なぜ友は死に 俺は生きたのか ─戦中派たちが歩んだ戦後─

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103263210

作品紹介・あらすじ

死を前にした兵士たちが必死に問うた戦争の意味。だが、それは終戦時の喧騒や「新しい時代」の潮流にかき消されていった-。あのとき、自らの死と引き換えに、彼らが夢み描いた、新しい「くに」とはいかなる姿だったのか。比べて現代は、彼らが望んだ社会になり得たのだろうか。忘却の中に消えつつある生き残りの戦中派たちを訪ね、長年背負い続けてきた、亡き戦友たちの想いを受け継ぐ。

感想・レビュー・書評

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  •  今までもこういう作品はあったのだろうけれども、作者ゆえに手に取った。
     作者の仕事の家庭であった戦中派の人々、或いは、御父君との会話を基に作られた作品。
     
     一見、とりとめのない印象があるし、ある意味、とても読みにくい。
     けれども、少し読み進めて考え込み、それからまた、読み進めるつつ、今の日本を形作ってきたものとは何かと、自問せざるを得ない。

     徒に等閑視してこなかったかと。
     
     不謹慎な(或いは不遜な)読み方かもしれないが、震災後に生きる自分のあり方と重ねてしまった。
     
     作者から、託された重い課題を、今の(震災後の)自分がどう受け止めて、受け継ぐか、途方に暮れる。

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著者プロフィール

編集者・劇作家・エッセイスト。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1984年、劇団「月夜果実店」を結成。著書に『三〇代が読んだ「わだつみ」』(築地書館)、『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい』(集英社)、『なぜ友は死に、俺は生きたのか』(新潮社)など。

「2017年 『演劇に何ができるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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