三人小町の恋―偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 157
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103157335

感想・レビュー・書評

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  • 『波』に連載されていたので、惰性で読んだが、まあ面白かった。

  • 時代物は好きだけど…
    なんとなく文章がラノベっぽいんですよ。
    読点の位置とかが。

  • 表紙見て気になった作品。
    ジャケ見る限りいかさまながらもあらよっと事件解決しちゃいまーす感なのかと思いきや
    なんか話が意外にくくく、暗い…?

    おことちゃんが13歳くらいだから中学生も読める?かも。

  • 「波」に連載された「三人小町 ふたり拝み屋手控帖」の改題加筆による単行本化。

    安倍晴明の末裔を称する30代のイケメン阿部雨堂は「拝み屋」=呪い師を家業としており、赤ん坊の時に捨て子を拾って育てた12才のおことを弟子にして手伝わせている。

    呪い師といっても,超能力があるわけではなく、観察眼と情報収集、分析力に優れた人生相談屋というべきなのだが、「買った富くじが当たるようにして欲しい」というバカな依頼をしてきた放蕩息子に、呪いの強い力で逆に恐ろしい目に遭うと脅して帰らせるようなこともやってのける。

    ある日、3人の若い娘がやってきて、「自分たちのうち誰が丑の刻参りで呪われているのか調べて欲しい」と奇妙な依頼をする。

    3人の身辺を調べると、料理屋の娘の恋人で独立させてもらえることになっていた料理人が首をくくっていて、丑の刻参りをしていたのはその娘だったことがわかる。

    料理人が死んだのは、娘のために地の利のいいところで開店しようと、「当たりととすり替えられる」というイカサマの冨札を買って開業資金を失ったためで、娘はその敵を討とうとしていたことがわかる。

    雨堂たちは犯人を突き止め、死んだ料理人の幽霊を仕立てて犯人たちを震え上がらせ、町方に捕らえさせ、仇を討ってやる。


    ストーリーの展開のたびに見せる、ちょっぴり早熟なおことの心の動きが、とてもいいアクセントになっている。

  • イケメンのいかさま陰陽師
    拝み屋雨堂こと吉次
    吉次に育てられた捨て子のおことの物語

    吉次はいかさまといっても
    人をだますわけではなく
    相談に来た人の悩みを
    陰陽師としてのチカラではなく
    自身の知恵と経験
    足を使った念入りな下調べで
    問題を解決していく

    いわば
    問題解決、洞察力、推理力をもった
    コンサルタント

    楽観的な吉次と
    嘘がばれないかと
    いつもひやひやしている
    しっかりもののおことの
    ふたりのコンビが微笑ましい

    三人の小町が丑の刻参りで
    呪われているのは誰かと相談にのる

  • さっくり読めて面白かった☆シリーズとかあるのかなぁ。。。

  • 2011/12/19読了。なんてことはない話だけど2時間ドラマとかにすると面白いかも。

  • タイトル通り「偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂」シリーズの第一作、というところみたいです。

    ん~・・・文章量自体はそこそこあるものの内容が薄い。短編くらいのお話をなんとなく長編まで長々続けちゃったみたいな印象。
    雨堂とおことの関係やそれぞれの葛藤なんかを今後のシリーズで書きたいんだろうけど、肝心の本編がどうにも乗り切らないというか。
    同人くらいならともかく商業でこれはちょっと今後厳しいんじゃないだろうか?

  • 2007年作家デビューの田牧大和さん。派手さはないものの江戸のちょいと変わった風をもたらしてくれる作品が好きで、出たら読む、の追っかけになっています。

    今回の新作の役者は三人。
    イカサマ陰陽師の拝み屋雨堂、雨堂が20歳の時に長屋で拾ってしまった捨て子のおこと、そして、狂言作者の甲悦。
    雨堂は見目麗しい男前で、おことは早くも12才、そんな彼らを見守る甲悦、という組み合わせが面白い。

    雨堂は、イカサマながら相談相手の気持ちを巧みに汲みあげ、また、自らの美貌をも活かした働きぶりで、仕事も繁盛。おことは、そんな雨堂の手足となってまだ幼い年にそぐわない頭の働かせ方が痛快だったり哀れだったり。甲悦が絵草紙屋の二階に居を構え、脱稿した折の雄たけびを聞いた客に運がつく、と言った都市伝説まで用意されて、そこもまた笑えてしまう。

    だから、舞台立てとしては十分に楽しめるはずの物語だったのだけど、肝心のメインストーリーがね・・・。三人小町が雨堂のところにやってきて、丑の刻参りに関わる依頼をするのだけど、その仕掛けがなんかパッとしないんだもの。
    雨堂たちに比べて小町があまりに小者だった、っていうところかな。

    これは、たぶんシリーズ化すると思うから今後の彼らの活躍に期待することにします。

  • 雨堂さんイケメン!!!
    内容はうーん・・・・て感じかな

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著者プロフィール

田牧 大和(たまき やまと)
1966年、東京都生まれの小説家。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表していた。2007年『色には出でじ、風に牽牛』(『花合せ』)で第2回小説現代長編新人賞を受賞。
代表作に、『花合せ 濱次お役者双六』などの「濱次シリーズ」、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』の「鯖猫長屋シリーズ」などがある。

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