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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784103281214
感想・レビュー・書評
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山形県鶴岡市で地場食材を使ったイタリアン
レストラン「アルケッチャーノ」のシェフ、
奥田氏の著作です。
今や知らない人はいないくらい有名人ですが
彼のすごいところは、失礼な言い方になって
しまいますが、その料理の腕ではないのです。
入ってきた情報をつなぎ合わせて、新しい形
を作るネットワーク力が優れているといった
ところでしょうか。
人同士の繋がりでも、食材でも、はたまたそ
の地の名所であっても、それらをうまく繋げ
て一つ一つが10であっても、それらを合わせ
て100でも200にでも持っていく力なのです。
「地方を元気にする」という目標に向けて、
どのようなネットワークを発揮したのかが、
とても理解できる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
庄内;鶴岡に生まれ、育った 奥田氏の食への想い。
料理の道に入り、東京でイタリアン、フレンチを学ぶ。
庄内に戻り、庄内の地場の野菜を作って、
料理を提供する。地場の野菜はクセがある。
そのクセを、どううまく表現するのかにポイントをおく。
大切にするのは、生産者である。
地場の野菜を料理する時に
その土地の風土を知り、
風土を体で感じることだという。
そこから、人と人との出会いをつくる。
風土が生み出す 食によって、人が豊かになり、
街が豊かになっていく。
まちづくりの芯が、見えている。
江戸時代の藩に注目しているのが、ヒントかな。 -
「共食」「直会(なおらい)」
長岡野菜の条件
一、古くからあって長岡でしかとれないもの
一、どこにでもあるけど長岡で作るとおいしいもの
一、新しい野菜だけれど、長岡で独特な食べられ方をしているもの -
「食」によって庄内を、山形を元気にしたい。その鍵は在来野菜にあった。イタリアンレストランのシェフである著者の実例をもとに「食」を通した地方再生の方法を探る。
著者が最も力を注いできたのは、料理の進化向上はもちろんだが、庄内の料理人、知識人、生産者という3者間のネットワーク作りである。庄内のごく限られた一部の農家で自家消費のために細々と作られてきた在来野菜の潜在能力に、著者は目を付けた。在来野菜について生産者から直接学び、その対価として提供できるものがあれば差し出す(魚が好きな人であれば魚をあげるなど)ことで、食物について理解が深まるだけでなく、生産者との信頼関係を構築することができた。山形大学農学部の准教授や行政ともつながりを作り、在来野菜が持つ可能性を何倍にも増幅させ、庄内地域の魅力を日本国内だけでなく海外にも発信している。自身に最も身近な「食」というカテゴリーの中でありながらも、著者は料理人の枠に囚われない活動をみせている。また人と人をつなげることで仲間の輪を広げるだけでなく、つながった人同士で新たな価値を生み出している。
著者は「在来野菜」というキーワードひとつから、様々な切り口で活動を広げていっている。それは人と人のネットワークに依るところが大きい。私はいかに多くの人と出会い、自分とその人とのつながりを構築するかしか考えていなかった。本書から、自分自身がパイプ役となって人と人をつなぐことで、小さな輪がより厚みをもつ可能性があることに気付いた。 -
庄内を良くしようという無私の気持ちが快い。つながり、絆がやはり大事です。
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20101219 地方を活性化させるのは何か?やり遂げる意思とぶれない思いか。
著者プロフィール
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