きことわ

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103284628

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいてしんどかった。

  • 2010年下:第144回芥川賞受賞作品。
    雨の夜、うつらうつら読んだせいか、文章の意味が読み取れないところがあって、私にはちょっと馴染めなかったです。冒頭の春子と貴子と永遠子と和雄と淑子の関係とか理解できず何度も読み直してしまった。淑子と永遠子が母子で、淑子が別荘の管理人をつとめている。別荘の持ち主の奥様が春子で、春子の娘が貴子で、春子の兄が和雄です。7つ違いの双子のような、25年振りに再会する貴子と永遠子の物語。

  • ひらがなが多くてちょっと読みづらい。最初、名詞を漢字で動詞をひらがなにしているのかと思ったけど違うみたい。3分の1で断念…

  • 永遠子と貴子は葉山町の別荘で出会った。
    貴子はその別荘のもちぬしの子供。
    永遠子の母親はその別荘の管理人として働いていた。
    夏になるとその別荘で会い、思い出を増やした二人の少女。
    1984年当時、8歳の貴子と15歳の永遠子。
    7歳違いの二人は、最後に会ったその年から25年後に再会する。

    淡々としてとりとめのない話だな・・・という読後感でした。
    文章や言葉に繊細な感性を感じましたが、ストーリー自体があまりに平坦すぎました。

  • 文章の雰囲気はすきなはずなのに、すっと頭に入ってきて想像で満たさないのは、ただ単に相性が悪いのか、わたしの頭が馬鹿になってしまったのか。

  • 繊細ではかない話、と言ってしまえるけれど、物語にあまり力が無かったように思う。

    ただ、徐々に地球から遠のいている月の話は良かった。

  • サガンの名訳で知られる翻訳家・朝吹登水子氏の血縁の方ということで興味をもち読みはじめたが、なんでかなんともムズムズしてしまって駄目だった。相性の問題。ま、こゆこともある。

  • 芥川賞受賞作品だけど、う〜んって感じ。
    私の心には響かなかった。

  • 登場人物は何も考えない。思考する出来事がない。こちらも何も感じない。この本には共感も反発も感じない。好きでも嫌いでもない。腹立たしいだけ。

    ひらがなで子供時代の回想になったり、同じで小道具が象徴的にとうじょうしたり。宇宙スケールが挿入されたり。文学的だと、読む人が読めばわかるんだろう。自分はわからない。

  • 二人の女性と別荘の話。叙情的な文体と展開のユルさが合わなかったから途中離脱。もうちょいしたら読んでみるかな。

著者プロフィール

1984年、東京生れ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で芥川賞を受賞。

「2022年 『細野晴臣 夢十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朝吹真理子の作品

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