血脈の火―流転の海〈第3部〉

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 121
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103325116

作品紹介・あらすじ

繊細で感性豊かな少年に育った一人息子が二十歳になるまで、自分はまだまだ汚濁のこの世界で戦い続けなければならぬ…昭和二十年代後半、再び大阪に居を構え、事業を展開する松坂熊吾。だが、豪胆に精力的に奔走する彼の行く手に、かすかな影が差し始める。-親子の絆、肉親の縁、熊吾を取り巻く人々との波瀾のドラマを綴って人間の生を照射する渾身の大作。

感想・レビュー・書評

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  • 伊予で育てた伸仁の小学校入学をひかえて熊吾親子三人は大阪に戻ってくる 家は土佐堀の岸辺
    大阪の川べりで暮らし その辺りの人間模様を見聞きしてきた作者にとって 一番書きたかった素材だと思う
    こんな中で小回りのきく小さな伸仁はやくざのチンピラなど親も知らない予想外の人脈を作っていく 裏の川を毎日決まった時間に上下するポンポン船の船長夫婦とも親しくなり 大きな事件にかかわる 
    登場人物は多いが 将来活躍するのかと思うと 小さな子供からも目がはなせない

  • 登場人物が多いです。一人一人の個性が強いです。人間の不可思議さを感じます。なんだか読んでいて胸騒ぎがします。

  • 良い

  • ライフワーク

  • 流転の海、3部作目。相変わらずの熊吾と成長した伸仁との親と子の姿がいいです。4部作目も楽しみです。

  • 流転の海第三部。

    松坂熊吾が大阪に舞い戻ってきて事業を再開するストーリー。

    台風でホースの接着剤が浸水し使えなくなり
    少しづつうまく行かなくなっているように感じられた。

    今後は、熊吾の人生が暗転するのではないかと
    心配だ。

  • 2012年9月西宮図書館

  • これでもかってくらいに、濃い、人間関係の本なのに、ずるずると読んでしまう魅力。悪い男が見せる優しさ、みたいなのはあんまりって思うけど、熊吾は、根本のほうが優しさって感じで、嫌なイメージを持たなくて読める感じがします。

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