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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784103275121
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
緊張感と感動が交錯する物語が展開されます。主人公は実在のアルパインクライマーであり、幼少期からの山への情熱が、困難な冬山での挑戦を通じて描かれています。彼とその妻の過酷な登攀の道のりは、死と隣り合わせ...
感想・レビュー・書評
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凄まじい内容でした。
初めから、又中盤からラストにかけてはヒリヒリして呼んでいるだけでも緊張感で震えました。
ここまでの、既に何回か死んでいてもおかしくないにも関わらず執念とも言える山への情熱がなぜ、どこから湧いてくるのか常人には想像も出来ませんが、このおふたりにはそれが生きているということなのかな。
とても映像的で感覚にも訴えてくるような文章でずんずん読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沢木耕太郎の凍を読みました。
主人公は実在の人物で小さい頃から山が好きで、父親に反対されても、山が自分の人生と冬山を目指します。
女性クライマーとも出会い夫婦で山に登り続けます。
死と背中合わせで、どうしてそこまでというのもありますね。
高校の頃孤高の人や栄光の岸壁を読みましたが、久々の山の物語ですが、良かったです。
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久々の、どんどん先を読み進めたい気持ちと、終わってしまうのが嫌で進めたくない気持ちがせめぎ合う、読書の醍醐味を味わえた一冊。
尊敬するアルパインクライマー山野井泰史さんと妻妙子さんの、ギャチュンカン登攀。過酷な、二人でなければおそらく遭難と死は必至だったであろう道程の描写に緊張が止まらなかった。
結末を知っていても、不安になった。
アルピニストの業、というものを知った。
生きていることの重さを感じられた。
読む前の自分には、必読、大満足の一冊になるよと伝えたい。 -
ノンフィクションの凄みなのか惹き込まれて一気読みしてしまった。
以前筆者の山野井夫妻との対談書で本書の内容に触れており、読んでみたい一冊であった。
切り立った壁、極限の寒さや雪崩の恐怖、剥き出しの大自然がヒシヒシと伝わってきた。
狂気や中毒かとも思ってしまう山に対する姿勢と日常の生活があまりにもストイックであるが、これが生死を分ける境目なのかもと納得した。
極限の状況で揺るぎない夫妻の信頼感とリスペクトは何とも言えずいいなぁと思った。
凍傷により以前のような動きができない中でも次の目標を見据え、チャレンジし成し遂げる姿にただただ感動。
自分の意思で変えられないことはさっさと見切りを付ける潔さは見習いたい。
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ブクログの「あなたへのおすすめ」より。山歩きに親しんでいたからか、山野井さんご夫妻のお名前に記憶があったので、読んでみることに。沢木耕太郎さん初挑戦。
お二人の、自身の内なる欲求のみに従って生きている、その迷いのなさが実に清々しかった。こんな風に生きていくことができるのかと。
究極の状況にありながら、まるで日常のような些事を考えてしまう様が、どことなくユーモラスで、その淡々とした文体と独特な視点の動きもあいまって、重苦しくなく読み進めることができた。想像を絶する世界を、全く違和感なく読ませてしまう作者の力は、本当にすごいと思う。 -
面白かった
奥さんが凄い人だと思った。
山登り自分はやらないけど、そこまでしてやる魅力があるんだろう。
自分も小さな山でいいから登ってみたい -
山野井さんの狂気にも似た山へのこだわりに、感嘆と恐怖を感じました。山にはそれほどの魅力があるのだと思いましたが、自分はたまに小さい山に登るくらいがちょうど良いかなと。指がなくなっても、その制約の中で、また山にチャレンジする姿はシンプルに凄さを感じさせられました。
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実に地味な語り口で、イマイチ盛り上がらんかな?と思いきや、むしろこの過酷な展開には無用な脚色は不要です、てな気にもなってくる。
それだけ壮絶な世界で、しかしこれ、どれだけすごい壁なのか分からん、って時は直にネットで調べられるから、便利だわ。でも写真で見ると快晴だし、その厳しさがむしろ伝わってこず、となると実は写真より言葉のほうが伝わるのね。
しかしこういう冒険ものってけっこう盛り上がるのよ、思いの外って言ったら何だけど。ハイキングでも行ってみるかな。 -
この実話を読んでレベルの高いクライマーの世界が垣間見えた。ギャチュンカン凄いし、登り切って帰ってきた山野井夫妻凄い。山をやめようとしてまた始めてしまう山野井凄いし、俗世から遠く離れてるような妙子凄い。彼らの世界には辿り着けないだろうけど山に登りたくなった。
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山野井と妙子の山に対する想い、登攀の歴史、スタイルがノンフィクションだと知り驚いた。山の空気を吸いたいから、無酸素で登る。山には何も残して来ない。生きて帰る。マスコミ嫌い。凍傷で手足を失っても、山を諦めない2人がとても清々しかった。こういう夫婦のあり方も、良いなと思った。
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2011/10/21
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登山を描いた作品を読むのは初めてでしたが、緊張や興奮が文章からヒシヒシと伝わってくるようで、唯一無二の面白さがありました。専門用語も程よく補足説明がなされていて、登山経験・知識の乏しい自分でも楽しめました。
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2019年1月14日読了
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あまりになじみのない地名が出てくるので、
GoogleMAPsや、写真を探して
本書と照らし合わせながら読んでいくのが
また色々と面白かった。
下降中の生死の狭間での体験は怖い。
極限の寒さの中で、心臓が止まりそうに感じる、
足が悪くなってくることが感じられる、
眼が見えなくなる。
そんな状況の中でも何とか生きて帰ろうとする。
それは本当にすごいことなのだと感じる。 -
夏の帰省で本棚に眠っていたこの本を何気なく手に取りました。惹きこまれて一気読み。
沢木耕太郎の短く鋭い文章と、極限で闘うクライマーの姿の相乗効果で、強烈なインパクトを与えてくれました。
長く記憶に残りそうな1冊。 -
夏なのに、寒く感じるほどの臨場感と息苦しいほどの緊張感。一気に読んでしまいました。
でも何で山に登るのか、私には分からない…
著者プロフィール
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