塩狩峠

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 411
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103207016

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教を知りたい方におすすめです。ネタバレしたくないし、話が深すぎて軽々しいことが言えない本ですが、すごく心にくる本でした。

  • 20歳の時に人生を変えた一冊

  • 紀伊國屋の電子書籍で無料だったので、時間つぶしに気軽な気持ちで読み始めたら、久しぶりにぐーっと世界に引きずり込まれる感覚に。キリスト教については単純に良いと思えないけど、迫力のある内容に、一気に読み終えた。これが実話に基づくというのに驚く。

  • 真っ直ぐな永野信夫の生き方に感動。
    事実をベースにした話であることに更に感動。

  • 漠然と知っていたがちゃんと読んだのは初めて。なるほど感動的なストーリー。かつ未だヤソ教と言われていた時代の話だからこその背景も判りました。キリスト教に傾注する辺りが判り難いけど私みたいな凡人にも読み易く構成されているのは助かります。

  • すごいの一言。
    自分を犠牲にして人を助けられる人。

  • 高校生のころに、学校司書さんにおすすめされて読んだ。
    緘黙を抜けきってなかったから「返却おねがいします」くらいしか話したことなかったけど、なぜかおすすめしてくれた。
    そんで三浦綾子を3冊くらい読んだ覚えがある。氷点だったかな?

    キリスト教的っつうかアンデルセンとか宮沢賢治みたいな自己犠牲を私は好きじゃなくて、全然しっくりこなかったのは覚えてる。
    こうやって助けられたほうは気まずい感じになっちゃうよねみたいな。
    自己犠牲と自己満足の境界はとても近いから私には区別がつかない。

    内容云々よりも、これをおすすめされる自分が大嫌いだった。

  • 宗教にはアレルギーというか、関わりたくないと思っているが、序盤は信夫がキリスト教に反発をしているので入りやすかった。
    清らかな精神の信夫やふじ子ら登場人物に、
    澄んだ空気の北海道の情景はよく似合う。
    結末はただただやるせない。
    ふじ子や周りの人が信夫の損失にキリスト教という信仰が支えになるのなら、宗教も悪くない。

  • 信夫さんに感無量。

  • ずっと前に人に勧められた本だが、この時期に読んだのは、この本が好きな友達とちょうど一緒に旅行していたからだ。

    この本を読むまで、キリスト教について、というか宗教を信仰することについて、なんとなく快く思っていなかった。

    まず最初に、宗教にのめり込む=怖いことだろうと、なんとなく思っていた。アメリカにいた時は、毎週教会に行って聖書も読んでいたけれど、意味がよくわからなかったのもあるし、なんだか熱心にお祈りをしている姿を見てうす気味悪く思っていたのもある。どんな宗教でも、日本ではそんなに熱心にお祈りしている人を見たことがなかったし、日本ではそういう人は敬遠される傾向にある気がする。私にも自然とそういう姿勢が植え付けられていたのだろう。

    また、怖い、と思う理由には、知らないということもあると思う。私はキリスト教はどんなことを教えているのか、全く知らなかった。まあ、カトリック教も仏教もイスラム教もヒンドゥー教も知らないけれど…。だから、熱心に信仰している人を見ると、なんとなく怖いような気がしていた。

    だがこの本を読んで、キリスト教で教えられていることを知って、キリスト教を信仰する人の気持ちも分かるような気がした。そして、信仰するというのは、うす気味悪いことでも怖いことでもないことも理解した。また、信夫のように、いつも人に優しく生きていきたいという思いが私の中にあり、この本を読んで本当に感動したので、なんだか聖書を読んでみたくなった。知らないまま、なんとなく快く思わない、というのではなく、知ってから判断したいと思ったからだ。実のところ、キリスト教って私にぴったりかもしれないと思っているが。まあ、どんな宗教でも、教えていることの根本は同じなのではないかなあと思ったりはするけれど、とりあえずまずは聖書を読んでみようかな。

    ところで、青年期の信夫は「死」について疑問を抱いているが、私も今年に入ってなぜ人は死ぬのかや、死に対しての恐怖を抱くようになった。この本を読んで、誰しもがこのような悩みを抱えているのだろうか、と考えることによって、多少は気が楽になった。

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著者プロフィール

三浦 綾子(みうら あやこ)
1922年4月25日 - 1999年10月12日
北海道旭川市出身。終戦まで小学校教員を努めたが、国家と教育に対する懐疑から退職。1961年『主婦の友』募集の第1回「婦人の書いた実話」に『太陽は再び没せず』を投稿し入選。
1963年朝日新聞社による投稿した小説『氷点』が入選し、朝日新聞に同作を連載開始。1965年、同作で単行本デビュー。刊行直後にベストセラーとなり、映画化・ラジオドラマ化される代表作となる。ほか、映画化された『塩狩峠』が著名。様々な病苦と闘いながら、キリスト者として執筆を続けた。

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