ツナグ

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (441)
  • (702)
  • (363)
  • (34)
  • (5)
本棚登録 : 3441
レビュー : 648
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103283218

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 親友の心得が、ちょっと判らなかった
    使者は良い。好き。

  •  主人公の歩美くんが冷静で、賢くてばあちゃん思いなのがいい。なんのためにそこにいるのかわからないくらいの平瀬さんが、アイドルに会ってみんなに平等に不公平だ。謝るばかりして本人楽かもしれないけど周りが暗くなると怒られるところすっきりした。行方知れずになった恋人に会う待ち人の心得も切なくていい話だった。最後の使者の心得で、歩美が生前の父母を想い、合わなくても大丈夫と確信できるところがすごい。確信できない人が、死者に合わなければならないんだなと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「確信できない人が」
      そうなんだよね、逢うと言うコトは。。。まぁ私も逢いたい人が居るので偉そうなコトは言えませんが、、、
      映画を観ました。と...
      「確信できない人が」
      そうなんだよね、逢うと言うコトは。。。まぁ私も逢いたい人が居るので偉そうなコトは言えませんが、、、
      映画を観ました。とっても良かったです。帰りに文庫を買ったのですが、未だ読み始めていない。ジックリ読みたいので、時間のある休みに読む予定。。。
      2012/11/12
  • 泣いた。

  • 会いたい、と私は言ってもらえるのかな。
    使者がだんだん人間味を帯びていって、分かっていくこのかんじが辻村さんだと勝手に思いました。

    • koshoujiさん
      辻村深月さんの新作情報入手したのでお知らせです。
      もうご存知なら読み飛ばしてください。
      5月16日に文藝春秋から発売です。
      図書館派で...
      辻村深月さんの新作情報入手したのでお知らせです。
      もうご存知なら読み飛ばしてください。
      5月16日に文藝春秋から発売です。
      図書館派でしたら、お早めにご予約を。
      どんな作品なのだろう。期待八割、不安二割……。
      2012/05/02
  • たった一人と一度だけ死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい。その仲介をする使者(ツナグ)という仕事。

    突然死したアイドルに、 喧嘩したまま亡くなった親友に、失踪した婚約者に。

    死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。

    でも喪ったものを取り戻し、生きる為に会いにいく。

    あなたなら誰に会いますか?

    そんな本。辻村深月は「凍りのくじら」を読んでからすっかりファンになっている。

    読み口が軽いのでサクサク読み終わった。
    5章からなる連続短編で3番目の「親友の心得」と4番目の「待ち人の心得」が良かった。

    案外ミステリー色が強い本で、第5章の発想はなかなか斬新で僕には思いつかなかった。
    章毎に主人公が変わるのは普通だけど、ここでこうきたか…と。

    でもやっぱり凍りのくじらのように凄く好きな本とは言えない物足りなさを感じた。
    あんまり難しいことはなく、さくさく読める本が読みたいという時にはいいかも。

    1冊1575円のハードカバーの本。一人暮らししていると正直キツい。

  • このひとの作品、好き。
    伊坂幸太郎の緻密さとはまた違う面で、組み合わさる多角的な人間模様。
    特に年頃の「女の子」の嫉妬心や柵をリアルにそのままに描くので、自分の高校生の時の雰囲気がよみがえるかのよう。別作品「冷たい校舎に…」でも強く感じたけれど、独特の微妙な雰囲気やぎこちなさ、すれ違い様。そこに居たのかと疑いたくなるほどに的確で冷静で恥ずかしい。

    作品は、死者と生者を会わせる使者(ツナグ)と依頼者の人生のお話。生者である依頼者の人生、死者の人生、使者自身の人生。交叉して、見えてくる出来ごと。綺麗な映画を見たような気分。光に満ち満ちていて、鮮やか。

  • 今も心に深く残っている章は最終章の「使者の心得」と「親友の心得」。
    もしも私自身がツナグに依頼できるとしたら、
    新人研修で一緒だった同期の友人に会いたいなあと思ったりもし。

    以前読ませていただいた辻村作品とパターンが似ており
    疑って読んでしまったので、ミステリとしては楽しめませんでした。
    ですが仕上がりのとっても良い作品と思いました。

  • 一度だけ、死んだ人と会いたい。
    その仲介をする使者(つなぐ)。

    作中で、使者の存在は、都市伝説のように語り継がれているとのことだったが、この都市伝説は、辻村さんの創作だろうか?
    こんな都市伝説があったら、私ならうっかり信じてしまいそうだ。

    生きているうちに会えるのは1人だけ。
    死んでから会える人も1人だけ。
    だから、死んだ人が断る場合もあるし、すでに別の人と会ってしまっている場合もあって、全部がうまくいくわけではない。
    使者への道のりも平坦ではない。
    いろんなタイミングで、会うことのできる二人。

    会える満月の日。
    それは奇跡なんだろう。

    それぞれの「会いたい」という気持ちが伝わってきて、
    じんわりすることができた。
    「使者」の男の子は、よくある天使?みたいな、この世の者ではないかと思っていたが、れっきとした人間だったり。
    そして、彼自身、会う人のことを考えていて。

    切なくも、心温まるストーリー。

  • たぶん、おそらく、私のなかで今年いちばんの本。

  • 使者と書いて「ツナグ」は、生きている人間に死んだ人間を会わせることができる。ただし、その機会はお互いにとってたった1度だけ―――。

    ファンタジーでありながら、すごく現実味のあるストーリー。本当にこういう人がいるんじゃないか、と思ってしまう。どの話も感動したけど、特に「長男の心得」「待ち人の心得」は感動した。

    最後に「使者の心得」として、ちゃんと使者自身のことにも触れているのがよかった。謎のまま終わってたら不完全燃焼なので。しかし鏡の罰則、怖すぎやしないだろうか・・・。

全648件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

ツナグのその他の作品

ツナグ(新潮文庫) Kindle版 ツナグ(新潮文庫) 辻村深月
ツナグ (新潮文庫) 文庫 ツナグ (新潮文庫) 辻村深月

辻村深月の作品

ツイートする