サーカスの夜に

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 786
レビュー : 112
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103311928

感想・レビュー・書評

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  • 両親が離婚し、祖母と二人で暮らす13歳の少年。彼は病気のせいで身長が伸びずにいたが、かつて両親と観たサーカスを忘れられず、入団を決意する。彼をとりまくサーカス団員との交流を通じ、成長をしていく様子を描く。
    前向きな気持ちになれる一冊。サーカスに関わる人々の、楽しさと哀しさが伝わってくる。
    余談だが、コックが作る世界の料理は美味しそう。

  • 猥雑な空間なのに、どこか諦観のにじむ少年の語り口のためか、静謐さが感じられる。絶望という言葉も遠くなった世界での、ささやかな希望の物語。

  • 主人公の少年の成長が短い中で描かれていて楽しい。かつ、自分も少年の頃のように、色々感じ取り成長したいなぁ、と。海外が舞台になっているので、良い意味でリアル感が少し薄く、入りやすいかも。

  • 無国籍の幻想的な雰囲気と思いきや、スマホとか現代的で先進的なモノが出てきて少し世界観がこんがらがりましたが、でもラストとか月の下の綱渡りとか、嫌いじゃないんです。

  • サーカスに魅せられ、綱渡り師を目指す少年の冒険と生長。
    心躍る物語。
    離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。
    忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。
    クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。

  • どこかの国のお父さんやお母さんと一緒に暮らせずにおばあさんと暮らしている貧しい少年はサーカスに憧れています。
    ある時、近くで小さなサーカス団の移動公演があるのを知り、一人でサーカス団に弟子入りしてほしいと頼みに行き、サーカス団に入れてもらう話です。

    さすが「食堂かたつむり」を書いた小川糸さんの作品!ということで、食事に関する描写が美しい! しかし、サーカス団の中でショーで失敗して死んでしまったペンギンを弔うために食べる?!というシーンでは「わーーー!! 食堂かたつむりの再来 」と感じましたが。
    最初は何もできずにコックさんの手伝いとトイレ掃除員としてサーカス団に仲間入りした少年が少しずつ認められ、綱渡りする人になっていく成長を見守る親のような気分になれました。
    サーカス団ってエンターテイメントの世界ですから、引き抜かれたりすることもあるのでしょうね。
    家族のような小さなサーカス団であるからこそ素敵な部分もあるんだろうなぁと感じました。

    サーカス、久しぶりに見てみたいなと思いましたよ。

  • 図書館で借りたもの。
    離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。クラウン、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。心躍る物語。


    少年が主人公だから?糸さんというよりいしいしんじっぽさを感じた。
    (いしいしんじさんも好きよ)

  • サーカス観たくなった。

  • どこの国を回っているサーカス団なのかなぁ。
    サーカスには夢があるよねぇ。

  • 両親の離婚でグランマに育てられた体が成長しない病気を持つ少年が、小さなサーカス団に入り個性的な団員たちの間で精神的に成長しながら綱渡りを学んでいく。
    「少年」と呼ばれていた少年が、最後に自分で名前を決めて、グランマにもその名前で応援してもらえたのが良かった

著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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