち始末。

感想・レビュー・書評

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  • きりっとして男勝り
    美人の天才女錠前師
    お緋名が
    殺された従姉のお志麻の
    仇を討つ物語

    殺人 陰謀
    裏切りの世の中で
    誠実に生きること
    大切な人を守る心
    大事に思う気持ちを
    守り通す人たちと繋がる

    本当に強い人は
    心が強い人
    本当に強い人は
    人に優しいと感じる

    髪結いの甚八
    用心棒の榎
    芸者の翔太

    濃いキャラの面々は
    ひと癖もふた癖もあり
    まだまだ奥深い本音の
    ところはチラ見せ

    みかけとは違う
    心の奥をのぞいてみたくなる
    とても気になる存在の人々

    続編、是非、楽しみにしたい

  • 従姉の仇を討つ!天才錠前師お緋名を黒幕へと
    導く、たった一つのかぎ。それはからくり錠前が
    仕込まれた、従姉・お志麻の形見の鬢盥だった…。

  • 2018/10/1(月曜日)

  • 同じ作者の別の本読んでたら、こちらのシリーズ?の主役が出てきてたので。

    女錠前師である緋名は、緋錠前と呼ばれるからくり錠前を扱う錠前師。
    従姉の志麻が殺された事件をずっと追っている。
    志麻の夫で髪結いの甚八も心配するほどの無鉄砲さをもつ緋名だが、ある日家が空き巣にあう。
    その数日前に、甚八の家も空き巣にあっていた…。

    男まさりの女錠前師(美人!)、江戸の男たちになめられないように、と服装も男子っぽくしてるとこもまたよし。
    錠前師という職人柄、事件と背中合わせな部分もあって、一気読み。

  • 続編もある模様。
    しかし、この話はこれで完結しています。

    田牧さんの作品を好きになり、発行順を追って読み始めましたが、これはあまり好きな感じの話ではありませんでした。

  • 緋名(ひな):錠前師
    大福:4年前に孝助といっしょにきた猫
    甚八(じんぱち):髪結い「甚床」、緋名の幼馴染、孝助の義父
    孝助(こうすけ):10歳 甚八の養子
    志麻(しま):緋名の従姉、孝助の母、甚八と再婚するはずだったが、伝六が殺された理由を探り、4年前に殺される。
    伝六(でんろく):孝助の父、目明し、7年前に殺される。
    榎 康三郎:緋名の用心棒として、甚八に雇われる、隠密廻(おんみつまわり)同心
     7年前に殺された定廻の「赤井」の後輩
    栄達(えいたつ):医者、7年前に殺された医者の弟
    進藤:年番方与力、黒幕

  • 女錠前師緋名が、四年前の従姉妹の死の背後にあるからくりを解こうとする物語。謎の用心棒や幼馴染の髪結いなど、脇の登場人物たちも魅力的で、面白かった。ただ、肝心の緋名の活躍が少し物足りないかな。

  • 女錠前師お緋名が主人公、用心棒の康三郎、危なっかしいけど意外と情け深い芸者の祥太、脇役も魅力的。

    腕っぷしが強い訳でもないのに、ピンチに平然と構えている主人公がちょっと不思議。
    さらりと読める捕物帳でした。

  • 図書館で。時代モン定番の髪結い屋や錠前屋。猫。どうして殺されちまったのかお上の裁きに全然納得いってねぇぇ。で、謎にたどり着いてってぇ物語。読みやすくておもしろかったです。

  • 2014年9月西宮図書館

  •  今度はからくり錠前がテーマ。本当にこんなに凝った仕掛けがあったんかいな?というようなものが出てきて面白い。あとは用心棒の浪人のキャラが良い。猫もね。
     主人公たちが解決する事件のほうはいまひとつ凝り過ぎか?昔のエピソードもいろいろとつっこみどころがあって、半分目をつぶりながら先を読む。そしてやはりこの人の書く子供は本物っぽくない。年齢設定がわからない感じ。

  • 面白かった。
    前に読んだ他の話と似ていると言えば似ていますが、それでもやはり面白い。
    一度読み終わってから、断章だけでも読み返すとまた違った面白さがあるかも知れませんね。
    私はやりませんが。

  • 江戸時代、女性の錠前師である「緋名」が、4年前に殺害された従姉妹「お志麻」の死の真相をたどっていく。

    親友でお志麻の夫の髪結い「甚八」、売れっ子芸者の「祥太」、謎の用心棒「康三郎」らの活躍で話が進む。いずれの登場人物にも影があり、一筋縄でいかないので 予測がつかず面白い

    はずだったのに、続編を先に読んでしまっていたので はらはら感がいまいち持てなくて残念

  • 女錠前師緋名が事件に巻き込まれて殺された従姉の仇を討つ話。
    用心棒を買って出た康三郎は敵なのか味方なのか。
    髪結いの甚八、芸者の翔太など脇の人物も魅力的。猫の大福がかわいい。

  • すっきりと読みやすい小説だと思います。ただ、悪玉の動機というか、人物像なんかが、なんともわかりやすすぎて軽ーい感じだったのがちょっと残念。構図が単純すぎるというか。

  • この作家さんの作品は初めてです。
    爽快感のある時代小説でした。

    主人公の緋名の設定が素敵です。錠前師という職業だけでも十分魅力的ですが、さらに男言葉の美人というところが、時代小説の主人公としてとても新鮮でした。あと猫の大福がかわいい…

    芯の強い女性が活躍する時代モノは好きです。続編が出てるようなので読みたいです。

  • 続編が読みたいような。いらないような。

  • 地味で無難にまとまっているといった感じ。
    ストーリー展開も設定も文体も特に目新しいわけでもなく、意外性もなく・・・。男勝りの闊達な主人公緋名のキャラクターがもっと浮き立ってくるのかと期待したけどそんなこともなく。
    うーん、期待はずれでした。

  • 女だてらの錠前氏が従姉妹の無念を晴らす!江戸もので人情ミステリーとくれば外れないでしょう!
    おもしろかった。これ好きだわー。色恋が絡まないのもよいですね。
    あと、なにしろねこが可愛かった。

  • 田牧さんの本の中では、一番新しいものなのでしょうか。とても良かったです。田牧さんの作品は、登場人物がみんな良くて、イヤなヤツでも救いがあるのです。作品にも品があるというか(うまく言えませんが・・・)今まで三作読みましたが、どれも続編がでないかなと期待してしまうのも作中の人物に好意をもつからでしょうね。あと「三悪人」を読んでいないので、こちらも読んでみたいと思います。

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著者プロフィール

田牧 大和(たまき やまと)
1966年、東京都生まれの小説家。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表していた。2007年『色には出でじ、風に牽牛』(『花合せ』)で第2回小説現代長編新人賞を受賞。
代表作に、『花合せ 濱次お役者双六』などの「濱次シリーズ」、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』の「鯖猫長屋シリーズ」などがある。

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