波の音が消えるまで (上)

  • 新潮社 (2014年11月18日発売)
3.62
  • (18)
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  • (35)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 372
感想 : 30
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784103275176

感想・レビュー・書評

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  • ☆☆☆☆ 星4つ

    香港とマカオからお話は始まる。そうあの名作『深夜特急』の始まりの場面を思い出させてくれる。
    ふーむなんだか本当に『新・深夜特急』を読んでいるような気分だ。
    いやいやこれはノンフィクションではなくて小説なんだ、と自分に言い聞かせながらも読みはずんずんススム。そうだこれは面白い小説なのだ。

    マカオの町中を歩く主人公がいる。
    今時は小説本を読みながらGoogle Mapなんぞでその足取りを確認することが出来る。
    実際「リスボア」というホテルの名前もMap上に確認できた。
    そしてついでにその語源が「リスボン」だということも解った。

    少し厄介なのはGoogle Mapの奴は漢字表記だということ。
    しかも日本人はとても苦手な簡体字を使っている。
    カタカナにしてくれとまでわ言わないが、せめてアルファベットくらいにはならんもんだろうか。
    あれれ?話がどんどん脇道へ逸れていく。

    実はこの本の中身も同じ様にすぐに脇道へ入っていってしまう。
    でもその脇道での話がたまらなく面白い。
    これらは実わ『深夜特急』と似ている。いやはや嬉しい。

    夢中になっていた「バカラ」の途中から今度はサーフィンとのなれそめ話題にあっという間に移っていってしまった。
    そしてこれがまた面白い。

    続いて一旦短くバカラの話に戻ったものの、次は唐突に女の話に移っていく。
    読んでいると「あれおや?いつ女の話になったのだろう」とページをめくり戻ると、これが上手い具合になんとなくさりげなくなのだ。

    いつもはこんな内容やストーリーに係ることは書かないのだけれど今回は書いている。
    でも内容そのものでは無くてストーリーをどのように転換していくか、という沢木耕太郎独特のテーリングについて書いているつもりである。面白い。

  • 3.5 カジノの部分は、実体験ベースなのか迫力がある。一方、創作の部分のヒロイン像やまわりのキャラクターに現実感は感じない。主人公自身が実在していると言う印象。後半の展開は如何に?

  • ふむ

  • 2024.05.30読了

  • さらに、下巻続く。

  • 2022/6/24
    イヅコヘ。

  • 文学

  • 面白かった。最後までグイグイ。刹那的なところがたまらん。バカラをやりにマカオに行ってギリギリ感を感じたくなった。

  • サーフィンとカメラとバカラ、サーフィンとバカラの繋がりはわかったが、カメラは特に無かったようだ。バカラのことはかなり理解できたと思う。どんな展開になるのだろうか?

  • 老人が遺した一冊のノート。たった一行だけ書かれた、「波の音が消えるまで」という言葉。1997年6月30日。香港返還の前日に偶然立ち寄ったマカオで、28歳の伊津航平は博打の熱に浮かされる。まるで「運命」に抗うかのように、偶然が支配するバカラに必然を見出そうともがく航平。謎の老人との出会いが、彼をさらなる深みへと誘っていき…。緑の海のようなバカラ台には、人生の極北があった。生きることの最も純粋な形を求めて、その海に男は溺れる。

  • のめり込むように読み進めてしまったのは、僕もまた、ゲームは違うがギャンブルに興じているからか。
    マフィアにボコられるのは嫌だが、ここまで博打を掴むだけのための生活ができるなんて、少し羨ましくもある。
    続きが気になる。

  • 主人公あるいは読者の知りたいことは、だいたい登場人物のセリフで説明されていました。
    なんて親切な登場人物たちなんでしょう!

  • カジノ・バカラ・・・
    久しぶりの沢木さんだった
    ふ~~~ん

  • 今までにないギャンブル小説

  • バカラの詳細な記述が臨場感を出しており、その場にいるよう。あまりに長いので飽きてきたところ、後半はバカラとは違う展開に。面白くなってきた!

  • 香港返還の前日に立ち寄ったマカオで、航平はバカラの熱に浮かされる。まるで「運命」に抗うかのように、偶然が支配するバカラに必然を見出そうともがく。謎の老人、劉との出会いが、彼をさらなる深みへと誘っていき…。
    航平はサファー。ノースショア滞在していた時にカメラマンに気に入られる。カメラマンの助手となる。独立後、バリ島で波乗り。オープンチケットで帰国する途中によった香港。
    ホテルが満杯でマカオならホテルの空きあり。バカラにはまる。
    劉が自分のチップを奪われたが、カジノの人間も客も知らん顔。劉は場を盛り上げるのでカジノには好都合な存在
    劉からバカラのヒントをもらう
    劉は在日。朝鮮籍。釘師から学校に行けと言われ、夜学に通うが就職先はない。ヤクザ会社のフロント企業に就職。ヤミ金と賭場と地上げで利益を出した。ヤクザのトップが代わり追い出されて逮捕。再度、雇われる。
    李蘭は日本人と結婚していた。虐待が始まり離婚。マカオで売春して生活。
    ホテルのコンシェルジェは日本人の女、村田。
    航平の写真展を見たことがある。中国人の彼氏にふられ、忘れる為にマカオで働いている。
    カジノで知り合った中国人の女にバカラを教える。肉体関係になる。香港マフィアの愛人だった。拉致され殺されるところを劉が助けにきた。

  • おもしろかった
    バカラの勝負の描写が細かくて、多くて、
    その辺はサラッと流したけれども。。
    下巻で大波に乗れるか期待。

  • むなしい、半か丁の繰り返し

  • レビューは下巻にて

  • 深夜特急バカラ編。何処へ、気付かんわ。
    劉さんを健さんで読み進め様々な分泌液がほとばしる…下巻へ!

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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