- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103328810
作品紹介・あらすじ
お客様満足度日本一/従業員満足度日本一/売上げ伸び率日本一を達成した「最優秀店長」が大公開!高校生のバイトでも「輝く人材」に大変身させる「マクドナルド流人材育成術」とは。
感想・レビュー・書評
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私は最近はマクドナルドのヘビーユーザーである。理由は簡単、安く読書したりモノを書ける処は此処とあと一カ所ぐらいしかないからである。もはや、添加物が云々などとは言ってられない。
この伝説的な「最優秀店長」が実践するカスタマーサービス並びに店舗運営には、あらゆるサービス業が傾聴しなければならない事がたくさんある。
特に、「そのビジネスが生み出している価値を全従業員が共有出来ているか」とか、「バイトの教育は仕事を教えるのではない、初めての仕事をする彼らに人として社会に貢献出来る大人に成長させること」という「学んだこと」を書いている。これは、大切な視点だと思う。
しかし、である。持ち上げて落とすのが、私の書評がよくやる事なのだが、この人の労働感覚はいただけない。鴨頭氏は何度も「自分ひとりが空回りする」ことを自ら諌めているが、本気で反省したのだろうか。
自分に大きな仕事を任された時に、就業時間外で仕事をしたこと(つまりサービス残業ですね)を全く悪いことだとは思っていないのである。それどころか「(他のスタッフたちが)休みなのにわざわざ無給で掃除をしに来てくれる人もいました」とサービス残業を奨励している。マクドナルドで相当上まで登りつめた人間がこういう認識では、下の労務意識は追って知るべしである。
鴨頭氏は、マクドナルドのマニュアル主義を価値が共有出来ていれば、本当のサービスになると強調する。しかし、私は時々スタッフが切り出す前に「ここで食べます」と言って注文するのだが、三回に一回は何処で食べるか聞いてくるのである。「学校では教えてくれないスキルや、お客様からの感謝の言葉。そして仲間とのかけがえのない思い出。お給料だけでなく、今しか出来ない経験を供給すること。それがクルーとして働いて頂くみなさんへの、私たちの約束です。」と、毎回マクドナルドを食べる時に見える敷き紙に書いている。
本当かな~
というのが、偽らざる感想である。
内容説明
涙と感動にあふれたお店こそ、ボクの本当の学校だった――マクドナルドのアルバイト経験者は、これまで実に260万人。ごく普通の高校生でも「輝く人材」に大変身させる「マクドナルド流人材育成術」には、人を「やる気」にさせるための工夫が満載だった。お客様満足度日本一、従業員満足度日本一、売上げ伸び率日本一の「三冠」を達成した「最優秀店長」がその秘密を大公開!
2012年11月16日読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マクドナルド・バカによるマクドナルドでのストーリーとその教訓。
初めはサクセスストーリーのように、当時の思い出と教訓が書かれているので、あーこういう系かと思いましたが、読んでいくと、「そうだ、自分もこうなりたいっていう気持ちあるな」と気付かされます。
なので文章から自分に落とし込んで何を感じるか、によってこの本の印象は変わると思います。
ただ読んだらサクセスストーリーや自己啓発本でふーんっていう感じで終わりそう。あと時代背景もあるが、今で言うハラスメント的な言動もちらほら見えるし、劇場的とも言える筆者の言動を受け付けない人もいると思います。
エピローグが1番この筆者の言いたいことが詰まってると思いました。
マクドナルド、普段全然食べないけどちょっと食べたくなったかも 笑 -
鴨さんの生き方を解りやすく熱くまとめてくれた本。
読み易すぎて、ブワーっと読んでしまった。
同時にマクドの素晴らしさを知る。
仕事って面白い。一生懸命やる人達との仕事ってこんな面白いんだなぁって思う。 -
1.ほぼ毎日お世話になってる鴨tubeファンとして、絶対に読もうと決めていたので購入しました。
2.「人生で大切なこと」と書いてありますが、人との関係性について特化して述べられています。世間一般でいうところの「人材育成術」と呼ぶのでしょうが、自身の失敗から学んだ教訓が熱く語られているので、自叙伝?という方が相応しいのではないかと思いました。また、何のために仕事をするのか、人間にはどんな価値があるのか、素直な気持ちを持っている著者だからこそ書けるストーリーになってるのだと思います。
3. 30分くらいで読めるので、仕事、アルバイトを始める人は絶対に読んだほうが、今後の仕事をより楽しめると思います。さんざん鴨tubeで見てきたので「なんのために仕事をするのか」「人との関係性には何が必要なのか」常に考えてきました。この本を見て、キーワードであろう「尊敬」があるからこそ、他人に優しくなれるうえに、成長も早くなるのだと思いました。 -
自信家な情熱系マネージャーのマクドナルドファンブックという印象。しかしながら同じタイプの人間は少なからずこの方と同じ経験を持ったことがあるのではないか。(私もその一人。)
結局のところマネジメントや人を育てる上で共通するのは「楽しいと感じるよう導くこと」なのではないかも思う。難しいけれどもサービス業においてこれが肝心。 -
(レビュー初心者です。読みにくかったら、申し訳ありません)。
本書を一言で語るなら、、、「熱い!」
マクドナルドに対する愛を超えて、お客様に喜んで頂くことに対する筆者の情熱が、本書全体を通してビシバシと伝わってきます。
とても読みやすいので、是非手にとられて見てください。 -
人材育成本
鴨頭さんはYouTubeをきっかけに知った。
マクドナルド店員ということは知ってたけどここまで遅咲きな人?やとは思わんかった。
(マクドナルド界隈では成功者の部類やと思うけど。)
鴨さんは失敗をしっかり認め、その後のリカバリーを真っ先に考えるところがとても勉強になる。
スシローの本にも書いてたけど失敗した時って性格出るなぁ。
鴨さんはすごく素直なところも尊敬できる。お世辞抜きで真っ直ぐな生き方をしていると誰でもみたらわかる。一瞬で。
最後の本気で世界を変える、という発言。
自分にはどれくらいの本気度があるのか問いかけてみたくなった。落ち着いて時間あるときに考えよう。 -
youtubeで頻繁に出ているので、気になった著者の本をよんでみた。
今から6年以上も前だから、書きっぷりも話しっぷりとはだいぶ違う。
エピソードはおなじみなので、
まぁ、サーっと読めました。 -
7月20日 ハンバーガーの日 にちなんで選書
【以下、https://zatsuneta.com/ より引用】
この記念日は、1996年(平成8年)に日本マクドナルドが制定。1971年(昭和46年)7月20日、東京・銀座の三越デパート1階にマクドナルドの日本1号店が開店した。開店当日、1万人以上の客がつめかけ、1日で100万円以上の売り上げを記録した。ハンバーガーは1個80円であった。記念日は開店25周年を記念して制定された。
マクドナルドは1954年、アメリカのカリフォルニア州で誕生した。創業者はレイ・クロックで、ドライブインを経営していたマウリス&リチャード・マクドナルド兄弟から店の権利を買い取ってハンバーガーチェーンとして展開し、世界のチェーン店に成長させた。
日本マクドナルドの創業者は藤田田(ふじた でん)で、英語の発音では「マクダーナルズ」であったが、日本語として発音しやすい「マクドナルド」の名前を採用した。 -
経営者のありがたい言葉よりも現場の言葉が多く、ためになる。店長職の方には特に刺さることが多いのではないだろうか。