- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103308317
感想・レビュー・書評
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異端だけど正面から戦わない、座ったまんまするっと入って「えーそれ変だよー」と声を上げるようなふたりの対談。
マツコさんは怖くてもやるべきことはちゃんとやる責任感があって、池田さんは好きじゃなくても使えるなら使っとこうという柔軟性があるというイメージ。
そうやって、社会から離れずに折り合ってる。
東日本大震災の後に行われたからその話題が多いけれど、そこを切り口にもっと大きな社会を論じている。
二人はあり方や思考の道筋が似ているようで、時候の挨拶みたいな余計な能書き無しに話が進む。
いちいち止めて疑問を呈す狂言回しがいないから、乗れればすごく面白いし、乗れない人には嫌かもしれない。
私は面白く読んだ。
基本的に同調できるからっていうのもあるけれど、当人たちの言う「半身(はんみ)」の姿勢のおかげか。
「これは私の意見です」というのを全面に出しているから、私と違う部分にも「そう考える人もいるのか」「いやそれは違う」「それは…違う?と言いきれるほどの知識がないからもうちょっと調べよう」と思う。
お前もこう感じろと教化されるようなプレッシャーを感じない。
だから素直にわからない部分は知ろうと思える。
北風と太陽で言えば太陽な語り口。
それで直前に読んだ「社会運動の戸惑い」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4326653779を考えていた。
自分と違う意見のものは敵とみなす風潮は怖いねって話だとか、そのあたりで。
社会運動のやり方は北風。祝島http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4004313996みたいに、北風じゃなきゃ倒れちゃうこともあるから正面の戦いも必要なんだけど、太陽の戦法が必要な部分もあるよな。
・好きなことを仕事にしちゃった「趣味」じゃなくなる話。
メイクが楽しみじゃなく作業になってしまったという部分で、「新 ボケても心は生きている」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4422410725にあった言葉を思い出した。
「ちょっとした外食も日取りを決めたら日常ではなくイベントになってしまう」っていうのと反対の状況だけど同じことだ。
・温暖化の話は反対意見を知りたい。
・自殺についての部分はかなりひどいこと言ってる。 -
少し前の本なのでトピックが時期外れではあった。
有名人のマイノリティとテレビにも出てる大学の先生。
人柄の良さの出てる本音トークは面白かった。
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途中批判的な対談が続くが 全体に生き方や過ごし方 考え方や諦め方など 面白かったです
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『ほんまでっか!?TV』で、
共演されているお二人の
対談集です。
お二人を画面で
拝見しているせいか、
文字なのに
頭の中では音声化されてました。
お二方に共通している点は、
有名なのに、
なんとも自由でざっくばらんな所。
でも、その自由さは、
裏打ちされた部分があるからで、
また、ちゃんと実を伴った部分が
あるからこそ。
また、お二人の対談を
読んでみたいです。 -
テレビをあまり観ないのでマツコ・デラックスさんについては完全に無知。池田先生のお話はだいたい了解しているつもりなので、献本いただいても普通かな、と思ったら思いの外(失礼)とても面白かったです。マイノリティだからだな、共感できたのは。
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この二人の対談なのだから元気が出る内容なのは間違いない。ただし、読んだがもう内容は覚えてない。