ゆらぐ玉の緒

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 150
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103192114

作品紹介・あらすじ

陽炎の立つ中で感じるのも、眠りの内のゆらめきの、余波のようなものか。老齢に至って病いに捕まり、明日がわからぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。古井文学の集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 文体の美しさに気を取られてもうなにがなんだか(阿呆)。

  • 明確なストーリーはなく,季節のうつろいと,作者を彷彿とさせる老人の心情が詩情豊かに描かれています。

    意味を捉えるのもなかなか難しく,私は読み終えるのにとても時間がかかりましたが,とても常人には真似のできない高尚な表現力に,本格的な文学というのは本書のような小説をいうのだろうと思いました。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=329765

  • 読書芸人又吉直樹オススメ

  • 生者か死者なのかもわからない声たちがひしめきあう交響楽。固有名詞といえばもはや、一千年以上前の歌人たちの名くらいしか登場せず、現在はもはや名を持たない混沌。
    はじめに混沌ありき、そして最後も混沌に還ってゆく。その束の間の過程にかすかに揺らぎ立つもの、それが玉の緒、つまり陽炎。

  • 書評でよいと
    2017.4.16〜

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著者プロフィール

作家

「2017年 『現代作家アーカイヴ1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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