殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103287612

作品紹介・あらすじ

閉ざされた記憶、明らかになる事件の真相…。勾留施設での面会と往復書簡から炙り出す、その凄絶な生育歴。

感想・レビュー・書評

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  • 全てがそうではないのでしょうが
    親子関係が悪い中で育った人が人を殺す人になるのか…。そして人格障害、アスペルガー、etc. 色々な本で障害自体に危険はないとも念を押されてはいるものの、やっぱり(人格障害者にいたぶられた側としては;)危険要素を持つタイプの人に限っては普通に世の中に放たないようにした方が良いと思ってしまいます…。普通にぶっそうな事言ってたし。(自分と合わない人に対して暴力をふるいたいと職場で堂々と言ってた(怯))

    海外で養子縁組した子供達の成長を追跡した結果
    •犯罪者の親に犯罪者の子供
    •普通の親に犯罪者の子供
    •犯罪者の親に普通の子供
    •普通の親に普通の子供
    (犯罪者でも養子縁組可能なのか?という所にも驚きましたが。日本だと養子縁組って条件のハードル高いんですよね?;)

    やはり成長した子供が犯罪者になる率が一番高かったのは
    •犯罪者の親に犯罪者の子供
    で、どのように育つのかは結局
    育つ環境がおおいに影響するという結果だったそうで。

    犯罪は遺伝云々だけでなく「育つ環境」というのはどこでも同じようですね。

    この本を読むと加害者にも痛みや苦しみがあった、という事は分かるのですが被害者にしてみればこう言った本は犯罪者を擁護するようでいい気分はしないかも。
    特に池田小学校事件のあの人。
    この本を読むと随分印象が変わってしまうのですが
    再度ネットなどで
    実際に見える所での態度や言った言葉の数々を読むと
    無関係の私でさえ死ねばいいとしか思えないという。


    反省しない、理解も共感も出来ないまま死刑になってしまったり
    死刑になりたくて殺すなんて話を聞いてしまうと
    遺族はどれほど悔しい事か。
    某国のようにガス室での死刑でも取り入れてみたら殺人事件起こすの躊躇う人もいるのでは…。
    絞首刑だと長時間苦しまず楽に死ねてしまう(らしい)のである意味犯罪者に対して救いがありすぎるというか。

  • したことはやっぱり許せない。
    でもなぜしたのかは知らないといけない。
    これからの未来のために学ばないといけない。

  • 臨床心理学の教授が一般向けに書いた犯罪心理学本。凶悪犯が犯罪に至る過程を、インタビューや書簡から、幼少期の家庭環境の問題を軸に解き明かしていく。
    小説ならどんなに残酷なものでもほとんど大丈夫なのだけど(動物虐待は除く)、ノンフィクションはつらい。筆致は柔らかいのだが、死にたくなるほどきつい。わずかだが、身に覚えがあるからかな。平凡な市民と凶悪犯は、カラーチャートの色分布のようになだらかに色が変わっていくだけで、同じ人間なのだよな。

  • 救いようのない殺人者と思っていた加害者にも、こんな一面があった!虐待されていた幼少時代、彼や彼女だけが罪を背負うべきなのか?
    弁護士という人たちにも色々な人がいるのも知りました。

  • 犯罪を犯すことは絶対に悪

    でも、なぜそうなってしまったのかを考えなければ、また同じことが繰り返される、ということを改めて感じました。

    誰もが知っている凶悪事件の裏の部分を知れました。

  • 裁判は量刑を決める所で、真実を突き止める所ではない。
    その事が悲しいし、せっかくだから成育歴から何から調べ上げて再発防止というか、何かしら今後に活かして欲しい。
    でも、成育歴や、精神障害なんかを理由に、犯人が同情されるべきではないと、私は思う。
    「乖離が生じていたから」の理由で、その人が裁かれなかったら、誰を裁けばいいのか。
    私は死刑には反対だけど、犯した罪はやっぱり別人格だろうとなんだろうと、大きな意味で「その人」が犯したならその人が償うべきだと思う。

    この本は「その人」達の生の声が垣間見られる興味深い。

  • 裁判という場所が、真実を明らかにする場所でないということは、こういった本を読んできて何となく理解してきた。
    だがこの本を読んで、やはり明らかにされないまま、死刑執行という形になるケースが多いことが分かった。
    なぜこういうことが起こる結果となってしまったのか、ということを解明することは、同じようなケースを生まないためにはやはり欠かせないことだと思う。

  • お借りした本。
    臨床心理士・長谷川氏と、殺人事件をおこした人たちとの獄中での対話を書いたもの。
    とても興味深かったです。本当に。
    量刑を決めるための裁判でなく、どうしてこのような事件が起こったのか、そこまでを掘り下げてこその裁判だと、私もそう思います。

  • 物語としてはまぁまぁ読める.主張にはいまいち同意しかねる.全部幼少期の環境を理由にしているだけだからだろう.あえてかもしれないが,理論的な要素が無いので信頼しづらい.一般化過剰やな.

  • 有名な事件から、あまり知られていない事件の犯人の生育歴や心理の推察等を書いてある本。
    もっと一人に肉薄した方が良かったかも・・・。

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