- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103319214
感想・レビュー・書評
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動物が笑わない、というのはきっと、
面白い事が無くても、つまらなくないから。だと思う。
人だけが笑う、と言われているのはきっと、
面白い事が無ければ、つまらないのだ。
と、悟ってしまったからだ、と思う。
何も無いところから
(面白み)を発見するせきしろさんはすごいっ!
これも、人の成せる偉業のひとつだと思った。 -
タイトル通り、さまざまなシチュエーションに逡巡する人たちのショートショート集。
たまに普通の短編らしきものもありますが、多くの作品で心の葛藤や雪の情景が見事に描かれていますね。
意外なオチを作りたかったのかもしれませんが、終わり方が唐突な印象を受ける作品がチラホラあったのが少々残念でした。 -
郷愁と諧謔、思いもよらない儘ならない人生の落とし穴。。。ブラックなオチにすらユーモアを感じる破天荒な面白さ。『逡巡』躊躇うことなかれ。せきしろ氏の面白さは淀みない。
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期待していた面白さと少し違った。
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だらだらとした日常や考えが言語化され、どこか親しみを感じる独特な世界。脱力していながら自意識が過剰に鋭い文章たちが散りばめられています。
面白いのだけどインパクトに欠けるためか飽きてきてしまった。妄想が行き過ぎているのか、置いてけぼりにあうような感じ。共書で書かれている本のほうが面白いような・・・。機会があったらまた他の著書も読もうとは思います。 -
そういやせきしろさん元気かなと調べたらとぅいったーが賑やかで安心した。
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ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく悲しみにある。天国にはユーモアはない〜マーク・トゥエイン〜
「カキフライが無いなら来なかった」で斬れ味鋭い自由律俳句を披露してくれたせきしろ氏に興味が湧き新たな作品を読んでみた。
これがなかなかそういうわけで玉石混淆下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な創作のオンパレード、狙いは何処だ?何が言いたい?ひょっとしてシュールのつもりか?根底にはレトロに神田川流れてんじゃん!などなどと言いつつも68%くらいは笑わせてもらった。
しかしそこまでしてもらって言うのも申し訳ないのだが私には鶴など助けた覚えはない -
同郷の、同じ高校出身の方、ということで、1年越し?で「出会った」のは、大阪の市民図書館だった。
心に響いた、というか、子供の頃を思い出させてくれたのは、「グラウンドを通る」と「通学路」だ。
たぶん、同じ床屋に行っているな。 -
「去年ルノアールで」が面白かったので今作も読んでみました…いやぁ、ひっじょおに良い出来でしたね! 大きな感動とかはないんですけれども、なんでしょう、読み終わった後、ちょっぴしセンチメンタルになるところとか…かなり気に入りましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
短い短編みたいなのが多々入っています。今回は笑いの要素は少なめなんですけれども、個々の短編にやっぱし「ルノアール」を書いた著者ならではでしょうか、オチをつけたがっているような…そんな終わり方をしてみせますね♪
ヽ(・ω・)/ズコー
こうなったらせきしろ氏の著書全部読んでしまおうか! そんなことを思わせてくれた著書でした…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー
著者プロフィール
せきしろの作品






芸人さんって観察眼が鋭く、それを上手く活用(誇張して笑いに結び付ける)されていますが、日常の中に埋没してし...
芸人さんって観察眼が鋭く、それを上手く活用(誇張して笑いに結び付ける)されていますが、日常の中に埋没してしまいそうなコトに、意味を見出せるって良いですね。
「野球チームを作りたいのだが、あと8人足りない」には笑っちゃいました。
結局ひとり…を絶望から笑いにかえちゃ...
「野球チームを作りたいのだが、あと8人足りない」には笑っちゃいました。
結局ひとり…を絶望から笑いにかえちゃった。
スゴイな~と思います!
自らを笑える者が一番強いって言うのは、まさにコレなんですね!
自らを笑える者が一番強いって言うのは、まさにコレなんですね!