ツナグ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3444
レビュー : 648
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103283218

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃ泣いたわー。

    前に、ビジネス書なんて読まないけど、小説ばかり読んでいる、という人がいた。
    確かにビジネス書で小手先の技術を学ぶことはできるかもしれないけれど、本質の部分を学ぶのであれば、小説のほうがいちばん適しているかも。SNSやなんだって、人間性が見られる時代ですし。

    誰かに事例を紹介したり、説得力を増すために使うのであればいいけれど、人としてのあり方を見つめ直すなら小説がいい。

    辻村さんの小説は、人の持つ弱さやもろさを的確に表現する一方で、アッと思わせるギミックが満載で、とにかくものすごく好きです。

  • 親友の話が好き。映画も見ました。

  • 死者―つなぐ―

    死んだ人とまた会うという話しは、きっと限りがあるからどうにも切なくて苦手。そういうのって間違いなく引きづってしまうから。この本も一度気になったものの読めずにいました。先輩が「よかったよ」と貸してくれたので読んでみることに。。。

    結果、小気味いい感じを抱いて読める本でした。
    何人かの事例から、いろんな事を考えさせられました。

    生前のままの死者と再会できるたった一度のチャンス、そして短い時間。その時間はとても濃密で神秘的で現実的でもありました。もう一度会ってよかったのか、よくなかったのか。

    ・アイドルの心得
    ・長男の心得
    ・親友の心得
    ・待ち人の心得

    ここまでは生きている残された人からの視点とした流れ。

    そして、読みながら気になっていた死者側との接点と使者(ツナグ)の役割りなどが含まれているラスト。

    ・使者の心得

    うまい構成だと思いました。それぞれの立場から訴えかけてくる心得。生きているからこそ自分で変えられる事もできる有難みを痛感した作品でした。

  • 図書館で借りた本。

    亡くなった人に、一晩だけ会わせてくれる使者。

    この発想が面白いと思った。
    これを基盤に、自分だったら誰に会いたいか、また、呼び出してくれる人はいるのか!?
    自分が作者だったら、どんなストーリーを書くか。
    この話の中でも、はしょられている部分にはどんなやり取りや、感情があったのか!?

    などなど。
    たくさん想像して楽しめるストーリーでした。

  • 死者と生者が会うことができる。4組のストーリーが描かれていて、それぞれの再会が切なすぎる。最後は死者と正者を会わせる仲介役の少年目線で描かれていて、それまでの話しが色々と繋がって面白かった。

  • 映画化される前から予約していた 本が、一足遅く手元にやってき た。本の帯に『あなたなら、誰に 会いたいですか?』の言葉に誘わ れながら一気に読了。
    突然死した アイドル、癌で逝った母、喧嘩し たまま亡くなった親友、失踪した 婚約者。情景や心理描写にホロリ とさせられ まるで映画のスク リーンを見ている様に想像でき た。
    最後の使者(ツナグ)の心得で は、何ということか!と更に涙誘 われながら 自分も亡き両親のこ とに想いを馳せながら涙した、素 敵な作品でした。やはり、映像も 観たいな。

  • ただ一度だけ、唯一ひとりだけ、死んだ人ととの再会をかなえてくれる使者(ツナグ)。
    ただ一度だけ、ひとりだけ、誰に会いたい?そう問われると考えてしまう。
    ファンタジーは好みではないのですが、この本は…、ただのファンタジーではありません。
    ゆるやかなペースで読み始めたのですが、どんどん引き込まれていきました。
    ぐぐっときて切なくなる場面も。
    読んでよかった!

    • 杜のうさこさん
      azumyさ~ん、こんばんは~♪

      コメントありがと~~!
      嬉しいです♪

      この本、すごく良かった~。
      もう絶対泣いちゃうからっ...
      azumyさ~ん、こんばんは~♪

      コメントありがと~~!
      嬉しいです♪

      この本、すごく良かった~。
      もう絶対泣いちゃうからって、長いこと読まなかったの。

      そうだ、ファンタジーだった…。
      私だったらって、真剣に考えちゃったから、つい忘れてました。(笑)
      でも、本当にただのファンタジーではないよね。
      私もしみじみ読んで良かったです!

      実は先日の、垣谷さんの本にコメントしたくて、
      悩んだ末に、遠慮しちゃって…(>_<)

      azumyさんも、本読めてるんだと思うと、すごく安心するの。(老婆心?・笑)

      では、またお話できますように(*^-^*)
      2016/05/04
    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんばんは~♪

      こちらこそ、コメント、とっても嬉しいです♪♪

      この本、ほんと良いよね~
      私も真剣に考えちゃいました...
      うさこさん、こんばんは~♪

      こちらこそ、コメント、とっても嬉しいです♪♪

      この本、ほんと良いよね~
      私も真剣に考えちゃいましたよ~(笑)

      ありがとうございます!!
      本を読むことが栄養になってます。
      うさこさんのお心遣い、本当にうれしくて、うれしくて~
      感謝&感謝です。

      また、お話しましょうね~(*^_^*)
      2016/05/10
  •  あらすじを見て最初「おもしろいかなぁ?」と疑問だったけど、スピードよくストーリーが進み、最後まで行くと全てがつながるという展開はかなり引き込まれた。何というか後味の残る(嫌な後味ではなく)作品だったと思う。

  • 毒と浄化の話。

    毒は殺してしまったかもしれない親友に会いに来る女子高生。
    お互いに水に流そうとしたが、主人公の一言で叶わなくなる。
    それは親友が憧れていた使者に、コートがジュンヤワタナベだよねって親友の受け売りを言ってしまったこと。
    親友としては、話すことができたら、言おうとしまっていたことだったのだろうなぁ。私は知っていたよと言いたかったはず。
    一方で主人公が言ってしまったのもわかる。あの年頃は人の言葉をさも自分の言葉であるかのように発してしまうから。
    悲しい。けど、あり得る話。


    一方、浄化は息子を後継者にしてよいか悩む男が母に会いに行く話。
    息子は死んだ父に認められていたとわかって安堵する話。
    母が生まれたばかりの孫とともに東京に訪れたシーンを想像すると涙。
    孫を見せたかったんだろうなあ。
    愛されていない孫はいないと思ったし、祖母を思いだして涙。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「毒と浄化の話。」
      続編が始まったそうなので、次の毒と浄化を楽しみにしています。
      この映画も結構好きです。。。
      「毒と浄化の話。」
      続編が始まったそうなので、次の毒と浄化を楽しみにしています。
      この映画も結構好きです。。。
      2014/03/05
  • 死者と生きている者を使者(ツナグ)が会わせてくれる。しかし、両者にとって一度切り。3つ目のタンカー事故で死んでしまった子の話はとても切なかった。そして最後の使者になる話。依頼者、死者、使者総ての視点からなる話はとても引き込まれた。自分だったら誰に一番会いたいのだろか?

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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