優駿 上巻

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 48
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103325048

作品紹介・あらすじ

生れる仔馬が牡馬でありますように。風の申し子のように速く、嵐みたいに烈しく、名馬の天命をたずさえて生れますように…。若者の祈りに応えて、爽やかな早春の風の渡る北海道の小さな牧場に、1頭のサラブレッドが誕生した。オラシオン(祈り)と名づけられた仔馬は、大自然の恵みのなかで育ち、順調に競走馬への道を歩みはじめるが…。

感想・レビュー・書評

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  • 一頭の競走馬をめぐる濃厚人間ドラマ。競馬描写より人間ドラマをじっくり描いた煮込み料理のような作品。主人公が定まらず、バラバラした結末を迎え、気持ちの良いラストではなかった為上巻の展開の方が良。

  • (1987.04.16読了)(1987.03.28購入)
    第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞
    内容(「BOOK」データベースより)amazon
    生れる仔馬が牡馬でありますように。風の申し子のように速く、嵐みたいに烈しく、名馬の天命をたずさえて生れますように…。若者の祈りに応えて、爽やかな早春の風の渡る北海道の小さな牧場に、1頭のサラブレッドが誕生した。オラシオン(祈り)と名づけられた仔馬は、大自然の恵みのなかで育ち、順調に競走馬への道を歩みはじめるが…。

  • 年末に、実家に帰るのもやめてとにかく読みふけった一冊。
    ギャンブルだ、馬の話だ・・とそんな話ではない。不安、とまどい、逡巡、嘆息・・さまざまな人生を生きることができるできるはず。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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