本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784103291411
みんなの感想まとめ
本作は、邪馬台国の謎を探求する中で、著者の独特な文体とキャラクターたちの魅力が光る作品です。シリーズのファンにとっては、過去の作品とのリンクが楽しめる要素があり、特に個性的なキャラクターたちが再登場す...
感想・レビュー・書評
-
文体の変化と内容がやや軽くなったと思ったら、この頃著者が亡くなって、原稿を関係者が再構成して出したものだとか。
とはいえ、謎のアプローチは変わらず面白い。
早世が残念である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
民族学に関する説明が、しつこい気がする。どこから先が、書き足された物なのか、よくわからなかったので、うまく書けているのだと思う。
それにしても、続きが読めないのは、残念。-
summyさんの本棚好きです。
「民俗学」と「うまく書けている」に惹かれて蓮丈那智シリーズ第1弾読んで見ました。
面白かったです。
ありがと...summyさんの本棚好きです。
「民俗学」と「うまく書けている」に惹かれて蓮丈那智シリーズ第1弾読んで見ました。
面白かったです。
ありがとうございます。2017/08/17
-
-
蓮杖那智シリーズ4作目。著者北森鴻氏が急逝後、パートナーの浅野理沙子氏が受け継ぐ。
北森作品の中で一番好きなシリーズ。ミクニの下僕根性が楽しい。更に冬狐堂こと宇佐美陶子や雅蘭堂の越名など他シリーズのキャラも登場していて嬉しい限り。シリーズ初の長編だから、ということでしょうが、結果的にこのオールキャストが最後の作品となってしまって、何とも寂しい、、、。
本作では、邪馬台国の謎を「阿久仁村遺聞」と絡めて解き明かされる。複雑怪奇な異聞に最後まで興味深く読めた。過去の作品の「狐闇」とリンクしているのはわかったが、「暁の密使」(未読)ともリンクしていたとは。本作を読む前に先に読んでおくべきだった。最後はミクニの安楽椅子探偵ならぬベッドディテクティブ。ミクニらしくてイイナ。まだまだシリーズ続編が読みたかったのに、残念だ。 -
テーマと内容は面白かった。
基本的には「阿久仁村遺聞」なる文書をめぐる謎解きで、殺人事件みたいなのを期待していると違うので注意。
個人的には以下の点が微妙。
・序盤ですます調が入り混じる
・筆者の別シリーズがめちゃめちゃ出てくるので未読の場合ストレス。逆に読んでたら楽しいんだろうけどね。
・なんかキャラのセリフにところどころ違和感。そんな言い回しするキャラだったっけ?
・連載していた作品をそのまま掲載しているためか、同じ表現や言い回しが度々出るのが気になる。短編なら別の話として気にならないんだけど、一つの作品として読むとしつこい。
しかし、邪馬台国、日本書紀、明治時代など、非常に面白い視点で読ませてくれる。 -
シリーズものをつまみ食いしたからキャラが掴めるまでに時間を要したのは仕方ない。好きなジャンルだったから様々な考察を興味深く読んだ。別に小説仕立てにしなくてもイイんじゃないかと思ったけど、ちゃんと面白いし、シリーズの他のも読んでみたい。
-
古代の日本の姿が見えて面白かった。
-
蓮丈那智シリーズ、第4弾。
シリーズ初の長編。筆者が他界し、パートナーであった女性作家が書き継いだとのこと。
タイトルから分かる通り、邪馬台国の秘密が物語の主軸。
古代史の謎を解明しながら物語は進む。
しかし、起こる殺人事件は付け足し感があり、推理ミステリーという感じではなかった。 -
やはり短編より長編の方が面白かったです。
とは言え、ちょっとついて行けない部分もありましたが…
このシリーズ、人が殺されなくても他の部分の謎解きで充分面白いと思っていたのですが、やっぱりここでも最後に1人殺されちゃいましたね。
続きが読めないのは残念です。 -
蓮丈那智シリーズ第4弾。
シリーズ初長編で、著者が連載中に逝去したため後を別の作家が書き継いだものらしい。
研究室にもたらされた古書「阿久仁村遺聞」を巡って起こる騒動。明治初期に地図から消えた村について伝説や民話などが書かれたこの文書は何なのか…
邪馬台国に関する考察も含め、民俗学の本質についても考えさせられる深い作品だが、序盤の底知れぬ不気味さに比べて風呂敷のたたみ方があっさりでちょっと拍子抜け。しかし完結させてくれた浅野氏には感謝。
冬狐堂シリーズの陶子さんも活躍し、そちらの事件に絡んだところもあるようなので、関連作品も読んでみたい。 -
著者が連載中に亡くなってしまったため、別の作家が後を引き継いで完結させたのですが、今までの作品と比べて違和感は感じませんでした。今回のテーマが自分が学んでいたところとかぶっていたため、そんなに簡単に話が進むかあ?などとツッコミを入れたくなってしまい、あまり物語に乗りきれず残念。
-
-
北森氏が執筆途中で亡くなられてしまったのがとても残念です。ご本人ならばどのように展開して決着をつけたのだろうかと思ってしまいます。
冬狐堂シリーズを読んでいないのでこの話の底に流れている事件を知らず、ややもどかしい感じでした。
近いうちに冬狐堂シリーズも読みたいと思います。 -
この国にはベールに包まれた謎が溢れているけれど、この美しい異端の民俗学者と苦労人の助手が解いてくれるのなら、それでも良いと思えてしまう。
-
シリーズ第四弾。
待望の長編ではあるのだが。。。
ラストに至るプロットはあったのかもしれないが途中からこの人キャラ変わってるじゃゎとか思う人もあったり。。。
北森氏本人が最後まで執筆できなかったことが悔やまれる。 -
邪馬台国の謎をベースにした、推理小説的なものかと思ったが、思ったより民俗学的で、なおかつマニアック。正直着いていけない。”驚愕”とか”驚くべき”とか出てくるけど、何が驚愕なのか? こちらにはわからない。
-
民俗学者・蓮丈那智シリーズ以外のキャラも登場する北森鴻の集大成。最後まで書けずに逝去したが、物語は書き継がれて完成し、歴史の大きな謎がその壮大な姿を描き出された。他の本で読んだ説で提出された手がかりをも矛盾なく総動員してやっと見えた邪馬台国。
-
蓮丈那智シリーズの最終作品であり、シリーズ最高傑作だと思います。
北森氏の絶筆を婚約者の女性が完成されたというこの作品は、内容の面白さもさることながら北森氏の作品として何の違和感もなく、とても素晴らしい作品です。
同氏の『暁の密使』や冬狐堂シリーズの内容とも深く繋がっていて、そのスケールにワクワクしました。
冬狐堂シリーズは最終作品しか読んでいないので、ぜひ最初から読んでみたいです。
長編で読み応えがあり、本当に面白い作品でした。 -
北森先生の著作はある程度読んでおり、ひと通り先生の書かれる物語の持ち味やクセなどを好んでいた自分としては、最初こそ、「いくら著者に近い人物でも、未完作品、しかもシリーズ物の続きを別人が書いて完結させるなんて大丈夫なのかな…」と、あまり好意的に思っていませんでしたが、読了した今では杞憂だったと思っています。
連載当時の掲載紙は読んでいないので、どの辺りまでが北森先生が書かれていて、どこから浅野氏が書き継がれたのか答えはわかりませんが、
答えを当てたいという邪な考えで読んでも、なんとなくこの辺りからかな、でもわからないな…という感じでした。
短編集といえど3冊も作品が発行されていて、登場人物や世界観などもしっかりと固まっているシリーズだというのに、読んでいて少しも違和感を感じませんでしたし、むしろ浅野氏の北森先生に対するリスペクトや、作品に対する真摯な向き合い方、そして遺志を継がれた想いの強さがよく伝わってきました。
ただ、偽りないの本心を言えば、北森先生ご自身の手で完結された今作が読みたかったという気持ちも捨てられないままで、
評価の星をひとつ引いてしまいましたが、作品そのものに対しては最初から最後まで★5の評価こそが妥当だと思います。 -
む〜ん...(- -
出だしはなかなか面白そうだったのだが...(- -
無駄な「引っ張り」が多すぎる印象。
謎解きも、つまらない暗号解読(読者にもすぐ分かる)を
さも「世紀の大発見」のような扱いで...
かなりな「水増し感」を覚えてしまった。
私は読書家ではないし、
ましてや筋金入りの「ミステリ読み」でもなく
北森 鴻氏の作品は初めて読んだ(と思う)が...
ことこの作品に関しては、
何やらものすごい特殊事情があるそうな(^ ^;
まったく何の予備知識も無かったのですが、
この作品が未完のまま北森氏が急逝して、
共著者である「北森氏の婚約者」という方が
編集さんなどと相談して書き上げたという。
作品の舞台裏の方がよっぽどドラマチック(^ ^;
...という訳で、この作品一つをもって
「北森氏の作品は」というようなことは言えまいが。
でも、だからと言って「ぜひ他作も読んでみたい」と
思わせるほどの引力がなかったなぁ...
今作は、古本屋で見かけて衝動買いしたので、
またそういう「再会のチャンス」を待つか(^ ^; -
邪馬台国の謎は永遠のロマン
-
雑誌連載中に急死した北森鴻の後を受けて、パートナーであり婚約者であったという浅野理沙子が完成させた作品。同じみ蓮杖那智シリーズ初の長編でもある。
未完の遺作となった「暁英 贋説・鹿鳴館」といい、この作品といい、急死直前の著者の筆の冴えはすさまじいほど。邪馬台国という大きなテーマに負けていない。明治初期に忽然と消えた村の謎を縦軸に、日本書紀や南北朝や近代史の暗部を縦横無尽に駆け巡る。神話の解釈などは正直よくわからない所もあるのだが、軽妙な筆力で読まされてしまう。邪馬台国がどういう国であったのか、についての解釈も説得力がある。
日本書紀はいわば時の権力者によって編纂された正史であり、正史とは時の権力者にとって都合の良い事しか書かれないもの。
「偽書でなくとも、世に伝わる古文書は大方この要素を含んでいる」
「日本書紀はしょせんは覇者の都合の良い歴史でしかありえない」
邪馬台国を記す唯一の文書魏志倭人伝についても
「少しでも魏に有利なように、微妙にゆがめられた形で残された古文書である」
このあたりの確かな歴史認識が、この人の真骨頂なのではないだろうか。
それにしても、終盤からラストが甘いのが少し残念ではあった。どのあたりからが浅野氏の筆によるものかは不明だけれど、やっぱり終盤は薄く感じてしまった。
著者プロフィール
北森鴻の作品
本棚登録 :
感想 :
