三人小町の恋―偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 157
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103157335

作品紹介・あらすじ

憎みたいけど憎めない。ああ、こいつらと一緒に、働きてぇ!たった一度、真実を告げたことに思い悩む超絶美男子(似非)陰陽師、雨堂。師匠に小言、世間に悪態、でも大人になりきれない弟子、おこと。腐れ縁の雨堂に噛みつく、ぶっとび天才戯作者、甲悦。「恋」と「呪い」の時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • L 偽陰陽師拝み屋雨堂1

    偽、をふんだんに使ったおしゃれな時代モノとでもいおうか。娘3人の心の奥底に踏み込んでいく、のかと思ったけどそれほど重くなかった。全体的に軽く、現代モノにしても成立する感じ。雨堂と名付けてはいるが、本編では吉次の名が基本。二面性を持たせているのかな。おことの成長が気になるのでシリーズに期待。吉次の生い立ちだけでも一本いただけそうだが、軽いのは勿体無い。思い起こせば死んだのは自殺で自業自得の感もあるし、そういう路線ってこと?
    女性作家だけにこのくらいがちょうどいいのか。個人的にはもっと重くジンジンくる時代モノを希望。

  • 田牧大和さんの「三人小町の恋」読了。初心者にも読みやすい時代小説。商い上、阿部雨堂を名乗る「吉冶」は、偽陰陽師を生業にする色男。一緒に暮らすのは十二才の娘、おこと。巷では「拝み屋 雨堂」と呼ばれ、舌先三寸で生計を立てている。そんな二人のもとに三人の町娘が訪れた。なんでも三人のうち誰が「丑の刻参り」で呪われているか知りたいと言うのだが。。
    初読みの作家さんでしたが、面白かった!吉冶とおことの掛け合い、吉冶の知り合いで狂言作家「甲悦」の登場。次第にわかる三人小町の依頼の意味と浮かび上がる事実など。サクッと読めて、小気味よい語り口と心の動きに焦点を当てた人情味のある作風です。
    驚きや感動を求めず、登場人物の個性を楽しみながら読むことをオススメします。他の作品も是非読みたい。

    • P(^∀^)Pさん
      ご無沙汰してます。これ、面白そうですね!
      読みたいです(^ν^)
      ご無沙汰してます。これ、面白そうですね!
      読みたいです(^ν^)
      2013/09/16
    • hyoshi52さん
      ぱたままさん、いらっしゃい♪
      面白かったので、他の作品も借りてきました。また、読んだら感想書きますね(^^)/
      ぱたままさん、いらっしゃい♪
      面白かったので、他の作品も借りてきました。また、読んだら感想書きますね(^^)/
      2013/09/19
  • 軽く楽しめました。が、なんというかもうちょっと何か欲しいというか・・・

    時代物じゃなくてもいいんじゃないか、という気がしたのは表紙の雰囲気もあるかもしれません。

    田牧さんの作品のなかでは作品のトーンは明るいほうでそれはうれしいんだけどなぁ。

    「明るくほっこり」でも「余韻がある」でもなく印象として中途半端な感じ?

    きらいではないので、次作に期待します。

  • やっぱり慣れない時代モノ。
    もっとたくさん読もう。

  • 久しぶりの田牧大和さんですが、登場人物がステレオタイプだと感じました。

    話自体はそこそこ面白かったし、佳境に入ったころには最後まで読みきってしまいたくてウズウズさせられたのはさすがだなぁ、と。

    偽といいつつ、嘘も100回吐き続ければ真実になるとでもいいたそうな、吉次さんでした。

  • ロリコン野郎二人!拝み屋を営む美青年だけど、素顔はだらだらした感じの吉次。吉次の面倒を見ている十二歳の少女、おことにめろめろな吉次と彼の親友が……ロリコンにしか見えない……(笑)。いや、ツボですけどね?コン・ゲーム好きにはサイコーでした。ラストの展開なんて、ほんっと超歓迎!すばらし!あー面白かった……。拝み屋といいつつ、かなりうさんくさいことをしている吉次とおことのミステリ的な展開とか、おことの複雑な気持ちとか。ぜっひとも続きが出てほしい!

  • 安倍晴明の末裔、というのは真っ赤な嘘。
    役者顔負けの美男子・拝み屋雨堂と、勝気で
    お茶目な弟子のおこと、ぶっ飛び戯作者甲悦が
    挑むは「丑の刻参り」の犯人探し。
    呪いの裏に潜んでいるのは…。

  •  いかさまなんだけど、筋立てて他に害が及ばないように厄介事を解決。

     お互いに思いやる気持ちが、あったかくていいです。

  • 憎みたいけど憎めない。ああ、こいつらと一緒に、働きてぇ!たった一度、真実を告げたことに思い悩む超絶美男子(似非)陰陽師、雨堂。師匠に小言、世間に悪態、でも大人になりきれない弟子、おこと。腐れ縁の雨堂に噛みつく、ぶっとび天才戯作者、甲悦。「恋」と「呪い」の時代小説。

  • 登場人物が面白いので、シリーズ化してもよさそうだけど、難しいのかな。軽めなので、女性向けかも。

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著者プロフィール

田牧 大和(たまき やまと)
1966年、東京都生まれの小説家。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表していた。2007年『色には出でじ、風に牽牛』(『花合せ』)で第2回小説現代長編新人賞を受賞。
代表作に、『花合せ 濱次お役者双六』などの「濱次シリーズ」、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』の「鯖猫長屋シリーズ」などがある。

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