乙女の密告

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103276616

感想・レビュー・書評

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  • 何が言いたいのなわかんないよ…

  • 民族の長い歴史の中で苦悩し続けられてきたユダヤ人のアイデンティティを、一人のモラトリアム人間のアイデンティティと一緒にしちゃいけないだろう。。。

  • 11/04/20読了
    ただ読んでるだけじゃダメみたいです。

  • ちょっとよくわからなかった。
    ヘト アハテルハイス

  • 全く意味がわからなかった。よく読んで理解したいとも思えなかった。

    正直、気持ち悪い。特に先生。よだれたらして電車で寝るなんて。

    大学の教員なんて気持ち悪い人いっぱいいると思うけどね(笑)

  • キーワードとして、『真実』と、噂好きで潔癖を尊ぶ『乙女』が出てくる。
    スピーチコンテストという狭い舞台装置
    アンネの日記の世界、登場人物の引用
    『乙女』が『真実』を語ることで、『自己』と『他者』の統合という
    アイデンティティを確立する話?(ここが違うのかもしれない)

    隠れている生活、密告者、通報者、証人など、メタファーとしてのアンネの日記の人物と、
    この小説内の登場人物の役割に破綻を感じる。

    噂話をしてしまうことで真実を語れない『乙女』の生態が描ききれておらず
    物語を展開するための装置に堕していたり、
    真実を知りたがる主人公の動機が弱い時点で、読み応えがない。

  • ユダヤ人以外のものになりたいというアンネの切実な願いを、逆に彼女のアイデンティティを証明するものと捉えている点に頷く。だがいかんせん、文章、教授、キャラクタすべてが「ワケわかんないよー(- -;)」となってしまった本でした。

  • 一気に読んだけどなんかもやっと。

  • 芥川賞を受賞したとき、『アンネの日記』に関連した物語だというし、「乙女」という言葉と「密告」という言葉のとりあわせの上手さに、大いに読む気をそそられた。
    で、読んだら、正直言ってがっかり。
    もう、とにかくね、「乙女」連発がいや。「乙女」っていうけど、皆大学の三回生以上なのよ。二十歳こえて「乙女」ってのは三十こえて「女子」っていうくらい気持ち悪い。「乙女」は十代まで、「女子」もせいぜい二十代前半までにしてほしい。
    文章は、一文が短くて切れがあるんだけど、特に感心するような文章でもなし。
    何よりアンネは密告によって殺されたわけで、女子大生の人間関係の比喩に使ってほしくない。
    こんなんで芥川賞か・・・と遠い眼をしてしまったのであった。

  • うーむ、これがほんとに芥川賞とったのかあ。日本では「アンネの日記」が少女趣味で消費されている、という指摘はそのとおりだけど、まるで「のだめ」や「エースをねらえ」のパロディみたいな世界の中で、自らのアイデンティティを問うというねらいが生かされているとは思えない。

著者プロフィール

1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。

「2022年 『じゃむパンの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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