サーカスの夜に

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 801
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103311928

感想・レビュー・書評

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  • どこの国の話ともつかない、サーカスに志願して独り立ちする少年。
    自由で独特の世界が広がっているのだけど、温かくってほのぼのとした空気がずっと流れていて。
    予想だにしない唐突な展開にも、違和感なく溶け込めてしまうのがとっても不思議。
    前回読んだ食堂かたつむりと同様に
    動物を食べるシーンが随所に出てくるけれど
    シチュエーションが違えばこんなにも自然に描写できるものかと
    しきり。
    やはり小川糸さんの比喩はとても素敵。

  • 少年の心がとっても綺麗でステキな話。
    虹が見えた。

  • これも装丁で気になっていた本。
    ゆるやかに不思議に始まりふわりと不思議に終わる。
    この作者さんの物語の流れがとても好きだ。
    名前のないまま進む軽やかさよ。
    しかし少年は動物使いになるのかと思った。

  • サーカスが見たくなりました。
    世界観は好きです。

    でも続きが読みたくなるような感じでもなく、
    さらっとあっさり終わってしまいました。

  • どこの国の話か分からず、なんとなーく読んでなんとなーく読み終わったって感じ。
    少年の成長物語なんだろうけど、好みではないかな。

  • ファンタジックな世界観に、いつの間にか入り込んでしまいました。

  • 「僕は見つけた、素敵な自由を」

    祖父母と暮らす少年は、離ればなれになった両親と一緒に見たサーカスが忘れられず、その不思議な世界の一員となる。
    レインボーサーカスに入団した少年は、団長をはじめ、自由で個性の強い人々と生活を共にし、成長していく。
    足に怪我を負っているクラウン、性同一性障害の綱渡り師、そして少年の一番身近にいた、美味しい料理を作ってくれる、歌えなくなった元オペラ歌手のコック…。
    少年自身も病気のために背が伸びないのだが、料理の手伝いからトイレ掃除、最後は綱渡りも学び、心が強くなっていく。

    サーカスに魅せられた少年の成長を綴った、心躍る物語。

  • 何もないただの野っ原にひとたびテントが立つと、サーカスが生まれ立派なステージになり、魔法がかかったような夢の一夜が始まる…。

    たまたま目にした一枚のサーカスのチラシに目を奪われる少年。
    夢のような響きが頭から離れない少年は一人、サーカス団で働くことを決める。
    過去の自分を捨てる覚悟を持ち、綱渡り師になることを決めた少年は、遥かなる未来の一点だけを見つめ、ただひたすらに前進する!

    幼い頃に飲んだ薬のせいで一生身体が成長しない少年だったけれど、心の成長は誰よりも早かった。
    憧れの未来への一本道を歩き始めた少年にエールを贈りたい。

  • 2017年8月西宮図書館

  • そういえば、少年は名前ついてなかった!

    小川糸さんの話は、人と人のつながり、特に家族的なつながりを感じさせてくれるものが多いです。
    このサーカスも、家族親戚のつながりが母体。
    けど、完全部外者の少年も受け入れてくれる。
    少年の綱渡りが、生の綱渡りとしてどんどん磨きがかかっていきますように。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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