サーカスの夜に

著者 :
  • 新潮社
3.26
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本棚登録 : 795
レビュー : 113
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103311928

感想・レビュー・書評

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  • 昔からサーカスは魅惑的かつ秘密めいたものを感じていたが、まさにその世界を描いています。

  • どことなく西洋を感じ、一瞬小川洋子さんかな?と思ったり。とても読みやすかったのですが、ありがちなストーリー展開だったのが少し残念だったかなぁ、と。ですが、糸さんの食に対する愛情、そしてお人柄が感じられる内容でした。あったかい内容はいつものながらの安心感、安定感があり読了後は前向きな気持ちになりました。

  • 難病を治す薬の副作用で成長がとまってしまった少年がサーカスに志願し、そのなかで成長し、自らの居場所を見つけていく1年を描いた作品。少年がサーカスの人々と接しながら成長していく姿に心ひかれました。

  • 表紙とタイトルで買ってしまいました(笑)
    少年が、サーカスに入って成長してゆく話です。
    特別なにか大きいことがあるわけでもないのですが、サーカスの団員の悲しみや喜びに触れて心を揺らしながら大きくなってゆく少年に、読み終わったとき感慨深くなります。
    少年はずっと「坊や」「少年」と呼ばれていて、名前が出てこないことが不思議だったのですが、もしかしたら、この世界では名付けない限り名前はないのかもしれませんね。いえ、名付けないと誰にも名前はないのですが。
    少年が、名前のある彼になるまでのお話。
    60年代70年代のような世界観を想像していたら、途中でスマホやウォッシュレットトイレがでてきてびっくりしました。わりと、現代のようです。
    サーカスが題材なこともあって、いしいしんじさんの「プラネタリウムのふたご」が頭をちらつきながらの読書だったのですが、こちらのサーカスの夜に、ほうが、主人公の成長してゆく、描かれている人生の期間が短いせいや、彼自身に身体的点以外に作中で特別な波乱万丈がないせいもあってか、希望があるように感じました。

  • 2015 4/10

  • これ以上大きくならないと知って13歳の時に自立するとは、信じられないぐらいしっかりした子供だ。そして、サーカスに入って1年、綱渡りまで出来るようになる成長ぶり。またサーカスの人々もそれぞれ個性的で、何より優しい。特に出て行ってしまうナットーの哀しみと美しさにホロリとした。

  • 昨年実際のサーカスを見に行った時の感想としては、面白くないことはないが、退屈な部分も少なくなく、このエンターテイメントが多様化した現代では、他にもっと面白いものがあり、お金を出して見るものでもないかなと思ってしまった。舞台から席が遠かったと言うのも有るかもしれないが、子供たちも飽きてしまい、途中で出てきてしまった思い出がある。
    それでも、サーカスと聞き、表紙の絵を見るとワクワクした気持ちになるのは何故だろうか?

    大きくなれない13歳の少年がサーカス団に入り、生きていく話。

    貧乏サーカス団だが、料理が旨そうでお腹が減る。話としては文章、空気の朗らか感はいいなと思うものの、全体としては盛り上がりにかける。

  • う〜ん。
    面白かったです。
    が。

  • 13歳の誕生日にサーカスに入団することを決意した少年の、ステージデビューまでの日々を描いた物語。

    ならずものを集めたサーカス団にしては、団長も団員も、それぞれ素晴らしい芸と人格を持っている。
    サーカスにかける情熱と、レインボーサーカスの一員であることへの誇りが羨ましいほどでした。

  • 優しく、あたたかく、静かに切ない物語。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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