- 新潮社 (2011年11月30日発売)
本棚登録 : 38人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784103216049
感想・レビュー・書評
-
音のない本。
読んでいると、自分が水に沈んでいるような気分になります。
短編集であり、語り部はすべて違う人であるはずですが、皆同じ人に思えます。
けなしているわけではない。
違う人では有りますが、根幹の部分は同じと思えるのですが、そこにあるのは作者なのでしょうか。
読み慣れない類の本ですが、面白かったです。
全然筋違いのことを書いているのかもしれませんが、まあそれはそれで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短篇集だが,どの作品にもにじみ出る教養と素晴らしい登場人物が見られる.何気ない日々の中に高尚な行事が次々と出てくるのは,これまでの種まきの成果でしょう.
-
森内先生の作品を初めて手にした。
無駄なものをすべてそぎ落とした洗練された文章で,澄んだ水の中を漂っているような感覚に陥る。描かれている情景も,まるで写真でも見ているかのようで,素晴らしい作品でした。 -
「梨の花咲く町で」(森内俊雄)読み終わった。いやーまいった。すばらしく洗練された作品集である。うまく言えないが、なんかこう「シュッ」とした感じ。森内氏の作品を読むのはこれが初めてなんだな。ほかの作品を読んでみたくなった。
著者プロフィール
森内俊雄の作品
