之を楽しむ者に如かず

  • 新潮社 (2009年9月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784103240143

感想・レビュー・書評

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  • 表現が豊かさがクラッシック音楽に無知な自分でもその片鱗に触れた気にさせてくれる。
    この本のお蔭でクラッシック音楽に興味が湧きました。

  • ・論語「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」
    ・遅い演奏:グレン・グールド「ゴルトベルク変奏曲」
    ・リヒテルはグールドの「バッハのノン・レガート」の弾き方に注目した
    ・内田光子:シューベルト「楽興の時」。シューベルトは「pとppの音楽家」
    ・ホロヴィッツ:奇妙な指遣いから巧緻を極めたペダリングの働きには比類を絶したものがある。野獣が牙をむいて立ち向かってくるような恐ろしい闘志がある。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4103240148
    ── 吉田 秀和《之を楽しむ者に如かず 20091001 新潮社》
    http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20100509/1273342872
     

  • ピアノ曲以外のところは斜め読みでした。

    しかしながら、ピアノに関する評論・随筆が多く、面白かった。様々な演奏家による弾き方、それに対する意見、感想がざっくばらんに語られています。

    吉田先生が素晴らしいのは、どの演奏でも、まず理解しよう、共感しようという姿勢。
    (どこかの評論家みたいに、カラヤンは薄っぺらいとか、ポリーニには感情がない、とかいって切り捨てる姿勢がない。)
    作曲家、演奏家一人一人に対して、愛情があります。それを率直に語りかけてきます。

    専門的な音楽用語については今ひとつ理解できなかったけど、今後色々な演奏家が奏でる様々な曲を聴く上で参考になりました。

    あと、吉田先生はピアノが好きなんだなぁ、と改めて思いました。

  •  音楽評論というのは不思議な領域ではあるまいか。 「音楽評論」とひとくくりにしては、乱暴ですね。 いわゆる「コンサート評」というもの。 その評論を読んだ人は、書き手がそして書き手が聴いたコンサート会場に居合わせた人とは、決して同じ経験ができない。「昨日食べた、MAISON BRETONNOANADONA(仮名)のガレットおいしかった〜。」という話を聞かされるのに、さも似たり。 しかし、この場合は、少なくともその話を聞かされた人は「MAISON BRETONNOANADONA(仮名)」に行って、ガレットを食べることはできる。 しかるに、コンサートの場合、たいていの場合は一夜限り。まぁ、連続公演もあるけれども。食べられない御馳走のことをあれこれいわれてもなぁ、などと、新聞や音楽雑誌を読んでいつもそう思う。 CD批評は、まぁ、誰でも(再生装置の違いはあるかもしれないけれども。というと、再生装置が好きな人は、そうではないとおっしゃるかも知れない)、まぁ、いつでも聴ける。しかし、それとて、一流ホテルのコンソメの缶詰を食しているようなものではないかと思ってしまう。 他方で著者の文章(ようやくたどり着いた)は、コンサート評・CD評もあるけれども、音楽一般について書かれたもの(作曲家論・指揮者論・演奏者論などなど)に対する慈愛に満ちた態度を感じる。 何しろ、書名がそれを物語っている。 つべこべ言わずに、お聴きなさいな、そして、その音楽をお楽しみなさい、と。 まさしくその通りで、コンサートせっせと通いますと思わせてくれる一作。  本作に関する感想がごくわずかで、申し訳なし。 だって、本作を楽しむ者に如かずでしょ? (ちょっと修正)

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著者プロフィール

1913(大正2)年9月23日、東京日本橋に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。1946年、『音楽芸術』誌に「モーツァルト」を連載、評論活動を開始する。1948年、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し初代室長に就任。1988年、水戸芸術館館長に就任。2006年、文化勲章受章。著書に『吉田秀和全集』全24巻(白水社)、『之を楽しむ者に如かず』(新潮社)、『永遠の故郷』(集英社)など多数。2012年5月22日、急性心不全により逝去。享年98。

「2025年 『音の世界のそのことを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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