赤木智子の生活道具店

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 47
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103282211

感想・レビュー・書評

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  • 自然体の文章で、読んでいて面白かった。ギャラリーをやるだけあって、モノへのこだわりがすごい。自分の思いに素直に生きるって素敵なことだなと思った。

  • 奥能登で漆職人のご主人と暮らしながら
    ギャラリーを主催する著者のエッセイで
    す。

    決して自給自足というわけでもなく、週
    に1〜3回くらいは、スーパーへ買い物
    に行くと書かれていますが、日常的に使
    うものについては、こだわりを貫く姿勢
    が感じられます。

    本当に自分が気に入ったものを揃えれば
    こんなに気持ちのいい生活を送れるのだ
    な、と共感する一冊です。

  • 「赤木智子の生活道具店」を全国のギャラリーで主催する著者。
    現在は奥能登の田舎で暮らし、漆工房のおかみさんをされているとのこと。
    この本は、その著者の暮らしまわりのもの、ことを綴るエッセイ。

    田舎暮らしなのに、洗練されたおしゃれな雰囲気。
    天然生活的な暮らし、と言うのがぴったりな感じです。

    センスのいい方は、どこで暮らしても、素敵な暮らしが送れるのだなと思いました。
    参考にしたい暮らし方がいくつもあり、何度も読みたくなる本です。

    早川ユミさんのスカート、気になります。

  • ぬりもの
    http://www.nurimono.net/

    奥能登の深い森に臨む地元産木材のテラス、そこに敷かれた絨毯ガベ、器と一升瓶。この見開きに心奪われた。

  • 独身時代は都内のギャラリーで働き、結婚した後に脱サラして奥能登で漆職人になるという夫について能登で漆職人の「おかみさん」をするようになった著者が、日々つかう生活用品やうつわ、毎日のあれこれを語り紹介したフォトエッセイ。
    品々はどれも派手さはないけれど「大事にされているもの」という感じがしていい。
    自分のセンスを前面に出してくる、という感じはなく、ベトナムで箒を探し回って大量に買い占める話など、ふっと笑いたくなるような「かわいらしさ」がある。
    都内で暮らすより、不便なことはきっとたくさんあるのだろうけれど、豊かな生活だと感じる。
    それにしても、いきなり漆職人を目指してしまい、土蔵を解体して運んだり、家を建てることを唐突に決めたりという猪突猛進というか天衣無縫というか、という旦那(この人も漆職人として今はとても有名だ)も旦那だけれど、インドに行く費用は土と一緒に働く仕事で稼ぐべき、というわけのわからない信念でレタス農家でアルバイトをしたり、やたらめったら厳しい喫茶店で意地になって働いてみたりした経験のある著者も著者で、なんとも似合いのご夫婦だ。

  • 「服をちくちく作っている」「うれしいをいっぱいもらって」などといった表現に、著者風に言えば「うーんと頭をかいてしまうんです」。でも漆職人の生活の様子は読んでいて面白いし、写真もきれい。 *気になる品:小野鉄平の、中央に十字があしらわれた皿。辻和美の大きなガラスの片口。

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著者プロフィール

赤木智子/あかぎともこ
エッセイスト。東京都生まれ。現代陶芸を扱うギャラリーで働いたのち、1987年に明登氏と結婚。ともに輪島へ。工房のおかみさん業の傍ら、2005年より、自身が使う食器や衣類などを展示販売する「赤木智子の生活道具店」を各地のギャラリーで開催。著書に『ぬりものとゴハン』(2006/講談社)、『赤木智子の生活道具店』(2010/新潮社)、明登氏との共著で『うちの食器棚』(2013/新潮社)。

「2017年 『うつわを巡る旅 ほしいものはどこにある?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤木智子の作品

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