盲目的な恋と友情

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著者 : 辻村深月
  • 新潮社 (2014年5月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103283225

盲目的な恋と友情の感想・レビュー・書評

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  • 二部構成。一部は恋の話で、二部が友情の話。どろどろとしていて、重たい雰囲気。
    2016/7/26

  • 装幀につられて読んでみたけど、途中で断念。

  • もうたまらない…他人事とは思えなさすぎて。。
    私は俄然留利絵の気持ちで読んでしまったけど、自分も留利絵のようになりかけていたので本当に読んでいて辛かった、痛かった…肌のこととか分かりすぎてつらい。自分の肌なんかを他人が然程気にしてないなんて思えないほどの自意識と卑屈さでもう壊れそうなんだよ。人の顔をまともに見るのもつらい気持ちなんて、蘭花や美波には一生わからないんだろうね。
    それでも蘭花のような特別な存在の親友でいたいという気持ち。自分の幸せのための努力よりこの特別な場所を奪われたくないというどうしようもない執着。特別なのは蘭花であって留利絵じゃないよ。つらい。私は逆に美人の隣にはいたくなかったけどな、みじめになるから。
    「なぜ、多くの女は男がいなければダメだと思いこむのか」
    「女友達はどうして男に、敵わないのか」
    敵わないよ、留利絵。男でしか埋まらないさみしさが確かにある。あるんだよ。

    友情の方ばかり書いてしまったけど、恋の方もえぐかった。というか一定以上の美人ってそんなに自分の美に無頓着なものなの?そんなの罪でしかない。残酷だ、と思ってしまう。蘭花が茂実のこと振りほどけなかったのは、ただただ「盲目的な恋」に支配されていたからなのかな。でもこの子も色々ずるいと思う。好きじゃない。私は美波がいちばんすきだな。こういう人間がいちばん強い。

    最後の最後、普通には終わらせない辻村さんでした。
    留利絵、春は自分で迎えに行かないとだめだ。

  • 一つのストーリーを二人の女性の視点から「恋」と「友情」の2章に仕立てている。
    「恋」の方は、いわゆる痛い恋愛から抜けられない主人公のストーリーで、普通に読み進めたが、
    「友情」の章に入ると、主人公の鬱屈とした内面描写により、既読のストーリーがどんどん歪んでいくような気持ち悪さを覚えた。
    読後感の悪い話は苦手。ヒグチユウコさん画の装丁が美しい。

  • 人間の暗部や女の怖さを描き、読後感も決して良くないのに、不思議と引き込まれる。
    ダメさをわかっていながら、離れられない恋。
    コンプレックスを抱え、育まれる歪んだ友情。
    破滅の気配があるからこそ、輝く幸せ。
    「恋」と「友情」での、美波の見え方の違いも面白い。

  • 読後感はよくないですが、部分部分で共感できてしまう。
    自分を卑下しすぎるのは、過剰すぎる自意識のせい。
    なんか友情の章は、読んでてヒリヒリしました。

  • 蘭花、留利絵、茂実

  • ぞくぞくするほどに拗れた人間関係に、行く末を見届けたい一心で、一気に読み進めました。
    早く結末を追いたい、そう思ってページをめくる手が止まらなかったのは久々のことでした。
    個人的に、共感したのは「盲目的な友情」の方です。
    同性の友達に対して、この人の1番でありたいと願ったことは誰しもあるんじゃないでしょうか。
    親友という言葉によって友人関係のヒエラルキーを見せつけられるあの痛み、嫉妬、疎外感がリアルに迫ってきて、ぞっとしました。
    二転三転し、大きく動く物語に、ハラハラさせられながら、エネルギーの凝縮された濃い時間を味わえました!

  • ヒグチユウコさんの装丁にひかれ手にした本。またしても辻村ワールドにはまる。「女子」を生きるって楽じゃない。「憧れの人」に惹かれる気持ち。「私がいないとダメな人」だからそこ惹かれる気持ち。恋だの愛だのは複雑だ。そんな恋を同性の「友情サイト」から見たら、こんなにも歪んでいるのか。こんな風に客観視できるのか。女子の世界は見下したり、さげすんだりも怖いが、深すぎるねじれた「友情」の方が何倍も怖いのかもしれない。親友の「人生最良の日」に最悪のサプライズプレゼント。これでようやく親友を自分だけの物に出来たのだろう。

  • 二つのお話しを読んでから、もう一度最初から読んだ。
    女の子たちは盲目的だった。

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