地の星 流転の海 第2部

  • 新潮社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (428ページ) / ISBN・EAN: 9784103325086

感想・レビュー・書評

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  • 素直でないやつは、あるところから先へは成長しよらん。ー身にしみる話だ。

    学問に熱中したり、芸術に熱中したりする傾向の強い人間は、他人のことに無関心なやつが多い。いっつも傍観者でそのくせ屁理屈を並べて、自分よりも知識のない人間を腹の底では見下しちょる。

    非はいつも相手にあり、何か事が起こると相手のせいにし、自己反省っちゅうことをせん。

    何か問題が起こると、他人のせいにするのではなく自分に原因を求める、それが自分の成長に繋がると自分の中に落ちてきた。

    伊左男との因縁の決着、その後、これからどうなるのか、次巻が楽しみな結末。

  • 流転の海 第二部
    第一部で復員し、事業の再興を果たした主人公が、事業を手放し故郷の南宇和に帰る。
    風雲児の主人公がおとなしく隠居をするはずもなく、また子供時分の恨みを持ち続けていた脇役などが登場。
    そして、故郷ですべきことを終えた主人公がまた大阪に戻るまでを描いている。
    あとがきによると、全5分冊中の第二部となっている。
    当初考えていた構成が、どのように広がっていくのか楽しみになる。

  • 面白くて、時間を惜しんで読みました。第3部も楽しみです。

  • くまさんが田舎の四国に帰る。
    そこで起きる人々との日常、
    一巻の方が多くの驚きがあったが
    二巻もまた熊吾の人柄がみえ、面白くかかれている。
    長いほんだけどアキナイ!

  • つづく

  • とげとげしさのなくなった熊吾。第二部で見せる率直な優しさは男前だと思う。妻は殴るし、勝手なヤキモチは妬くけど純真さの表れみたい。こんな主人公は実は見たことがない。独善的か、優しすぎたり、気弱だったりが、小説の主人公というものだろう。こんな男前でどうする!やっぱり、子供ができたら丸くなるのかな。

  • 流転の海の第2部作目。ますますこの家族の行く先が気になり、第3部も楽しみです。

  • 流転の海第2部
    松坂熊吾が四国に帰っていたときの話。

    わうどうの伊佐夫とのかかわりが大きな軸。

    熊吾は気持ちが若い。

    「なにがどうなろうと、たいしたことはあらせんのじゃ」
    と大きく構えて、へこたれない。

    それに比べると周りの人間の小ささ、
    命のなんと儚いことなど対照的である。

    大阪に戻った熊吾がどうなっていくか楽しみである。

  • 1巻での語り口はそのままに、熊吾の故郷でのお話に移りました。前巻では、裏切りと再生って感じの話でしたが、今回は悪意というか、恨みのお話。熊吾の雰囲気って、本からは、いかつい感じのおっちゃんイメージだったんですが、映画化されてるものは森繁久彌さんが配役なんですね。そういうイメージだったのか・・。

  • 新潮社のPR誌で特集ページを組んでいて面白そうだと思ったのだがイマサンでした。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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