おかしな男 渥美清

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 47
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103318248

作品紹介・あらすじ

"誰からも愛された"フーテンの寅こと車寅次郎。映画「男はつらいよ」の寅次郎が、その衣装を脱いだときに現れる素顔の渥美清とは?そして、本名である田所康雄に戻ったときに見せる意外な一面。若き日の渥美清と親しくつきあった著者が、"自らが見聞したこと"だけをもとに、"おかしな男"の肖像を愛情こめて綴る実感的喜劇人伝。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年7月18日読了

  • 2016/08/20 読了

  • 渥美清という一人の役者の死が、松竹という元大手映画会社の存亡を左右したという事実がスゴイ……。

    「寅さん」ではなく、渥美清という芸人・役者について語りつつ、同時期に活躍した同業者たちに対するポートレイト&分析・批評がスルドイ。

    渥美清のような珍しい役者と「男はつらいよ」のような映画は、もう二度と現れないということに気づかされてしまう。

  • どんなに親しくなっても、冷めていて意地悪な目を失わない、冷徹な評伝の傑作。

    「ここに茶碗があるとしよう。これが芸能界だ。で、芸能人とかタレントについて、何か書いたりする奴は、茶碗の縁にこびりついている固い飯粒なんだ。そんなものだよ。」
    〈たかが芸人〉のそんなひとことに気を悪くして、「日本の喜劇人」の渥美清の部分を書いた時には、これがきみの〈飯粒論〉へのぼくなりの答えなんだ、という気持もあった、と語る屈折した作者の、これが到達点なのだろう。超絶面白い、と同時に、ある意味では怖い作品でもある。

  • 渥美清さんの事が書かれた本はかなり読みあさりましたが、個人的にこの本が一番のお気に入りです。描写にリアリティーを感じ、読み終わる頃には渥美清さんという存在が少し近くに感じるような、そんな気分になれました。

  • H20.9.24.IBF.196

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