豆の上で眠る

著者 :
  • 新潮社
3.16
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本棚登録 : 3420
レビュー : 518
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103329121

感想・レビュー・書評

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  • 中盤あたりからの思わせぶりな独白文、終盤のオトし具合はさすが湊かなえといった感じだが、前半があまりに退屈。
    また、失踪事件を追いかける家族の心情や行動がとても丁寧に描かれている反面、あまりに都合の良すぎる展開や、寓話を無理やりうまくかけ合わせようとしている感が伝わってしまうところが、少し残念。

  • 湊かなえさんらしい。なんでこんなに人の心をざわつかすんだろう。

  • 相変わらず湊かなえはやってくれる!最後の結末はうーんとうならせるほど、怒涛の展開だった。あらすじを簡単に言うと、私と姉の万佑子は仲が良い姉妹だった。しかし、ある日神社で遊んで先に帰った姉が行方不明となってしまう。それから、長らく家族たちは捜索を続ける日々、変わってしまう生活、周りの人の怪訝な視線を感じる毎日だった。
    ところが、2年経ってから、神社の鳥居の下で姉が発見され、保護される。
    両親は喜ぶのだが、私とおばあちゃんは違和感を感じる。何かが違う。何かが変だ。果たしてこの子は本当に姉なのかーーーー?
    ところどころ、大学生となった私の回想が混じりながらこの事件が語られるが、この事件があってから何年も経った後である事に私は気づき始める。
    その盛り上げ方がさすが湊かなえ、最後まで楽しく読めました。

  • 久しぶりに読んだ湊さんの小説。この作品はイヤミスではないと思う。現在と過去の失踪事件の経過が同時進行で語られる。状況が把握できないまま、謎もほとんど明らかにされないままラストまでひっぱられた感じで、ちょっと中弛みしました。ラストで全ての謎がわかりますが意外性もなかった。残念。

  • もっと気持ち悪いのが読みたい

  • 読みやすいけど結末はうーーん、と
    微妙なかんじ
    ラストで一気に真相が明らかになる

    結衣子の一方通行の思いがつらい
    娘を使って犯人探しとかほんと正気かよ
    色々あっても挫けない結衣子強い

    万佑子頭いいならもう少し考えて、、
    なんだか上手く行きすぎてて違和感
    共感も感情移入もあまり出来なかった

  • なんとも言えない。
    読み始めの言葉の言い回しには感動した。
    どうやったらこんな言い回しが思いつくんやろうと思った。

    最後に一気に真相がわかる感じ。
    物語とあまり繋がりがないように感じられる結末あまり好きでは無い。
    でも主人公が子供の頃から抱いていた疑念は解決できてスッキリした。
    先が気になり早く読みすぎてしまったのかと思う。
    もう少しゆっくり読めば良かった。

  • これはちょっとストーリーに無理がないですかw
    いくらなんでも小学生の女のコが知らない人の家に行ってそのまま何年も生活するってありえないでしょう。
    その違和感が全く払拭されないので、ラストも全く納得できず。タイトルも意味深な様で大したことない。

  • 姉が誘拐された過去をもつ女の子の話。

    姉の万佑子ちゃんは無事だったの?お姉ちゃんは結衣子の想像の中だけに生きてるんじゃないの?もしかして万祐子ちゃんがいなくなったのを信じたくない結衣子の中の人格として万祐子ちゃんが生まれちゃったんじゃないの?
    ・・・とか途中はイロイロと惑わされます。

    本当のことは教えてもらえないわ、ネコを使って万祐子ちゃん探しの囮にさせられるわ、万祐子ちゃんが見つかったらネコは飼えなくなっちゃうわ、見つかった万祐子ちゃんには違和感ありまくりだわ、結衣子ちゃんは踏んだり蹴ったりだね。

    子供だからって真実を教えないのは本当の意味では子どものためにならないってことなのかもね。(だからって何でもかんでも言えばいいってもんでもないかもしれないけど。)

    万祐子ちゃんを誘拐したのが変質者じゃなかったことだけがこの話の救いだった。

  • 姉の失踪により、なりふり構わない母親に協力する妹と家族の心情を描きながら、真相が明らかになる。
    読み始めると続きが気になり、引き込まれていく。
    違和感を持ち続けていた妹にとって、どちらも本物だったのだと受け入れることが出来るのだろうか。
    【2018.09】

著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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