豆の上で眠る

著者 :
  • 新潮社
3.18
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本棚登録 : 4085
感想 : 563
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103329121

感想・レビュー・書評

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  • 第4章までがとても退屈だった。でもオチが知りたくて、最後まで我慢して読んだものの、想像以上とはいかず、期待はずれでがっかり。究極のミステリーというわりに、珍しくない設定だったし、急に下り坂を転がり落ちるみたいに謎が解けて、主人公が哀れなほどに追い詰められる。後味の悪さは、さすがは湊かなえという感じ。

  • 電車の吊り広告に興味を惹かれて読みました。展開が遅く、そのうち佳境に入るのかしらと読み進めながら第5章へ。設定にも多少(多大?)な無理があるように感じ、何を伝えたいのか、メッセージもよくわかりません。絶対映像化できない作品であると感じました。

  • 心にモヤモヤが残った。話に引きつられたからではなく、主人公に感情移入がいまひとつできなかった。現実離れした物語はフィクションとしてはありだが、登場人物の気持ちもフィクションすぎて、読みながら疑問を持った。風景も頭に浮かばない。ちりばめられたヒントが、結末に大きな驚きをもたらすことがなかった。先がなんとなく読めてしまったせいか、ミステリーならではのやられた感がない。
    次は、頭に想像ができる、入り込める本に出会いたい。

  • 過去と現在の切り替えが唐突過ぎて、少し読めばすぐに気付くが、それがあまりに毎回なので面倒に感じた。
    ラストも釈然としない。
    結果を知りたくて最後まで読んだものの、読み返すことはないと思う。

  • 酷いな。登場人物たちの人格をもって酷いというより、物語自体が酷い。小説なんだから虚構だし何が酷いんだって言われても、やっぱ酷い。ここまで荒唐無稽な妄想はどうなんだろう。小学生がそんな・・・。ま、いいや。

  • 湊かなえさんは、結果的におもしろいと感じるかどうかは別としても、引きつける文章を書く人だと思っていました。
    でもこれは、何だか間延びしたような感じで、すごく退屈で。
    ラストを信じてやっと読み終えるのに一週間かかりました。
    ラストを知っても、あまりにも設定に無理がありすぎ、脱力。

  • なんかグダグダグダグダして、その割に驚きもなく、つまんなく終わった。
    タイトルもあんまりうまく感じないし…

  • 湊かなえは好きだから微妙。真相に現実味がなくて。

  • 後味の悪い話でした。

  • 展開がどんどん進んでいくのが、面白く引き込まれたのに…オチでがっかり。

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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