日本難民

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 31
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103239079

感想・レビュー・書評

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  • 結局のところよく分からないまま終わるのが少し物足りないような。でもそれが逆にこの本の良さなのかもしれないけど。ウオーキングデッドを見てるからか、内容に新鮮さはあまり感じられなかった。夫に対する感情はリアルだと思う。

  • 難民としてさすらうのだが、何故なのか理由が最後までグレーなまんま。戦争的なことでこうなってます、みたいな雰囲気はちらほらあるが、あまり重要じゃないみたい。明確な会話がなく女性の視点でひたすら考えたり行動したりすることを、ダーッと書いてあるのでとても読みづらく窮屈な気がした。全体に流れる暗く、鬱屈した感じは主人公が立たされている現実をそのまま表しているようだった。ただ、読むのにつかれる小説であった。

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著者プロフィール

1934年生まれ。’70年「無明長夜」で芥川賞を受賞。’84年「満州は知らない」で女流文学賞、’92年「お供え」で川端康成文学賞、’99年『箱の夫』で泉鏡花文学賞、’00年、中日文化賞を受賞。他に、吉田知子選集(1)~(3)など。

「2018年 『変愛小説集 日本作家編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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