本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103295075
作品紹介・あらすじ
樹齢7千年の縄文杉の下で一夜を過ごし、「北越雪譜」の秋山郷を真冬に訪ね、銀座の並木に思いを馳せ、能面師・木工師と対話する。-人間の歴史に向き合い、生命ある樹木に直接触れ合いながら、木とともにある文化、木とともにある生活、木とともにある生命への思いを綴った、ユニークで潤いに満ちた思索の結実-。
感想・レビュー・書評
-
「ヒトのような特異な生物が加わらないかぎり、ブナの森は去年も今年も来年も豊饒を育みつづける」
ほんとうに駄目駄目な生物だ。
印象的だったのは、自然界には直線がない、ということ。
人は住居に直線を取り入れて作る。
筆者は落ち着かない、という。
自然界の鳥の巣に代表される住居は、曲線で構成されている。
筆者も、古民家の梁が曲がっているとき、落ち着く、と書かれていた。
ログハウスは本来曲がっている木を直線にしているため、落ち着かないんだ、と。
木の暖かさは格別である。
コンクリートの床、プラスチックの床、木の床を用意し、その上に素足で立ってみよう、と。
それは火を見るよりも明らか。
全然ちがいますよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示